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定期試験の学習法

 今回の記事は塾の講師をアルバイトでしている人や、定期考査の勉強をしようとしている学生さんに向けて書いたものです。入試等の試験も同じだけど、基本的に試験で点数取るための学習法としてこれでオッケーだと思う。

 ただ、多くの人が定期考査の学習法を知らないってことを塾講師として長い間働いてきて感じています。興味ややり方を知らないって方は少しでも読んで頂ければ次回の点数が変わると思います。

①試験演習をする

 定期考査の勉強の仕方として基本的かつ最も重要なことは演習をすることです。本当にこれにつきます。サッカーのメッシのスーパープレイを100回見たところでメッシのようなプレイが出来るわけありませんし、田中将大投手のピッチングを100回見たところで、田中将大投手のようなボールを投げる事は出来ません。いい玉を投げるにはいい投げ方を教わり、実際に投げるしかありません。

 試験に関しても全く同じで、実際に時間を計って試験をやってみることでしか分からないことが沢山あります。単にテキストを100回読めばいいとか問題集を最初から全部解ければいいというわけではないのです。試験演習をしましょう!まずはここからです。

②丸付けをする

 終われば、丸付けをします。間違えたところを確認し、ただの計算間違いやちょっとした漢字間違いなどならすぐに直して、その場でやり直しをしてみて下さい。

 このその場でのやり直しが重要です。なんで間違えているかが分かっているのに確認もしないで放置することは絶対にいけません。さらに間違えている部分の確認や書き写しなどもしてもいいでしょう。

③理解出来ていないところのチェック

 こちらも当たり前ですが、理解出来ていないところは何が理解出来ていないのかをチェックして下さい。暗記すべきことが覚えられていないのか、問題を解くためのヒントを拾うことができていないのか、このあたりをしっかりと時間をかけて分析してください。

 その中で暗記すべきことが出来ていない場合はすぐに覚えてみて、その場ですぐにチェックテストをして下さい。その後間違えた問題を解いてみて下さい。解ければオッケーです。

 また問題を解くためのヒントを拾えていない場合は、どういった箇所がヒントになっていたかを確認して下さい。それをすぐにノートなどに書き出して下さい。その後間違えた問題を解いてみて下さい。解けるようになっていればオッケーです。

④時間が足りなくて出来なかった問題をチェック

 時間が足りなかった問題に関しては、もう一度時間をとって解いてみて下さい。解ければ基本的にはオッケーです。

 ちなみに時間が足りないという場合は2つ考えられます。

 「時間がかかる解き方をしている」か「そもそも解くのが遅い」かです。前者は時短の公式や読解の方法を知らない場合が多いです。後者の場合は練習不足、理解不足の場合が多いです。そのあたりに気をつけて下さい。

⑤再度全く同じ問題でテスト

 ここ超重要です。①~④まででもまあまあいい感じにはなります。しかし、高得点を狙うためには、この⑤再度全く同じ問題でテストを確実にして下さい。大抵の人ができていません。自分のための学習としてしている場合は答えを万が一覚えていても問題ないはずです。どうやって解こうかを考えるはずなので、答えだけが分かってもきちんと解くはずです。

 ここで満点にならなかった場合は基本的には③、④の復習の何かが足りていないか、そもそも満点が取りにくいテストである可能性が高いです。それでもきちんと復習すれば9割くらいは得点が取れるはずなので、是非ともやってみて下さい。

 ここで7割くらいなら、復習が上手くいっていません。もう一度③、④の部分をがんばってみましょう。教えてくれる人がいればここを大切にして下さい。

⑥他のテストでまた繰り返し

 ①~⑤までして9割以上取れるようになれば(満点が望ましいが)、次のテストをしてみて下さい。そしてまた同じ活動の繰り返しです。この方法で五枚ほどの試験演習をすると、定期考査で得点が取れないことはほぼありえません。分厚いテキストで学習するよりも学習時間が減ると思います。

 だまされたと思って一度実行してみて下さい。ちなみに普段の学習からこのやり方でしてもらっても大丈夫です。ただ、このやり方をするのに最初は授業を受けないと何も考えることができなくなるので、学校などの授業はきちんと聞いていて下さいねw

 次回の定期考査、皆様が少しでもいい点が取られますように。


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