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Haseve Kikaku
2022年5月8日 11:14
遅れること半日。長谷部は煙草の香り漂う一室で立ち尽くしていた。もうかれこれ何時間こうしているのだろう、そう思わずにはいられないほど、激しい『詰め』に遭っていたのだ。「もうやめろ、やめちまえ。やる気ないんだろ?ん?」支店長はそう言い捨てて、個室を後にした。長谷部は一人、取り残される。「やる気なんて一度もないさ・・。」ため息すら出ることはなかった。10秒もしないうちに、遠くの方から支店長の怒