すでに今年一番影響を受けたといってもいい人、そして感謝したい人
今日は、今年すでに一番影響を受けたといっても過言ではない方のお話をさせてください。
2020年はもう5月も後半。年が明けてあっという間に過ごしにくい世の中になってしまいました。見えないウイルスは瞬く間に私たちを不安の渦へと巻きこんでいきました。
家にいること。
これが1番、世界中で自分と周りの人を守るために大事である世の中になりました。働き方も変わりました。家から仕事ができる人、休まないといけない人、それでも働かないといけない人。我々の命を一生懸命救ってくれる人、お買い物にいけないから必要なものを変わりに届けてくれる人、スーパーやドラッグストアなどで生活必需品を販売してくれる人、搬入してくれる人。今まで当たり前であったことがそうではなくなって、食べられること、生活できることに改めて感謝をするときなのだと、気づきました。それでも思うように出かけれず、美味しいランチを食べに行けず、特に美味しいものを自由に食べられないという点は、人々にとってけっこう大きなことなのだなと痛感しました。
そんなときに、インスタライブでお料理を教えてくれる料理家さんがいました。若いころから料理本も出版されていてもともと存じてはいたけれど、その料理本を買ったことはありませんでしたが、ある日突然インスタライブを始められました。その名もSHIORIさんです。noteはこちら↓
インスタライブなので、何度か見逃してしまったのですが、私が一瞬でハマったのは、サバ缶パスタでした。それをみて「これはぜひとも作ってみたい、というか私でもおいしく作れそう！」と思い、家にちょうどサバ缶もパスタもあったので薬味だけ買い足して作ってみました。作った記念に写真を撮りましたのでぜひご覧ください。これは盛り付けも含めて非常によく仕上がった一品で、さば味噌缶を使うので味付けは最後にお醤油をちょっとかけるだけの簡単レシピなのです。
youtubeで上がっているのでひとつだけリンクを貼っておきます。
ほかにもお料理動画をアップされているのでぜひチャンネル登録がオススメです。
そこからというもの、最初は2日に1度くらいの頻度で、しょっちゅうインスタライブをしてくださいました。SHIORIさんはお料理教室とご自身のレストランも経営なさっているようですが、こんな状況になってしまい全部お休み状態で、ご自身も不安になってしまう部分もあったようなのですが、不安ばかり抱えてても仕方がない、自分ができることをやろうと奮起して、インスタライブでお料理を教えてくださっています。インスタのアカウントは＠shiorikaregohanです。
その内容も、素人でもお料理が下手でもとっつきやすく、時々小さな赤ちやんが登場したり、なんといってもカメラマンはご主人なので、普段の会話も交えたり、時々ご主人が面白いことを言ったり、それにSHIORIさんがニコニコ笑ったりとアットホームなお料理教室なんですが、おさえておいたほうがいいポイント、お料理が楽しくなるコツを、さらっと教えてくださるのが大変勉強になるのです。そしてご主人のカメラワークがどんどん上達しているところが素晴らしい。そのあたりはSHIORIさんのnoteをご参照いただければなお一層わかると思います。
それではみなさん、SHIORIさんに教えてもらったお料理で、わたしが作ってみたものを載せてみたいと思います。写真を撮り忘れてしまったので全部じゃないのですが、よろしいでしょうか？ポテトサラダ以外はyoutubeにアップされている（たぶん）と思いますので、ぜひご覧ください（回しものじゃないですよ）
まずは厚揚げと鶏ひき肉のお味噌汁です。お味噌汁に豆板醤を入れる発想にびっくりしたのと、厚揚げはちぎったほうが味がしみしみになって断然おいしくなるっていうことを学びました。
ちょうど手持ちの『鯛めしの素』で炊いたごはんがあったので、この日の晩ごはんは鯛めしとこのお味噌汁だけですませるぐらい、このお味噌汁はおかずになる一品でした。実は週イチでリピートしまくっています。
次は『肉野菜炒め』です。「え？野菜炒め？普通じゃん、何言ってるの？」と思われたかもしれませんが、これは『文句を言わせない肉野菜炒め』だというのです。先に野菜を炒める、一旦取り出す、豚肉を炒める、豚肉だけに味付けをして、最後に野菜を戻すと野菜にもちゃんと味付けがいきたわるという、ひと手間をかけるだけでごはんがすすみまくってどうしてくれるの？っていう一品に仕上がります。甜面醤という素人には珍しい調味料を使うのですが、一度作れば何度でも作りたくなる野菜炒めなので、私は思い切って甜面醤を購入しました。
そしてここで学んだのは『ピーマンの都会的な切り方』です。どなたたが『ピーマンの上京』とコメントされているのがウケたのですが、ピーマンを縦半分に切ったあとは、それぞれ斜めに切るのが都会っぽいのだそうです。お分かりになりますでしょうか？
続いては、台湾風オムレツです。切り干し大根、白ネギみじん切り、ちりめんじゃこという意外なメンバーをオイスターソースとお醤油で味付けし、溶いた卵にざぶーんと入れ、それを混ぜてフライパンに一気に流しいれて半熟まで火をいれるという斬新なオムレツです。これがまたうんまいんです！SHIORIさんはパクチーやハーブ？をぶっかけていましたが私はちょっと苦手なのでこの日は大葉です。なくてもじゅうぶんおいしいです。
そしてこちらはデリっぽいポテトサラダです。ほんとのレシピはささみを使うのですが、私はハムで作りました。スナップえんどうを使うってのも意外ですし、なんといってもこれ、味付けに柚子胡椒をちょっと使うのです。柚子胡椒ってあまり使わないから買うのどうしようかなって迷ったんですけど、チューブのものが売っていたので購入して作りました！これは新しいポテトサラダ！SHIORIさんに出会えなかったら絶対に作るも食べるもなかった一品だと思います。
そして『極ウマトマトつけ麺』です。つけ麺なんて作ろうという発想さえなかったですし、トマトを使うだなんてびっくりですが、出汁とトマトの相乗効果でめちゃくちゃおいしくなる一品です。麺はスーパーの中華麺です。オススメは太麺のちぢれ麺だそうです。レシピだと『なると』を使うんだけど、倍ぐらい値段が違ったので私はかまぼこで代用しました。金銭面の無理はよくないですからね。
お料理とは違うのですが、フルーツビネガーも仕込みました。容器も近所のスーパーで買っちゃいました。氷砂糖と好きなフルーツとリンゴ酢を漬け込むだけで美味しいフルーツビネガーができて、炭酸水で割るとさわやかでおいしいのです。私はキウイが大好きなので、もっぱらキウイで作っていますが、イチゴや柑橘系のフルーツでも美味しいんだそうです。これから暑くなる季節に、ピッタリのドリンクが仕上がります。SHIORIさんはペットボトルのごみを減らすために、自家製の炭酸水を飲んでらっしゃいますが、私もいつか炭酸水を作れるマシーンを買いたいです。
そしてなんといっても私を成長させてくれたのは『唐揚げ』です。ねえ美味しそうでしょう？お肉を拭く、漬けたお肉をさらに拭くという手間はかかるんですけど、その分カリッと中はジューシーっていう、唐揚げの神様みたいなのが出来上がりました！実は恥ずかしながら、この年齢になっても揚げ物をしたことがありませんでした。一人暮らしで揚げ物って超面倒くさいし、後片付けのことを考えたら、「揚げ物は外食でいいか」という結論がでていたのですが、SHIORIさんの唐揚げは作ってみたくなり、実践しました。やらない選択肢はもうありません。
私が実践したのはまだ少ないですが、こんな風にたくさんのおいしいお料理を教えてくださっています。おうち時間が長くなっていたこの2か月ほどの間にたくさんの時間を作ってくださいました。小さい赤ちゃんもいるのにすごいなぁと思います。
これまで私はあまりお料理が好きではなく、たまに料理本やネットでみて作ってみたりするものの、お料理をすることにワクワクを感じなかったのですが、SHIORIさんに習ってから「これ作ってみたい！」と思うようになり、作る時間が楽しく、お料理がワクワクするものになりました。今年はだ半分も終わっていないのですが、間違いなく今年もっとも影響を受けた人で、感謝したい人です。
大人になっても考えや感覚は変わるし、好奇心は芽生えるし、可能性も伸ばせるのだなと思いました。SHIORIさんに出会わなければ、このおうち時間はもっとどんよりとしたものだったはすです。感謝しかないです。ありがとうございます。
美味しいって、しあわせだ。
サポートをいただいたときには、 旬の野菜を買ってお料理したいです！