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ハッピーエンドヤクザがBL小説を150本書いてきた所感とサイゼリヤ

 小説を書き始めた理由としては、「好みのものが世界に存在しなかったから」の一言に尽きる。

 BL小説でもとりわけハードな、男性向けアホエロのような作品を望んでいた。
 しかし、「んほぉ系」や「♥喘ぎ」で検索しても出てくる小説に満足いかない。
 スピーディーな展開、とにかく早くエロ展開に持っていくために、無理やり・強引に事を進めようとする登場人物がほとんどであった。そこに愛はなかった。

「えげつないエロでもハッピーなのが読みたいんじゃ」
「攻めと受けの人権を尊重せい、当て馬はかわいそうだから存在を抹消じゃ」
「すれ違いとかストレス高い展開いらん、ドタマからケツまで幸せでおらんかい」

 ハッピーエンドヤクザである。

 こうして書き始めたのがもう4年前くらいになる。それからkindleで20冊以上電子書籍を出したり、休載を挟みつつもパトロンサイト(現在はFantiaのみ)に有料連載を続けている。おかげさまで結構な金額を稼がせていただいた。自己満足の小説が130万円以上錬金したなんていまだに信じられないが、数字は雄弁に語る。ありがたいことだ。さっき数えたら、作品は150本超えてた。すげえ。

 ところが、

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