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2020年7月の記事一覧
はじめに〜経過まとめ
不育症の診断・治療を受け、2020年8月に女の子を出産しました。
ごく個人的な体験ですが、検査や治療を受けようか考えている方、またその周囲の方の参考になればいいな、と思います。
☆こんな経過でした まずは、ワタシのざっくりとした経過から。 33歳・・・長男を出産 37歳・・・心拍確認後に流産
38歳・・・心拍確認後に2回目の流産
近所の不妊治療クリニックで
不育症
最後に〜お空の子とおやつタイムと源さんの歌
8月の末に、元気な女の子が産まれてくれました。
不育症治療はここでおしまいなのですが、最後にひとつだけ。
お空に帰ってしまった子の、ご供養の話を。
☆お空に帰った子を忘れたくない これも、ちょっと説明のしにくい心理なのですが。
不育症治療をして新たな命を授かるのはとてもうれしい一方で、「なくなってしまった子を、ちゃんと覚えていてあげられるだろうか?」という葛藤がありました。
死
ぐったりだった臨月期間
☆あとはゆったりマタニティライフ? そんなわけで、自己注射を無事に卒業。
仕事も産休に入り、あとはゆったりマタニティライフを満喫するのみ・・・なのですが。
わたしはこの臨月の期間、ぐったりと過ごしてしまいました。
最低限の家事だけして、あとは薄暗いベッドルームで寝たり起きたり、という、今から思えばちょっと心配な状態でした。
赤ちゃんが産まれる前に、家の中を整理・掃除したほうがいい。
治療を卒業 ムスメの未来も質問
☆臨月になって治療を卒業 33週3日での新横浜・杉レディースクリニックの診察にて。
「2週間後に診察して、それで血流も赤ちゃんの体重も順調だったら、そこで卒業だな。ヘパリンの注射もおしまいでいいでしょう」とのこと。
えー! そうなの?
突然に示されたゴール地点でした。とうとう、ここまで来たんだ!
7ヶ月に渡る自己注射生活。
最終的に、一回も打ち忘れることはありませんでした。
不育症治療のいろいろ
安定期に入ると杉ウィメンズクリニックの診察も3〜4週間おきになり、心身ともに余裕が出てきます。
通院しながら発見した細々としたことを書いておきます。こちらも、実際に通院する方の参考になれば・
☆診察の予約はちゃんと取れます 初診の検査予約はなかなか取りにくい杉ウィメンズクリニックですが、通院の段階になると、通常の産科クリニックと同じような感覚で予約はちゃんと取れます。
完全予約制なので
出産するクリニックを転院〜不育症はハイリスク¿
☆不育症の妊婦はハイリスク? 安定期に入り、ちょっとリラックスムードの診察にて。
杉先生とわたしの地元の産婦人科クリニックの先生とが旧知の仲とのことで、ちょっとした雑談になりました。
当時、わたしは妊婦健診のために市民病院へ通っていましたが、本当は長男を出産した地元のクリニックで出産したい、と希望していました。
杉先生は、「あの先生だったら、もしかしたら不育症でも出産を受けてくれるか
自己注射のトラブルについて
自己注射をしている中で、いくつか遭遇した小さなトラブルについて書いてみます。実際に体験される方のご参考になれば。
☆針が外れてしまった 注射器本体に針をギュッと押し込んでセットするのですが。ここのセットの仕方が弱かったようで、注射している途中で針と本体が外れてしまったことがありました。
カラダに針がささったままで、本体からは薬液がこぼれてしまう、という状況で一瞬すごく焦るのですが、ここは冷
自己注射生活スタート〜はじめは通院が大変
☆自己注射は12時間おき、1日2回 ヘパリンは、注射をしてから約12時間で体内での効果がなくなってしまう、という性質があります。
ということで、自己注射は1日2回、12時間おきに行うことになっています。
我が家は、当時小学1年生の息子がいる共稼ぎ家庭。
息子の起床時間より前に注射を済ませたいと考えたので、朝6時を注射の時間と決めました。
定時で退社できれば夕方6時頃に帰宅することができ
自己注射の指導を受ける〜やるしかない‼︎
☆胎のうが見えたら、治療スタート 不育症の検査から8ヶ月後。
妊娠が判明し、胎のうも無事に確認。杉先生に「胎のうが見えたら、治療を始めるから連絡してください」と言われていた日が、ついにやってきました。
杉ウイメンズクリニックに電話をすると、診察の予約はすぐに取れました。
夫くんとともに、久しぶりに新横浜へ。
診察をしてもらうと、高精度な機器のおかげか、まだ妊娠6週目だったのに心拍を
不育症の治療〜妊娠する前はかんたん
☆治療しますか? 不育症の診断について説明をいただいたあと、杉先生から問われたのは、「それで、どうしますか」ということでした。
「治療をしますか?しませんか?」という、シンプルな2択です。
「治療します。お願いします」と夫婦で答えると、血栓をできにくくするための血液をサラサラにしする具体的な話がはじまりました。
☆治療その1〜アスピリンを飲む ひとつには、アスピリンを服用すること。
診断を受けて考えたこと〜「自分に原因がある」という意味
検査結果が出る日。
この日も、夫くんと2人で杉ウィメンズクリニックに行きました。
結果は、「不育症である」。
血栓ができやすい体質が、流産・死産の原因になったのだろう、という診断でした。
ショックでした。
血栓について自覚症状はないし、通常の健康診断でもとくに指摘されたことはありません。
念のために、と専門的な検査は受けたものの、自分に不育症の診断が出るとは、あまり想定し
専門クリニックへ行ってみる〜前に進んでいるのかな
さて、不育症検査の診察初日。
持ち物は、流産・死産の経過をまとめていただいた産婦人科クリニックでの紹介状と、事前に家のパソコンでプリントアウトして記入した問診票。
あとは「診察当日は、油っこい食事は避けてください」と言われたのみです。
夫さんの来院はとくに必須ではないけれど、ご一緒でもいいですよ、とのこと。なんとなく不安だったので、夫婦2人で行くことにしました。
新横浜駅か
流産・死産の絶望の中で検査をすすめられるということ
娘を死産してから、2週間が経ったときのことです。
いろいろとお世話になった産婦人科クリニックの診察室で、主治医から専門医療機関での検査を勧められました。
3回の初期流産と、22週での死産。
これだけの経過があれば、検査を勧めるのは医師として当然だろうな、と思いつつも、そのときのワタシは消極的でした。
消極的になっていた理由は2つありました。
ひとつめの理由は、最初の妊娠で息子