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行ったつもりで北海道『だて縄文の丘北黄金貝塚公園』その2

さて、その1では貝塚を紹介しました。
詳しくはこちらから↓

貝塚A‘、Bを見てまわると、小道が二手に分かれます。
左には復元された集落、右には「縄文の森」という名の散策路です。

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写真は散策路の出口です。
散策路の中も撮りたかったのですが、余裕がなくて撮れませんでした。
生い茂る森の中の獣道な散策路なので、湿った土や落ち葉が滑る。
人ひとりがやっと通れる道幅で、小枝を避けつつ通る小道。
丘なので斜面もあり、風景を楽しんで散策する余裕もなく怖々脱出したのでした。
縄文時代もこんな森の中を行き来していたのかな。

散策路を抜けてようやく舗装された道が見えました。

と、その前に。
左に復元された竪穴式住居があります。
住居手前に水場の祭祀・儀礼場があったのですが、写真は撮りませんでした。
さて、小川にかかる小さな橋を渡って、住居を見にいきましょう。

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竪穴式住居の一戸は中がライトで照らされていました。
他二戸はライトはなく、日中でも真っ暗。
あの暗さですから、火は絶やさなかったのかもしれませんね。

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ライトのついている一戸の中の様子です。
屋内は十分立って歩ける高さがあります。
正面に置かれているのは縄文土器でしょうか。
鹿のツノは何に使ったのでしょう。

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住居の中心に囲炉裏があります。
その上には木が組まれていました。

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中から見た出入り口の様子。
光が差し込んで綺麗です。
間口は大人が屈んで入れるくらいです。

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夜はむしろで出入り口を塞いだのでしょうか。

住居の様子は以上です。

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舗装された道を右側に上ると資料館があります。
のぼりは立っていましたが、この日は閉館していました。
入れる日が楽しみです。

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もう一本の木々に挟まれた舗装された細道を緩やかにくだると、駐車場に出ます。
駐車場に出る脇の石碑に、ウスバカゲロウが止まっていました。
水場の祭祀・儀礼場の水が綺麗なことがうかがえます。

以上で「だて縄文の丘北黄金貝塚遺跡公園」のご報告はおしまいです。
遺跡をめぐるのに、うっすら汗ばむくらいの規模。
縄文人の思想や暮らしに触れ、もう一度訪れたいと思う場所でした。

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それほど険しい道ではありませんが、歩き易い靴で行くことをおすすめします。
「だて縄文の丘北黄金貝塚遺跡公園」
丘というだけあって景色も綺麗です。
近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
チヒロ


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