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パーソナルカラー診断と骨格診断と顔タイプ診断について考える

近頃イエベ・ブルベと云う言葉が当たり前のように使われていますが、それってパーソナルカラー診断のお話ですよね。
コスメの新製品も、メーカーが「イエベさんにはこの色がおすすめ」なんて紹介をしていたりして、パーソナルカラー診断自体が世の中にこんなに浸透しているのかしらとびっくりします。
これまで何度も「思う所がありますよ」的にチラッ、チラッと触れて来たので、とうとうこういった診断系の事について書こうと思います。
すると、こういった診断系ってなに?という事になりますが、今回はわたくしが受けた事のある、パーソナルカラー診断・骨格診断・顔タイプ診断について書いてみますね。

まずは、そもそもソレってどういうもの?という方のために簡単な説明をしておきます。

・パーソナルカラー診断とは
パーソナルカラーとは第三者から見て似合う色の事です。
その人の肌、瞳、唇などの色に調和する色(似合う色のグループ)のことですが、肌の色に似た色とは限りません。
4つの色のグループに「春」「夏」「秋」「冬」というニックネームをつけて、もっとも似合う色のグループがどのシーズンか診断するスタイルが広く知られています。 
今や身に着けるものだけでなくメイクやヘアカラーにおいても、自分のイメージ作りに欠かせないものとなりました。

 日本パーソナルカラー協会HPより引用 

・骨格診断とは
持って生まれた身体の質感やラインの特徴から、自分自身の体型を最もきれいに見せるデザインと素材を知ることができる診断です。
太っている、痩せている、年齢、身長などは関係ありません。
どんな人でも自分に似合うデザインと素材を知ることができ、ファッションでその人の魅力を引き出すことができます。

 骨格診断アナリスト協会HPより引用

・顔タイプ診断とは
似合う服のテイストを顔のタイプから分析する理論です。
顔の輪郭やパーツの特徴やバランスなどから顔タイプを分析することで、似合うファッションのテイストや髪型などを導き出します。

 日本顔タイプ診断協会HPより引用

との事です。

骨格診断と顔タイプ診断が広く知られるようになって来たのは最近だと思うのですが、現在では、これら全ての診断を同日に一度に出来るメニューで料金が3万円ぐらいから、というサロンやアナリストさんが多いようなので、気になる方は行ってみたら良いかも知れませんね。
と云う話をしたい訳ではないです!!

メイク研究家としては気になる点が幾つかあるんですよ!!
まず現在最も気になるのは、パーソナルカラー診断です。
これ、広く知れ渡り過ぎて誤解している人が多すぎませんか?
軽~く検索しただけでも無料の診断がどんどん出て来るんですけど、
そもそも自己診断出来るものではないと思うんですよね~。
自分を客観的に見るのって実はものすごく難しい事ですし。
誤った自己診断で「私はイエベだからピンク似合わない」とか、まあこれはいまわたくしが勝手に考えた例なので適当ですけど、こんな感じでよくわからない思い込みを強くして損してる人が増えている気はします。
メイク研究家的見知では、コスメは色ばかりに気を取られてはいけません。
コスメは質感もとっても大事なのですよ。
ついでに、ピンク色のコスメが似合わない人なんて存在しません。
何故なら、ヒトの血色は誰でももれなくピンク色だからです。
ただ、一口にピンクと言っても色の幅ってものすごく広いですよね。
ですから、同じピンク色であっても、その中でどんなピンク色がより自分の肌色にマッチするかがわかるのが、本来のパーソナルカラー診断の意義なのではないかと思います。
更に言うなら、診断の概要としては、イエローベースの肌色の人は黄みのある色が似合う・ブルーベースの肌色の人は青みのある色が似合うというだけの事なのでは?とわたくしは解釈しています。
もし、プロの方が読んで下さっていたら是非わたくしの間違いなどをビシバシ指摘して戴きたいんですけど、パーソナルカラー診断については肌色問わず、多分、それだけの事だと思うんですよね~。
だからイエローでもブルーでもなくグリーンだから「グリベ」などと言い出してパニクってる人たちの気持ちは、わたくしは理解出来ないのですよ。ごめんなさい、悪口ではないですよ。そしてこれはパーソナルカラー診断に限った事でもないです。
骨格診断にしても、顔タイプ診断にしても「私はこれに当てはまらなかった!思ってたのと違った!どうすれば?!」的にパニクってしまう人たちって、単純に、自分が何を好きかわからないのではないかと思うのです。
自己診断して勝手に誤解してわーわー騒いでいる人々には、まあ落ち着いて一度プロにお金を払って診て貰いたまえよとしか言いようがないのですが、しかるべき所で有料で得た診断結果に囚われたり振り回されている人たちには、そういう事じゃないと気付いて欲しいな~と思うのです。
確固たる「好き」がある人はもしそれが似合わなかった場合、気合いで似合わせにかかりますし、好き嫌いがはっきりしている人は似合わないものをいかに自然に似合って見えるようにするかさまざまな手段を考えたりします。
まあわたくし自身が完全にそういうタイプではあるんですけれども、オリジナルの美女になるためには個人の「好き」はとても大事だと思うので、わたくしのメイク技は出来るだけそれを落とし込むように心掛けています。

と云う訳で、こういった診断があなたの世界の中心になってしまってあなた自身を縛ってしまうのは窮屈で勿体ない事だと思いまーす!というのが、美女を作成したいメイク研究家ことわたくしの意見ですね。
メイクに限って言えば、「好き」と「似合う」を合致させる力業もありますのでね。
とは言え、自分が何を好きなのか本当にわからない方や、手っ取り早く自分に似合うものを知りたい方、年齢を重ねて今まで好きだったものが似合わないように思えて来たり何が似合うのかわからなくなってしまった方などには、こういった診断は非常に役立つと思います。

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これでわたくしがこういった診断系のものをディスっている訳ではないという事がおわかり戴けたと思うのですが、いや待って?冒頭で診断受けたって書いてましたよね?その件は?と思ってらっしゃるあなた。
きっちり3種類の診断受けてますよね?診断大好き人間なんじゃないの~?なんて思ってたりします?もしかして。
既にお気付きの方も多いと思いますが、わたくしは大変非常にとってもバチボコ懐疑的な人間です。正直に申し上げますと、全ての診断を「怪しい」と思ったので受けてみました。はは。
なのでここから先は悪口になってしまうかも、と云うのは冗談ですが、体験談として個人情報を出さざるを得ないため有料にさせて戴きますね。
本当に興味のある方だけお読み戴ければと思います。
と言ったものの(舌の根も乾かぬうちに!)、ご意見戴けたら嬉しいので、プロの方でも、そうでない方でも読んでみて下さい。有益な情報も書いておきますので!

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何とわたくし、パーソナルカラー診断は3回受けたのですよ。
はは。懐疑人間登場です、宜しくお願いします。
ええと、いちばん最初に受けたのは10年ぐらい前ですね。
その時の結果は「サマー」だったのですが、結果に至るまでアナリストさんがかなり悩んでいらしたのが印象的でした。

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