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MOVIE LIBRARY~映画の部屋~

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映画感想をつらつらつらつら・・・つぶやいています。このマガジンをきっかけに、貴方のお気に入りの映画が見つかれば幸いです。※ほぼネタバレしています
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セクシー田中さん-作中に登場した映画-

小さな恋のメロディ ローマの休日 きみに読む物語 ティファニーで朝食を タイピスト エターナル・サンシャイン her/世界でひとつの彼女 タイタニック レボリューショナリー・ロード ミスト カッコーの巣の上で タクシードライバー ダンサー・イン・ザ・ダーク 八甲田山 マレーナ グリーンマイル 明日、君がいない 少年は残酷な弓を射る イエスマン “YES”は人生のパスワード きっと、うまくいく マダム・イン・ニューヨーク ブルース・ブラ

本日スタート。第18回難民映画祭2023

今日から第18回難民映画祭がスタートします。 2023年。めまぐるしい激動の時代。 文化芸術の復興と人間復興の声が世界中であがっています。 映像、音楽は世界共通言語。 映画の力でできること、アート、創造でしかできないこと、アート、創造だからこそできることを、映画を通して味わい、心に刻みたいと思います。 スマホやタブレット、パソコンで鑑賞できるオンライン公開もあります! 国連UNHCR協会主催。 日本初公開となる5作品を含む6作品をオンラインと劇場で公開! リスト:彼ら

TENET テネット

Tenet(アメリカ・イギリス/2020) 監督 クリストファー・ノーラン ノーラン作品、コンプリートしています(笑) ノーラン作品のお約束で、何度も周回視聴すればするほど、深く刺さっていきます。 前フリなしに、怒涛の展開。 ノーラン作品では、アップで映されるものは必ず重用な伏線。 さらっと触れるだけで深く語られませんが、2周目視聴で彼女の正体もじわっとわかってきます。 それは、はじまりであり、おわりであり―― 後になって気づくのですが、あらゆる場面に、彼が存在して

アトラクション 制圧

Притяжение Prityazhenie(ロシア/2017) 監督 フョードル・ボンダルチュク Фёдор Серге́евич Бондарчу́к またまた謎の邦題です(笑) 「制圧」って一体ドコから来たのでしょう。 一時期、スペイン映画とロシア映画にやたらにハマった時期があったのですが、今だからこそ観たい、この一作。 隕石雨に当たり、故障した謎の飛行物体。 NATOか!?と問答無用で撃ち落とすロシア政府。 待って待って、対話は無いの~~!?😨 都市の真上

インターステラー

Interstellar(アメリカ/2014) 監督 クリストファー・ノーラン 何度も配信で視聴したあげく、結局DVDまで買ってしまったこの一本。 それなのに、長らくレビューしなかったのはなぜか、というと。 ずばり。 できないからです(笑) もともと言語化できないものを感性にそのまま伝えるのが映像、映画というもの。 この作品はその真骨頂です。 名作を無理に言語化する必要もなく、またできません。 百聞は一見にしかず。 観て、感じて、味わって、心いっぱいに堪能する。 それ

パッセンジャーPASSENGERS(2016)

PASSENGERS(アメリカ/2016) 監督 モルテン・ティルドゥム 時は未来。 スペースコロニーが一般的になり、移住ビジネスが巨額の富を生む世界。 巨大星間宇宙船の中、襲い来る、トラブル――。 というと、運行会社の不正や闇、はたまたAIの凶暴化!? と思いがちなのですが、そんなことはありません(笑) 冒頭から、幻想的で美しい宇宙船に目を奪われます。 完全自動運行の、動くものはAIやロボットだけ、という宇宙船でたったひとり、120年のはずの眠りから目覚めてしまったとし

草原の実験

ISPYTANIE、Испытание、Test(ロシア/2014) 監督 アレクサンドル・コット 現在進行系で様々なことが起こっている今このとき(2022年)、観ておいた方がいい、観るなら絶対に予備知識ゼロで!とオススメされたこの作品。 観終わってみて、本当に観てよかった、と感じる一本でした。 予備知識なしに鑑賞しはじめた結果、登場人物ふたりの様子に、児童婚の物語なのかと思い込んでしまいました。😨 途中から父子だと分かり、脳内で軌道修正しました! どうしてそんなトンデ

彼らが本気で編むときは、

日本/2017 監督 荻上直子 荻上監督の映画は、ふいに始まります。 ふと気づくと、登場人物のすぐ隣に、いつのまにか自分が立っているような感じ。 ひとりぼっちのトモ。 エサのようにあてがわれるコンビニのおにぎり。 ゴミ箱。 いつも握りしめている古いタオル。 寡黙な画面なのに、それだけで、トモの境遇がわかります。 冬枯れの冷たい橋の上に立つ、よるべないトモの姿。 ひどく悲しいはずなのに、凍りついたような無表情に、こういう扱いを受けることに、すっかり慣れてしまった切なさが、

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パッセンジャーズ

PASSENGERS(アメリカ/2008) 監督 ロドリゴ・ガルシア すっかりVR(Virtual Reality)が身近になってきましたが、VR技術の無い頃、私たちが、映画や小説を通じて仮想現実を体験していたのだ、ということを改めて思い出させてくれる一作です。 作品のどこに触れてもネタバレになってしまう(笑)というこの作品ですが、この映画を味わうには、やはり二度の視聴がオススメだと思います。 一度目は、さらりと鑑賞できてしまいます。 一度目ももちろん、楽しめます。 け

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ALONE アローン

Mine(アメリカ・スペイン・イタリア/2016) 監督 ファビオ・グアリョーネ、ファビオ・レジナーロ 予告編は難しいなあ、と感じた一本です。 この予告だと、戦争映画だ!!と期待して観てしまう方多数。 けれどもこれは、実は戦争映画でも、スリラーでも、アクションでもありません。 かといって本筋に触れる場面を予告に織り込んでも、きっと伝わらない――。 邦題もかなり微妙です。 やはり原題のMineがしっくりきますね。 はじまりは、テロリスト暗殺任務をうけて砂漠の中で相棒と待

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きっと、いい日が待っている

DER KOMMER EN DAG/THE DAY WILL COME(デンマーク/2016) 監督 イェスパ・W・ネルスン デンマークのコペンハーゲンの都市部からやや離れた場所にあった、ゴッドハウン児童養護施設で実際に起きた事件を元に、制作された作品です。 半世紀が過ぎた今でも、被害者達の苦しみは続き、児童虐待がどれ程、人の人生を破壊するものなのか、そして一度破壊された人生は二度と元の姿には戻らず、破壊しつくされた、そこからまた一歩一歩、歩み始めなければならないという困

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彼女が目覚めるその日まで

Brain on Fire(アイルランド・アメリカ合衆国・カナダ/2016) 監督 ジェラルド・バレット ニューヨーク・ポスト記者のスザンナ・キャハランの自伝の映画化。 夢を叶えたばかりのスザンナは、仕事も私生活も順調。 はじまりは、「風邪みたいな感じ」 小さな不調は、日を追うごとに、深刻さを増して行きます。

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ナイロビの蜂

THE CONSTANT GARDENER(イギリス/2005) 監督 フェルナンド・メイレレス フェルナンド・メイレレス監督のシティ・オブ・ゴッド(Cidade de Deus /2002)にはただただ、度肝を抜かれました。 衝撃が強すぎて、しばらく映画から受け取ったものが何なのか、分からなかったくらいに衝撃でした。 もちろん、テレビバージョンもコンプリートしました。

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さまよう獣

日本/2012 監督 内田伸輝 ふたりしか乗客のいないバス。 その中で、空腹に鳴る腹の音。 なんでもないことのように、見知らぬ人に、おにぎりを差し出すおばあちゃん。 どこにも行き場所が無いとき、頼れる人が誰もいないとき、 そんなとき、空腹の体に、差し出されたおにぎりは沁みるものです。 ああ、そうだよね。わかる、わかる。 そう感じた瞬間、もうこの物語に引き込まれてしまいます。

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