木頭10日目

今日は松明作りをしました。
1日かかる予定だったのですが、岩男さんや秋兄が来てくださったおかげで、午前中で終えることが出来ました。
まず初めに、木を先を尖らせる形になたで切りました。実際にやってみると、見ているよりも数倍難しい…何度も刃を当てないと中々思うような形になりませんでした。普段はなたを使う機会がないので、体験してみて両刃よりも片刃の方が使いやすいなど、新たな発見がありました。

次に、その切った木を使って松明の中側を徐々に詰めていきました。背が高くなると、脚立などを使って上から木づちを用いながら行いました。周りの板を増やしながら作っていくので、紐で少しずつ固定しなければなりません。きちんと結び目の位置が揃うようにしていて、細部まで気をつけながらやっていくことが大事だと感じました。

最後は軽トラックに立てかけながら行いました。真ん中にある木を中心に、足りないところへ木を詰めていき、広がりが大体同じになったところで完成しました。
松明を作り上げる過程を見て、広がっている側が上だと思っていましたが、細い先の方が上になったので少し驚きました。
中心にあった木も切り落とされ、松明作りを体験しなければわからない行程がたくさんあるのだなと感じました。

完成した松明を軽トラックに乗せ、小学校まで運びました。立てたときに少し斜めになっていたのですが、しっかりと立っていたので良かったです。

暑い中の作業でしたが、完成した松明を見て達成感が湧きました。普段は出来ない体験なので、木頭で経験できて良かったです。

昼食を食べた後は、兵庫自然教室の皆さんと共に少し川へ行きました。私たちは足を水につけるぐらいだったのですが、みなさんは一本乗りを体験していました。

帰りには、植木さんがアイスを買ってくださり、暑い中のアイスは最高でした。
農協に寄った時に秋兄に会ったので、夜は秋兄のところへ行き、ご飯を食べました。野菜もお肉もとても美味しかったです。
秋兄の手作りのスプーンを見せてもらい、4つも頂きました。
今の時期には作らないといい、いつも冬になると作っているそうです。専用の機械などは使わず、自分の手で道具を使いながら作っているので、全て一点ものだと言っていました。木頭の方は本当に、食材においてもモノにおいても自給自足の生活をしていると感じます。また、手先の器用な方がたくさんいらっしゃると日々感じています。


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