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自分以外のなにかを持つこと

趣味はなんですか?
よく聞かれて困ることもある人もいるかもしれません。
生きていくことにおいては最優先ではないけれど
人生80歳として生きるには、
なにかをするには短く、なにもしないにはとても長いように感じます。

私は幼少の頃、母と弟が寝ているので、暇でよく絵や字を描いていました。
描くという行為が好きでした。
それがずっと続いて今に至るのですが、
私が美術に救われたのは、
自分以外のもの、なにかに没頭したり、楽しめる世界を持てたということだと思います。

人はそこまで強くない、
だから、自分以外のなにか世界がないと、
ものや人に依存しやすくなる。
特に人は反応してくれるので、人は人に依存しやすいけれど、
依存はなにも解決をしてくれない。

人は一人で生まれ、一人で死ぬ。
どんなに結ばれても細胞がくっつくような合体はできない。

その淋しさも愛おしく包み込めるような距離感を
自分以外のなにか好きなことがあったりすると
どのような人やものにもいい距離感を持てるような気がしています。

なんだか虚しいな、淋しいな、
これは生きているから、悩み感じるもの。
考える時間があるからと贅沢だと言われなくもないけれど、
なにもなく過ぎてしまうと、歳をとったときに
あまりよくないのかもしれないと
特に最近感じています。

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