木頭5日目

今日は午前中に図書館へ行き大沢善和さんにお話を伺いました。午後からは細貝さんと共に木頭散策へ行きました。

図書館では図書館法や今の図書館の現状と歴史などを伺いました。大沢さんによると、図書館は海辺、離島には比較的あるが、山には少ないようです。

木頭図書館は平成3年8月1日に開館しました。図書館の運営はNPOによってされています。現在の雇用問題としては、人件費削減のため館長や副館長以外は契約社員を雇っている所もあるということです。「ほとんどの司書の資格を持っているにもかかわらず、賃金が安い」と仰っていました。実際に、徳島市立図書館の契約社員の方は時給が750円と伺い、とても安く感じました。

図書館の運営はアメリカで図書館がコミュニティの中心となっていることを知り、それから計画が始まったようです。図書館は施設(開架・閉架)、資料、職員(司書)の3つの要素から成っているということも教えていただきました。

木頭に図書館がなければ、1番近いところで50km先… 図書館があることで地域の人々の交流が増え、本をすぐに借りて利用できる環境があるというのは大切なことだと思いました。今日も10時半からは保育園の子供たちとお話玉手箱の皆さんが図書館で本の朗読と人形劇を行っていました。こうした年配の方と子供達の交流する場があることはとても良いことだと感じました。

午後からは細貝さんに木頭散策へ連れて行っていただきました。何箇所か神社を見て回ったのですが、大山祇神社への道のりが道無き道を進んで歩いたので、まさに山の探検のような感じでした。細貝さんはビーチサンダルを履いていたにも関わらず、とても歩くのが早くて驚きました。

吊り橋にも何箇所か連れて行って頂きました。どこの吊り橋からも、見える川の水はとても綺麗でした。とても澄んだ水が流れていて、ところによってはエメラルドグリーンのように色づいて見えました。1番最後にはあめごの養殖場に行きました。成長の段階で別れており、あめごの中でも種類がいくつかあるということを知りました。今日はとても暑かったのですが、とても楽しい散策でした。

夕方7時からは持ち寄りでみなさんと夕食をいただきました。私たちは頂いた野菜を使って煮物や炒め物などを作りました。徳島のソウルフードと伺ったフィッシュカツが美味しかったです。ご飯を食べながら、中川さんご夫婦からも話を伺いました。海外で働いていた時のことや、徳島での活動は興味深かったです。発展途上国の話から広がり、虫を食料として食べる話もとても面白かったです。色々な経験をしている方たちが集まっていると、話も様々な分野について聞くことができるのでとても良い機会だと感じました。残りの木頭生活でも色々なことを聞けたら、と思いました。

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