なぜバズるコンテンツの予想は大体外れるのか?
最近、いろんな記事や動画を出していて思うことがあります。
自分的に「これはいける!」と思ったコンテンツは意外に反応が薄く、「これはそんなに反応ないかな」と思ったコンテンツほど反応がある
経験ありませんか?
特に、前者のいける!と思ったコンテンツに反応がないと寂しくなりますよね。なぜ予想がそんなに外れるのか?今日はそこについて考察します。
結論:人々は自分の欲望を言語化できないから
本物の欲望は水面下に
朝渋の著者イベントで「アイデアはあさっての方向からやってくる」の著者・嶋浩一郎さんから聞いたお話です。
私より上手くまとめていた方がいたので引用させていただきます。
人が言語化できている欲望は氷山の一角で、ほとんどの欲望は言語化できていないということ。言語化できていない欲望を「インサイト」と呼びます。
インサイトはムダに宿る
インサイトを見つけるには、一見ムダと思われることでも積極的に情報を取りに行くことだと嶋さんは語っていました。
課題と関係ないところにこそ、課題を解決するためのアイデアが眠っているのだと。
たとえば、新幹線の騒音を防ぐためのパンタグラフのアイデアはフクロウから生まれたし、回転寿司のアイデアはビール工場のベルトコンベアから生まれた。
この例から分かるように、人々の課題を解決する画期的なアイデアは想定外のところにあるのです。
なぜバズるコンテンツの予想が外れるか?
記事テーマに話を戻していきます。
バズるコンテンツは、氷山の下にある言語化できていなかった欲望に訴えかけることに成功したから広く共有されるのだと思います。
言語化できないことを予想するのは難しいですよね?そういうことです。
人々が言語化できていない欲望をプロダクトに落とし込んだ良い事例がiPhoneです。iPhoneが生まれる前は、iPhoneのようなものが欲しいと言った人はいなかったと思います。スティーブ・ジョブズが氷山の下に眠っているインサイトに応えるプロダクトを作って、世に発表した。人々はみんな「そうそう、これが欲しかったの!」となって、世の中のスタンダードになったという流れです。
嶋さんは、「最高にセクシーな仕事は、人々の見えない欲望を提示する仕事だ」とおっしゃっていました。見えない欲望を提示できる人が優れたマーケターなのです。
見えない欲望にリーチするような“バズるコンテンツ”を意図的に作れるようになるには、色んな角度からコンテンツをたくさん出してその都度反応を検証していくしかないのかなと思います。
私はまだまだその経験が少ないので、コンテンツに対する反応の予想が大体外れるのは当然のこと。そう思うと、「反応がないかもしれない」という不安や「思ったより反応がなかった」という落ち込みをあまり感じなくなりました。
なので、とりあえず今は自分の予想は置いといて、どんどんコンテンツを出していき、感覚を磨いていこうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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