#25 THE CULTIVATION COUNTRIES -8
今回も、カリブ海地域のカカオ豆の特徴です。
国によって生産されている品種は、今後食べるときの意識が変わりそう。(P.35)
ジャマイカ
トリニタリオ種。
面白いカカオ豆で、非常にビターで酸味または渋みがあります。ラムのような香りがあり、ピーチのようなクリーミーさと、時おり木の香りがあります。
グレナダ
トリニタリオ種。
微酸味と、強い苦味、ほぼ渋みはなく、微かにフルーティーでスパイシー。グレナダは、数年に一度ハリケーンで農場に大きなダメージを受けています。
トリニダード
トリニタリオ種。
18世紀にクリオロ種がなくなったあと、フォラステロ種が栽培され、これがトリニタリオ種とのハイブリッドにつながりました。トリニダードの21の地域でカカオ豆は、栽培されています。知られているのは、グランクーバです。フランスの会社、ヴァローナがここにある農園のカカオ豆を使い、同じ名前のチョコレートをプロデュースしています。
トリニダードのカカオ豆はかなり変わります。スパイシーでウッディ。草やバターの香りは、トロピカルフルーツやシトラスフルーツの香り、または全て一緒に感じます。
セントルシア
トリニタリオ種。
セントルシア島のカカオ豆は最近まであまりよいクオリティではありませんでした。投資家は何度も地元の人たちをがっかりさせ、外国人に対して、非常に懐疑的になりました。そんな中、ホテルショコラのオーナー達が、信頼の基礎をつくり、よい質のカカオ豆をつくるよう、農民達を奨励しました。ホテルショコラは、可能な範囲で栽培商品を買い上げました。
カカオ豆はところどころ非常に酸味もあり、複雑な香りもあります。このカカオ豆を思い通りに作るにはかなりの努力が必要です。誰かがうまく成功したら素晴らしいチョコレートになり、嬉しい限りです。
キューバ
トリニタリオ種が主。
キューバは最高品質のカカオ豆をつくっています。しかし輸出禁止のため、キューバカカオとしてはあまりありません。フルーティーでスパイシーなカカオ豆は、愉快かつ、少しスパイシーです。
トバゴ
トリニタリオ種。
トバゴカカオは非常に少なく、毎年最高5トンで、トバゴでしかシングルオリジンは食べられません。このカカオ豆は糖蜜と発酵によってスパイシーです。
《本文中に出てきた単語》
subtle 微妙な
pitful あわれな
extremely sceptical 非常に懐疑的
encourage 奨励する
annually 毎年
molasses 糖蜜
fermentation 発酵
おしまい(^^)
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