夫婦の気づき

はじめに

 私は30代のとき、神様に言われるがまま、神様が意図した男性と一緒になりました。

 当時の私はわけも分からず、神様が望むように行動していましたが、今思うと当時、内心は前向きではなかったように思います。

 「私は自分の人生すら、自由にすることができないのか…」

 そう思ってしまい、ヤケになってしまったこともありました。

 それでも、何もかもが神様の言う通りに進んでいくのを目の当たりにし、また、お相手の方にも不思議な出来事が起きたこともあり、私達は神の意志によって動かされているのだと実感し、夫婦として人生を共に歩んでいくことに決めました。

 結婚はゴールではなく、あくまで人生の通過点に過ぎません。

 このことをわかっていないと、結婚したとたんに相手への配慮がなくなっていき、自分勝手な行動を取り始めます。

 現在の日本の離婚率は、だいたい35%前後と言われています。この数字だけを見ると3組に1組が離婚していることになりますが、1970年代に比べると婚姻件数が約40万件少なくなっていることから、一概に「離婚する人が増えている」と言い切ることはできなさそうです。

 何年か前に「熟年離婚」という言葉がメディアを賑わせたのを覚えているでしょうか。

 夫の定年退職と同時に、妻が離婚届を置いて家を出ていってしまう。

 当時のメディアでは熟年離婚が急増している! といったような内容で放送していたように思いますが、実際に統計を見てみると35〜49歳の離婚件数は2000年頃を境に急増していますが、熟年離婚件数は微増です。

 実際に離婚が多いのは、25〜45歳くらいまでの、若くて働き盛り、子育て真っ只中の夫婦です。

 そして、離婚原因1位は「性格の不一致」。

 純白のドレスとタキシードを着て一生の愛を誓ったはずが、「性格の不一致」で、結婚から5〜15年の間に離婚する夫婦の割合は38%となっているのです。

 運命の相手を探して結婚したはずが、蓋を開けてみたら性格が全く合わなかった。

 一見、「しょうがない」と思ってしまいますが、果たしてそうなのでしょうか?

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