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ぐったりだった臨月期間

☆あとはゆったりマタニティライフ?

 そんなわけで、自己注射を無事に卒業。

 仕事も産休に入り、あとはゆったりマタニティライフを満喫するのみ・・・なのですが。

 わたしはこの臨月の期間、ぐったりと過ごしてしまいました。

 最低限の家事だけして、あとは薄暗いベッドルームで寝たり起きたり、という、今から思えばちょっと心配な状態でした。

 赤ちゃんが産まれる前に、家の中を整理・掃除したほうがいい。

 安産のためにも、せっせとカラダを動かすべし・・・と頭ではわかっていても、カラダがどうにも動かない。

 臨月でお腹が大きい、真夏で外に出る気になれない、という理由もあるのですが、今から思えば、精神的なつかれが出たのかもしれないな、という気がします。

☆流産・死産の心の傷

 流産、死産は、本当に、本当につらい経験です。

 つらいのですが、高齢出産の時期に入っていたわたしに、立ち止まっている時間はありませんでした。またベビーに出会いたかったので、次の妊娠に向けて、努力を続けなくてはいけませんでした。

 そのつかれが、さすがに出てきたかも、という感覚でした。

 さらに、心理的な圧迫は、もうひとつありました。 

 不育症の治療をしながら妊娠し、安定期になっても、「これでだいじょうぶと思ってはいけない」と、心のどこかでブレーキをかけていました。

 説明のしづらい心理なのですが・・・これまでの妊娠で、心拍が確認できたり、妊娠5ヶ月になったり、「もう、だいじょうぶかな」と気を抜いた直後にベビーとお別れする、という経験を繰り返していたので、「気を抜いてはいけない」と思うようになっていました。

☆出産準備、ベビーグッズがこわい

 やっと臨月まで来ることができた。でも、まだ何が起こるかわからない。

 ここまできて、もしものことがあったら、今度こそ心もカラダも耐えられない・・・今までの気の張りと、これからへの不安で、ぐったりしてしまったのだと思います。

 いろいろ用意してしまうと、もしものことがあったときに、そのグッズを見てつらい気持ちになってしまう・・・。

 事前に準備したベビーグッズも必要最低限のオムツと数枚のお洋服だけでした。

☆どうにかなるから安心してください

 結論から言うと、「どうにかなった」です。

 準備不足だったベビーグッズは、出産後の入院中にスマホからネット注文をして手配しました。

 お産は丸1日かかってしまったので、これは運動不足がたたったのかもしれません。でも、その後の育児は乗り切ることができています。

 ウツウツと寝室で過ごせる時間は、赤ちゃんがいるとありません。

 なので、臨月がラストチャンスといえばラストチャンス。

 もし、わたしと同じような状態になってしまった妊婦さんがいたら、「今はしょうがないよ。どうにかなるから、だいじょうぶ」と、声を掛けてあげたいです。

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 陣痛が起きて産院に行き、ベビーの心拍モニターを付けてもらって、やっと、「これで、何かあってもすぐに対処してもらえる」と安堵しました。

 

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