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浪人が決まり、予備校か宅浪か迷っている人へ

受験お疲れさまでした。

もう一度頑張ると決めたあなたを私は心の底から応援します。

予備校どうしよう?どこがいいのかな?それとも宅浪?

一口に浪人といっても、来年の合格へ向けての手段はたくさんあります。

予備校に通うか宅浪にするか迷っている方にまず、読んでいただきたい本があります。

それがこちら、『独学大全』です。

とても分厚い本で、すべてを読む必要はありません。

今の4月からどうするか決める段階で、とりあえず最初の30ページほどだけ読んでください。自分は予備校に通うべきなのか、宅浪するべきなのかが分かり、これからの勉強の重要な指針となってくれます。

私自身、二年間の浪人を経験し、一年は宅浪、もう一年は予備校に通ったのですが、この本を読んでいれば、違う選択をしていたと思います。

勉強は、自らの生存に関する本能や直感といった感覚的なことと相反するものです。言ってしまえば、今日の食糧さえ確保できれば生命を維持することはでき、じっと座ってペンを持って紙と向き合い、ひたすら耐え続ける苦行のような勉強なんて必要ありません。

しかし、私たちはなぜ勉強するのか?なぜ学校があるのか?一人で本能という誘惑に立ち向かうことはできるのか?

など、10代20代の若くて柔軟な大切な時期に、勉強漬けの日々を送るみなさんに知っておいてほしいことばかりが書かれています。

浪人生活を始めるにあたってこの本を読んだかどうかは、受験の結果だけでなく、そのあとの人生へのモチベーションや幸福度にも大きく影響するはずです。

浪人生活は自分と向き合うとても貴重な経験になります。

いい意味でも悪い意味でもその後の人生を大きく変えます。

これまで通ってきた学校での生活って、部活をして、文化祭を頑張って、定期テストの勉強をして…というように、大体みんな同じような経験をしています。言ってしまえば、学校や会社などの組織に属している場合、それなりに充実した生活が送れます。

しかし、ここで浪人という選択をすると、いったん社会から逸脱することになります。つまり、浪人生活において、今まで以上に自分を律して、自分で自分をコントロールしないと、満たされない毎日が続きます。

大学に進学して楽しそうな毎日を送っている友達を見て、「なんで自分は・・・」と思ったら、要注意です。

「浪人って意外とつらくない、学校で課題に追われていた時よりも楽じゃん。」というのも、受験失敗注意報です。

他人と今の自分の状況を比較する、楽を感じる、といったことがあれば、それは今の状況を考察して改善する時です。

なので、そのような症状が出たら、もう一度『独学大全』を読み返しましょう。

妥協して滑り止めの大学に進学せず、あえて浪人という苦しい道を選択した人にしか得られないことはたくさんあります。

楽している時は学べることはほとんどありません。大変な思いをするからこを学びがあります。

このことを肝に銘じながら、『独学大全』を勉強の指南書とし、充実した浪人生活が過ごせることを願っています。


お読みいただきありがとうございました。

来春こそ納得のいく結果が出ますように、応援しています。


最後まで見ていただきありがとうございます。 また是非読んでいただけると嬉しいです!