運命を変えていく方法

 青森の拝殿では、毎日のように“運命”という言葉を耳にします。また、誰しもが人生で一度は「自分は何のために生まれてきたのだろうか?」と自問したことがあるのではないでしょうか?

 こうした問は古今東西、人間の変わらぬテーマで、誰もが持つ普遍の問いですが、深く考察するために、「運命」という言葉の意味を改めて辞書で確認してみたいと思います。

 そこには、「人間の意思を超越して人に幸、不幸を与える力。また、その力によって巡ってくる幸せ、不幸の巡り合わせ」と書いてあります。

 ここにある“人智を超えた力”というのが、先ほど説明した“カルマ”で、それが幸不幸の行方、いわば運命を決める、と言っていいかと思います。

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