スマホ依存をやめたい

iPhoneって過去にダウンロードしたアプリがわかるんですね。
ざっと数えたら400を超えるアプリのダウンロード履歴がありました。
半分以上がゲームアプリです。

アプリのほとんどはアンインストールしたのですが、今も頻繁にスマホに触ってしまいます。
病的な診断がつくかはわかりませんが、私は依存していると思っています。

楽しむはずのゲームで困る

方々に迷惑がかかるため、個々のアプリ名を出すのは控えますが、キャラゲー、戦略ゲー、謎解きゲー、農業ゲー、タップゲー、放置ゲー色々手を出しています。
ダウンロードし終わる前にやめたものから、いまだにやっているもの、たくさんあります。
そのうちのいくつかは課金したものもあります。
ゲーム会社からすれば課金は大事な収入源でしょうが、依存気味の人間からすれば違います。

財布からお金を出して商品を買うことには多大なる抵抗がある割に、課金は軽々しくしてしまいます。

ささいな空き時間のつもりが積もり積もって膨大な時間を費やし、人間関係もできてログインしなければならない気になります。
ログインすればデイリークエストがあり、イベントは走らないと無料で手に入るアイテムを逃す気がして走り、期間限定のガチャはいくつか我慢してもある時我慢の限界がきてぶん回してしまいます。

楽しむために始めたはずのゲームに困らされてしまうのです。

ただがデータのはずなのに

たかがデータに課金するなんて、という意見があります。
でも、私からすればデータだから良いのです。
本物の商品を買おうとすれば課金どころではない額のお金がかかりますし、置いておく場所もありません。
データは埃も被りませんし、日焼けだってしません。
現実には存在しない商品さえ画面の中でいくらでも手に入るのです。
たかがデータなのに。
そして人に見られずに済むのです。
私は自分の好きなものを人に知られることが嫌いです。
グッズを持ち歩くことはできませんし、室内で飾ることにも抵抗があります。
データならばスマホを勝手に触られない限り、好きなものを好きに好きでいられるのです。

罪悪感はある

ただ楽しむだけならいいと思います。
でも依存しているなら困ります。
日常生活に少なからず侵食しますし、一緒に住んでいる人から白い目で見られます。
いくらカウンセラーから心を休めるためにゲームしても構わないと言われていても、罪悪感から逃れることはできません（カウンセリングはスマホ依存の治療のためではないです）。

やってみればわかりますが、完全に無課金でやるより、少額の課金をした方が楽しめます。
そして歯止めが効かなくなるのです。

やめられないわけではない

全くやめられないわけではないのです。
今の状態がしんどくて何度かやめてみたことがあります。
一気にアプリを消して、しばらくやらないでいたこともあります。
でも、心では新しいゲームを探しています。
しばらくすると違うゲームにハマってしまうのです。
その違うゲームに課金してしまい、悪循環が止められないのです。

とりあえず課金をやめてみる

まずは課金を控えました。
課金をしていたいくつかのゲームのプロフィール欄に課金しない旨を書きました。
これは多少の効果がありました。
ですが、完全ではありません。
必要とあらば課金してしまうことがありました。
クレジットカードの登録を消しても同じでした。
クレジットカード自体を解約すれば違うかもしれません。
が、諸事情により試すことはできませんでした。

ゲームの種類を変える

過去全てのゲームに課金してきたわけではありません。
私が課金しやすいゲームとしなくてもできるゲームがあることに気がつきました。
できるだけ課金しなくてもできる、時間も縛られにくいゲームを選んで、わざと自分がそのゲームにハマるように仕向けます。
キャラゲーや推しがいるタイプのゲームからは少し距離が置けました。

推しがいるゲームは公式次第

公式が解釈違いという言葉がありますが、公式設定で自分の解釈と全く異なる設定が出てきた、推しの扱いが酷いことが（改めて）わかった時などは、未練はありつつも距離が置けます。
自分が萎えた設定で、同じキャラファンが楽しんでいる姿を見ると、尚更やめやすくなります。

人間関係を壊してみる

ギルドをやめ、フレンドを解除する。
仲良くしていただいていた方から少し距離を取る。
どれもゲーム上不利に働くのでやめやすくなります。
それすら無理なら逆にガッツリ関わってみるのも手です。
面倒になってゲーム自体やめたくなります。

情報を遮断する

TwitterやLINE等の公式情報、攻略やファンの楽しんでいる情報も一切見ないようにします。
アプリを消さなくても、フォルダの後ろの方にしておき、いつでも視界に入るところに置かないようにします。
これは結構効果があります。
またやりたくなって公式情報を探し始めるまではやめられました。

スマホ以外の趣味を持つ

これは大抵お金がかかるので、無課金でゲームをやった方がいいと思う方もいるでしょう。
ゲームをやめるために、外に出て散歩する（散歩中はスマホを開かない）、音楽を聴いたり本を読んだり、昔やっていた趣味を復活させてみたり。
これらにも便利なアプリがあるため良し悪しですが、ゲームから離れるだけならなんとかなります。
私はカラオケや塗り絵アプリをやってみました。
結局限界があり長続きはしなかったのですが。

適度な付き合い方をするために

一気にやめると反動が酷いので、負担の少ないゲームをしつつ、今は生活しています。
そもそも今は制限のある生活をしているため、スマホは普段ミュートですし、スマホくらいしか娯楽がない状態なのです。
永遠に続くわけではないとわかっているのに、スマホに逃げる生活がやめられないでいます。

時折ひどく虚しくなり、ゲームを全てやめてしまいたくなります。
何度かやめ、突然今までと違うゲームにハマり、またやめ、の繰り返しでした。
今も心のどこかで不満を抱えながら、自分にできるゲームをやっています。
また課金したくなるほどハマるゲームに出会ってしまうことを恐れながら。

ゲームをやらなくなると、今度はAmazonのアプリをだらだら見る時間が増えました。
ジグソーパズルはそれで見つけたものです。

病気が治ればおさまるのかもしれませんが、それは私にはわかりません。
せめて人並みの生活がしたいです。

この文章を書いたのも、自分に自覚させたいという意図があります。
これをきっかけに、何かあれば（何もないのに）スマホを開く、という習慣が少しでも変われば、と思っています。

長い文章を読んでいただきありがとうございました。
いずれまたどこかで。