ちょっと人生観が変わった話(食とお金)
こんにちは、ちひろです。
かなり久しぶりの更新になってしまいました。
少し前の話しですが、ある本と出会って、私の人生観がちょっと変わりました。
人生観と言うと大袈裟かもしれませんが、具体的には「食生活」と「お金の使い方」が変わりました。
何がどう変わったか…をお話しする前に、その「ある本」をご紹介しますね。
稲垣えみ子さんの『もうレシピ本はいらない』という本。
めちゃくちゃおすすめです。
この本を読んで始めたこと。
●干し野菜
人参、大根、えのき、椎茸、玉ねぎ
色々干しています。
干すことで旨味がぎゅっとなって野菜の出汁が出るのです。
太陽が半分くらい火を通してくれているので、料理が時短になるのも地味に嬉しい。
●ぬか漬け
通販で糠床を買い、人参やきゅうり、大根を漬けています。
夫の晩酌のお供にもなるし、夕飯に野菜が足りない時にササっと出せるのもありがたいのです。
そして、めちゃくちゃ便通が良くなったのも嬉しいポイント。
●土鍋でご飯を炊く
土鍋ごはんなんて、面倒くさそうだし、失敗しそうだしものすごーーーーくハードルの高いものだと思っていましたが、この本に書かれていた超簡単な炊き方で試してみたら…私でもできましたーーー!喜
うまく炊けた時、ちょっと水っぽくなった時、少しの失敗はあるけれど、それもまたご愛嬌。
炊飯器だと味も素っ気もない「作業」が、土鍋でご飯を炊くと、毎回ワクワク楽しい「体験」になるのがこれまた良いのです。
●味付けは、塩か醤油か味噌!
今まで私は、味付けにクックドゥなどのレトルト調味料を愛用していました。
あとは、レシピを見ながら味付けしたり。
いちいち分量を計って失敗しないようにやっていました。
それを、味付けを塩か醤油か味噌にしたところ、あら不思議。
料理が本当に楽になったのです。
私は味噌味にハマっていて、豚や鶏、魚を味噌に漬けておいて野菜と一緒に焼いたり、単品で焼いたり煮たり…というのをよくやっています。
これぜーんぶ、本に書かれていた内容です。
本の内容を全部紹介したいくらいなのですが、特に刺さったのをいくつかご紹介しました。
それからというもの、自給自足や素朴な暮らし、田舎暮らしに興味を持った私は、本も良いけど、そんな感じのドラマや映画はないか?探しました。
うふふ。
ありました。
影響を受けた作品をもう一つご紹介します。
Huluで発見した、Little Forestという映画。
主人公(橋本愛さん)が東北の田舎で自給自足生活をしている話なのですが、それがなんとも良いのです。
素朴なんだけど、おしゃれにも感じる、とてつもなく不便なんだけどそれが愛おしくなるような、、とにかくなんでも自分で作って食べているのです。
本当に尊敬します。
さて、この映画を見て始めたこと
●お菓子を手作り
凝ったお菓子は作れないし、作りたくないし、うちにはオーブンも無いので作れるお菓子には限界があります。
この映画にチラッと出てくる「おやき」なら私でも作れそう!と思い、小麦粉とふくらし粉とあんこで人生で初めてお菓子を作ってみました。
分量なんて適当で、それがまた良いのです。
その適当さが、私の料理…特にお菓子作りのハードルを下げてくれました。
●はっと汁(小麦粉って使える!)
また小麦粉の出番なのですが、干し野菜と豚肉か鶏肉があれば、はっと汁が作れます。
きのこ類と鰹で出汁を取って、市販の白だしやら醤油やらで汁を作ります。
そこに、小麦粉と塩を水で練ったものをちぎって入れれば、福島の郷土料理「はっと汁」の完成です。
ものすごい具沢山なので、この汁だけですごい満足感があります。
小麦粉なんて今までトンカツを揚げるときに肉にまぶすくらいしか使ってこなかったのですが、こんなに色々できるんだ!と、驚いております。みくびっておりました。笑
ここまで、食に対してちょっと意識が変わった…ということを書いてきました。
次にお金について書いていきます。
お金の意識がどう変わったかというと。。
この本も映画も、食のことを取り上げていますが、同時に「お金をかけなくてもここまで楽しめる、豊かな食生活ができる」と言われているような気になります。詳しくは書ききれていませんが。
(ぜひ、本も映画も全て読んで、観てほしい)
この2つの作品のおかげで、私は「お金をかけずに食事を楽しむ!」ということができるようになってきました。
すると、なんだかそれが「節約」という意識ではなく「お金をかけず作って食べるということが楽しい!」と感じるようになってきました。
今なら、楽しく節約できるかもしれない!そう思いました。
私はこれまで、家計簿なんてつけたことがなかったのですが、せっかくだからこの機会につけてみようかな…?と思うように。
ですが、私は生粋の面倒くさがり屋。
すぐにこんなふうに思いました。
いやいや、でもレシートをもらうたびに、アプリや手帳に金額を入力して、それを1日に何回もするんでしょ?
めんどくさい!!!無理無理!
と。
やっぱりやーめた!と思ったのですが、
その瞬間フ…と、
いや待てよ…。私って、そんなに頻繁に買い物してるの?…逆に!
一生懸命働いて稼いだお金を、無意識に近い状態で湯水のように垂れ流しているのかもしれない…!!
金額を入力するのも面倒なほどお金を使っているのか?!
ということに気がついてしまったのです。
これまでのお金の使い方を思い返してゾッとした私は、
その日から家計簿アプリをつけ始めました。
すると今月、今まで余らせられなかった生活費の中から、なんと3万円も残すことに成功。
月の途中から始めてこの成果は、我ながらなかなか素晴らしいと思いました。
やったー!!!!
何にいくら使っているのか可視化することで、使ったお金を家計簿と心に刻むことで、無駄な買い物が減り、心も家も冷蔵庫もスッキリしました。
ちなみに、この浮いた3万円は、農泊(農業体験+古民家に宿泊)に使うことにしました。
無駄な買い物をやめて浮いたお金を、家族との思い出や娘の体験に使う。
そんなふうにできるようになったのは、間違いなくこの本に出会えたことがきっかけです。
感謝、感謝、感謝です。
次回のnoteでは、浮いたお金で楽しんできた「農泊」について書きたいと思います♫
お読みいただきありがとうございました😊
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