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台湾デジタル担当大臣のオードリー・タンさんがすごかった。


今朝、ハフポストで生配信されたオンラインイベント「台湾の"天才デジタル大臣"に聞く、民主主義と多様性のこれから」でのオードリー・タンさんへのインタビューがとてつもなく素晴らしかったのです。

オードリー・タンさんといえば、プログラマーでもあり、コロナ禍の台湾のマスク不足を解決に導いたことで世界中から注目を集めた台湾デジタル担当大臣。
史上最年少の35歳で入閣し、台湾の閣僚としては初めてトランスジェンダーをオープンにしています。

以前拝見したインタビュー記事では、大臣でありながらも、政府のために仕事をしているのではなく、あくまでも政府と共に仕事をしているのだと話していたのも印象的。

"大臣"というと、なんだか堅苦しくて、話しも難しくて、というイメージを持つ人も多いと思いますが、今朝のライブ配信を見てみると、とても落ち着きのある優しい雰囲気で、気さくで、お洒落な言葉選びが素敵でした。

なによりも大臣がライブ配信に参加する、ということ自体が素晴らしいなと感じましたが、今回のライブ配信しかり、会議やインタビューはなんと全て公開し、"見える化" しているそう。こうした徹底した透明性が国民からの信頼へと繋がるのですね。

今朝行われた90分間のインタビューでは、先日亡くなられた李登輝氏の話しからはじまり、台湾のマスク不足を解消した「マスクマップ」のこと、政治、教育、台湾と日本の違い、日本は今後どうしていくべきか?など、様々な質問に対し、とてもわかりやすく答えていました。

トークの中では、「台湾がこんなにも進んでいるのか!」と驚くことばかり。特にリバースメンターシップはもっと日本でもぜひ推進してほしい・・・

とにもかくにも心に響く言葉ばかり。名言連発です。表現が詩的でほんとに素敵なのです。

「みんながマイノリティ。左利きの楽しさを考えてみる。それぞれが違いを持ち込むことで社会はもっと豊かになる。」
「全てのものにはヒビがある。そこから光が漏れている。その光を見つけよう。」

違いを分けるのではなく、違いをシェアする。誰もがそういう考えになれば、より豊かに、よりハッピーになれそうです。

そして、どんなこともポジティブなエネルギーに変えられるんだなぁ、何事も捉え方次第なんだなぁと改めて感じさせられました。

アーカイブも残っているようです。

https://www.youtube.com/watch?v=l3H0ZmUNlQg

「スピリチュアルな、心のマッサージ」っていう言葉も素敵だったなぁ。あげだすとキリがない・・・

学びが多いのはもちろん、オードリー・タンさんの言葉ひとつひとつがとても愛に溢れていて、深く引き込まれ、濃密な90分でした。


武藤千春

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