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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#524)。

 昨日は、血迷いすぎて「沖縄1区」に候補者を擁立し、「オール沖縄」のはるか昔からあるような沖縄の運動まで全否定する構えを見せた「れいわ新選組」に苦言を呈し、アホの子たちによるゴールドラッシュが起こってしまったのですが、今日も今日でまたハレーションが大きそうな話をしようとしているので、けっしてバズりたくて書いているわけではないということを最初に断った上で、おかげさまで「衆院選2024・事前予測レポート」が売れに売れておりますので、本日も無料でお届けしたいと思います。

 僕がこんなことを書いたぐらいで止まるような話でもないと思うし、そもそも大津綾香党首をはじめ、「みんなでつくる党」の関係者たちが、これだけN国党のことを書いていても、いちいち読んでいないので、どうせ伝わらないとは思いますが、僕は「最初に言っておく」ということが仕事だと思いますので、お節介を焼こうとしています。




■ 衆院選に出てくる「みんつく党」

 このたび、大津綾香党首率いる「みんなでつくる党」は、1人300万円の供託金をかけ、さらには、ポスター代やチラシ代、選挙カーなど、さまざまなお金をかけて、衆院選に挑戦するとしています。
 しかし、これはあくまで個人的な見解に過ぎませんが、僕は「みんなでつくる党」は衆院選に挑戦しない方が良いと思っています。理由は、ただ立花孝志やN国党に餌を与えるだけになってしまって、議席を取れるわけでもなければ、何かが儲かるわけでもなく、ただ立花孝志にやりたい放題をさせるフィールドを用意するだけになってしまうと考えるからです。
 百歩譲って、「みんなでつくる党」サイドに、何か緻密な計画や戦略があって、立花孝志をおびき寄せ、確実にブタ箱に送り込もうという魂胆の一つもあるというなら、それは明確な目的があってやることなので、「ご自由にされたらよろしい」ということになるかもしれませんが、これまでの「みんなでつくる党」の動きを見るに、立花孝志をブタ箱に送るための何かしらの計算があるわけではないと思いますし、せっかく国政政党なんだから、何か衆院選で爪痕の一つも残さないといけない程度の理由で、このたびの衆院選に立候補するのではないかと思えてしまうのです。
 ただ、これにはメリットが一つもなく、デメリットが無数にあります。
 もしどこかしらに立候補することで、ワンチャン、1議席を獲得できるチャンスがありそうだというのであれば、失敗しても挑戦してみる価値があるかもしれません。しかし、大津綾香党首が立候補するにしろ、AIメイヤーが立候補するにしろ、小選挙区で当選する確率は甘めに見積もっても0%ですし、例えば、比例・東京ブロックに重複で立候補して、「みんなでつくる党」が30万票以上を稼ぎ、比例で1議席以上を獲得する可能性も、ホイップクリームに砂糖とガムシロップをジャブジャブかけたぐらいに甘めに見積もって0%です。僕が桐谷美玲ちゃんと不倫をしてしまい、タンスの中に隠れたけれど見つかってしまい、三浦翔平先生に巨額の慰謝料を払わなければならなくなる確率の方がまだ高いです。
 議席を獲得できないのであれば、あとは宣伝目的ということになるかもしれませんが、立花孝志やN国信者どもにクソほど妨害されまくってみたところで、何か「みんなでつくる党」のポジティブな宣伝になるとでも思っているのでしょうか。「カルト信者にたくさんカラまれて可哀想!」みたいに応援してくれる人が増えるかもしれませんが、極めて限定的です。


■ N国党という教科書しか見たことない党首

N国党の不正会計を告発していた「みんなでつくる党」の大津綾香党首

 先日、「みんなでつくる党」の政党交付金使途等報告書が公表され、アホのN国信者どもが、「のどぐろのお店があるー!」などと大発狂していました。
 テメエの所の尊師が、キャバクラやゴルフに好き放題使っているのには文句を言わず、「のどぐろのお店がー!」でプギャっているのを見ると、ものすごくアホでマヌケでしかありませんが、しかし、「のどぐろのお店で20万円食べました」が政党交付金使途等報告書に載ってくることが健全なのかと言えば、まったく健全ではありません。「そんなものに俺たちの税金を使ってくれるんじゃない!」と言わなければならないからです。
 これまで僕は「みんなでつくる党」に対し、あまり批判的な発言をしてきませんでした。これは、物事には優先順位ってものがあって、立花孝志をブタ箱に送るまでは、いちいち大津綾香党首の批判をしても、物事が前に進まなくなるだけで意味がないので、今日まで細かいことにツッコんだりはしてきませんでした。
 しかし、いよいよ10月15日に衆院選が始まるタイミングで、「みんなでつくる党」が国政政党として衆院選に立候補するというのであれば、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」という教科書しか見たことがない「みんなでつくる党」は、「NHKから国民を守る党」の後継団体でしかありませんので、皆さんに注意喚起をしなければならなくなります。
 そもそも「のどぐろ」の店が政党交付金使途等報告書に出てしまう理由は何かと言えば、大津綾香党首の政治経験が「政治家女子48党(NHKから国民を守る党)」しかないからです。まともな政党で「のどぐろ」のお店で食ったメシ代を政党交付金からいただきたいと言ったら、「何を言っちゃってるんだ、そんなもの自分で払いなさい!」と秒殺されるところですが、大津綾香党首は「政治家女子48党(NHKから国民を守る党)」の杜撰すぎる会計しか見たことがないので、「のどぐろの店は経費だ」と考えてしまったようです。そうじゃないと、そんなものが政党交付金使途等報告書に上がってくることなんてないからです。
 例えば、杉田水脈の政党交付金使途等報告書を持ってきて、「自民党の議員だって、こうやってお金を使っているじゃないか!」と言うかもしれませんが、現に杉田水脈は批判されているし、一応、杉田水脈は現職の衆議院議員なので、どうせしょうもないクソみたいな会合で、ほとんど政治的な意味合いなんてないんしょうけど、会合にお金を使ったというなら認めなければしょうがない部分もあります。しょうもないかどうかで禁止することはできないからです。
 一方で、大津綾香党首はまだ国会議員ではなく、N国界隈の人間がどいつもこいつもバカで気持ち悪いので、ご馳走になっておきながら何でもペラペラ喋ってしまうクズみたいな奴らばっかりなので、すぐに「そのお金を税金で払うのは適切なのか?」みたいになってしまいます。つまり、大津綾香党首は「N国党の悪しき風習を断ち切る」と言いながら、実際にはあんまり断ち切れていないのです。


■ AIメイヤーが立候補してしまう地獄

 今回、「みんなでつくる党」から立候補するうちの1人が、まさかの「AIメイヤー」だということがわかりました。「AIメイヤー」は、これまで多摩市長選や真鶴町長選に立候補し、今年7月の東京都知事選にも立候補しています。
 そして、「みんなでつくる党」のYouTubeなどに出演していた様子を見るに、人間として悪い人ではないのだろうと思います。しかし、世間一般には最低限の常識というものがあって、残念ながら、「AIメイヤー」が大人の社会で受け入れられることはありません。ビジュアルも含め、「鬼スベりピエロ」の河合悠祐と、ほとんど変わらないというのが、大人の社会というものです。
 これは当たり前の話で、葬式にTシャツと短パンで来る人はいないと思います。もしかすると、ごくごく稀に頭のおかしな人が、そんな格好で葬式に参列するかもしれませんが、わざわざ面倒臭くても喪服なり、スーツなりを着ていくのは、「社会の常識にとらわれている」のではなく、「死者を弔う気持ちがあるということを示すための最低限のマナー」に過ぎません。もし死ぬ間際に「オマエだけは今までと変わらずに葬ってほしいから、必ずTシャツと短パンで葬式に着てくれ」と言われて遺言を守るんだとしても、その時はいろいろな人に「故人たっての願いで、どうしてもTシャツと短パンで着てくれと言われたもので、故人がどうしてもと言うので、その気持ちに応えたい一心で、本日はTシャツと短パンで着ました」を10秒に1回のペースでエクスキューズしないと話が前に進みません。
 それと同じぐらい、これから政治家になろうとする人間、特に「国会議事堂」で仕事をしようとしている人間が、アホみたいに覆面を被り、自分のことを本名ではなく「AIメイヤー」と名乗って出てくるというのは、頭のおかしな人がやることであり、大人の社会では到底受け入れられません。そんな当たり前すぎて体操するレベルの常識非常識すら身についていない、もっと言うと、「物の善悪の判断がつかないN国信者のような所業を見せている極限のアホの政党」が、衆院選に立候補してくるのは、ただ恥を晒しに来ている以外のナニモノでもなく、これではN国党とともに消滅した方がよろしいということにしかなりません。
 まわりをよくご覧ください。どこに覆面を被って「AIメイヤー」で出てくるバカを擁立する政党があるでしょうか。覆面を被って、本名も名乗ることもなく、どこの誰かもわからない不誠実な状態で、よりによって選挙に立候補してくるアホの政党は、覆面を被って「横山緑」と芸名を名乗って出てくる反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」ぐらいしかないではありませんか。やっていることがN国党の延長線になってしまっては、こんなカルト政党は合わせて滅びた方がいいと言われるに決まっています。
 もし「AIメイヤー」が個人で立候補するというのであれば、僕は「AIメイヤー」に何も言うことはなかったと思いますし、もし街のどこかで偶然遭遇することがあれば、ニヤニヤしながら写真を撮ることでしょう。個人で立候補する分には「そんな人もいるよね!」です。駅の改札を見ると、その前で必ず野グソをしてしまう癖の人が立候補してきても、個人で立候補する分には、そんな人にも立候補する権利があるので、「こんなところでウンコするのは、やめぇ!」ぐらいは言うかもしれませんが、やっぱり「そんな人も出てきちゃうよね、ウンコと一緒に!」で終わりです。しかし、そんな人たちを組織して国政政党として立候補するとなると、これはまったく話が別になってしまいます。まるで物の善悪の判断がついていない。もはや社会の害悪でしかありません。これは見た目で判断するなとか、常識に捉われるなというものではなく、「社会人として生きるための最低限の常識を兼ね備えていない人間が政治をやったら、無能をこじらせて大変なことになるので害悪だ!」という話でしかないのです。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 大津綾香党首が「みんなでつくる党」なる政党を正式に組織してから約1年が経ちました。この間、クソどもによるスラップ裁判などで忙殺されているとはいえ、「政治とは何か」という超基本中の基本を学ぶ時間はたっぷりありました。生きることのすべてが「政治」につながっているため、自分たちがどうあるべきかを考える時間もあったはずです。
 いよいよ10月15日から衆院選が公示されるという段で、その集大成として発表されたのが、まずは「AIメイヤー」の出馬です。もはやN国党を反面教師にすることさえなく、そのまま踏襲してきたという点で、深い失望が広がっています。
 どうせ僕のアドバイスを聞くこともないでしょうし、アドバイスをする立場にもありませんが、こんなことなら衆院選を完全に寝ていた方がマシだと思います。速やかに出馬を取り下げ、もう一度、地方選あたりからコツコツと戦っていくべきでしょう。
 ただ、一方で立候補すれば、立花孝志やN国信者による嵐のような妨害に晒されることになるでしょうから、その時には、立花孝志やN国信者どもの蛮行の数々をいちいち記事にして、その反社会的カルト集団ぶりを、多くの皆様に知ってもらおうとは思います。肝心の「NHKから国民を守る党」に資金がなくなり、この衆院選は何一つ身動きが取れない状況に陥っている中で、大津綾香党首の方から餌とフィールドを与えるというのは、最悪の環境だとしか言いようがありません。


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