見出し画像

【選挙ウォッチャー】 1月と2月の取材計画の見直しについて。

いよいよ1月7日から東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県で「緊急事態宣言」が発令されることになり、県境をまたぐ移動の自粛が求められることになりました。僕の仕事は「選挙ウォッチャー」で、人々にどんな選挙だったのかを伝えるものなので、報道的な側面を持ち合わせていることもあり、ある意味、エッセンシャルワーカーではあります。ただし、これまでもさまざまな事情で取材ができなくなることはありました。例えば、立花孝志が私に最大50万円の懸賞金をかけ、謎の2人組に襲われた後、立花孝志や大橋昌信が自宅をネットに晒したため、家族が不安を覚え、選挙の取材には行けなくなりました。また、NHKから国民を守る党の嫌がらせが始まったばかりの頃は、大量に送られるパンフレットが原因で取材に行けなくなったこともあります。いずれも「NHKから国民を守る党」という反社会的カルト政党による業務妨害が原因ですが、これまでも取材を諦めざるを得なかったことはあるのです。そのような過去の例も踏まえた上で、「緊急事態宣言」が発令されている中において、ゴリ押ししてまで選挙の取材に行くべきかどうかを考えた時に、県境をまたぐ移動の自粛が求められていることを考えると、まずは自粛に応じるべきだろうという判断に至りました。つきましては、取材日程の大幅な見直しを行いたいと思います。


■ 1月・2月の取材スケジュールの見直し

京都大学の西浦博教授による実効再生産数を使った数理モデルでは、前回の緊急事態宣言と同等の自粛を行った場合、つまり、実効再生産数を0.72まで下げることができたとすると、2月25日の新規感染者数を1日100人以下にまで落とすことができるという計算です。これより自粛が甘くなってしまうと、感染者が減るまでに時間を要することになり、人々の動きを大きく制限することに意味が出てくるということになります。このモデルの通りに感染者を減らすためには、「県境をまたぐ移動の自粛」に自分も参加して、とにかく人と人との接触を減らす必要があります。よって、取材日程の見直しは不可欠であると考えます。

1月17日:伊勢崎市長選(群馬県)[中止]
1月17日:伊勢崎市議補選(群馬県)[中止]
1月17日:大多喜町議選(千葉県)
1月24日:山形県知事選(山形県)[中止]
1月24日:山形県議補選(山形県)[中止]
1月24日:岐阜県知事選(岐阜県)[中止]
1月24日:岐阜県議補選(岐阜県)[中止]
1月24日:川越市長選(埼玉県)
1月24日:双葉町議選(福島県)[中止]
1月24日:菊川市長選(静岡県)[中止]
1月24日:菊川市議選(静岡県)[中止]
1月24日:岩倉市長選(愛知県)[中止]
1月24日:茨木市議選(大阪府)[中止]
1月24日:倉敷市議選(岡山県)[中止]
1月31日:千代田区長選(東京都)
1月31日:御殿場市長選(静岡県)[中止]
1月31日:戸田市議選(埼玉県)
1月31日:亀山市長選(三重県)[中止]
1月31日:高島市長選(滋賀県)[中止]
1月31日:宇治田原町長選(京都府)[中止]
1月31日:北九州市議選(福岡県)[中止]

現在、緊急事態宣言が発令されているのは、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県だけとなっていますので、ここから県境をまたいで移動するのは望ましくありません。よって、まずは緊急事態宣言が出ていないエリアへの移動は控えるべきだということで、まずは「中止」とさせていただくことになりました。ただし、1月17日の大多喜町議選、1月24日の川越市議選、1月31日の千代田区長選、戸田市議選については、まだ正式に中止とはいたしません。感染者の推移などを見ながら、直前に決定したいと考えております。

2月 7日:前橋市議選(群馬県)[中止]
2月 7日:西東京市長選(東京都)
2月 7日:越生町長選(埼玉県)
2月 7日:越生町議補選(埼玉県)
2月 7日:寒川町議選(神奈川県)

2月21日:上野原市長選(山梨県)[中止]
2月28日:朝霞市長選(埼玉県)
2月28日:各務原市議選(岐阜県)[中止]

西浦博教授のモデルでは、昨年の緊急事態宣言の時と同等の自粛が求められるということですので、おそらく今年は、前回と同じくらいに自粛することはできないだろうと見ています。よって、緊急事態宣言が解除されるまでには時間がかかると見られ、最短で2月末という形になっていますが、それ以上にかかるのではないかと見ています。


■ 1月・2月でストックをリリースする

緊急事態宣言が発令された1月と2月は、とにかく取材をしたものの、今日の今日までレポートがリリースされなかった選挙を、ダムのように大放出してまいりたいと考えております。かなり古いレポートになりますので、売上そのものは、あまり芳しいものにはならないと思いますが、それでも出さないよりはマシですので、今こそ倉庫に眠っていた取材レポートをお届けしたいと考えております。これまでにお届けしていなかった選挙レポートは、以下の通りです。

【2019年】
 4月21日:武蔵野市議選
 5月26日:足立区長選
 5月26日:足立区議選
 6月 2日:蕨市長選
 6月 2日:蕨市議選
 6月 2日:北茨城市長選
 6月 2日:青森県知事選
 6月 2日:三沢市長選
 6月 2日:三沢市議補選
 6月 2日:五戸町長選
 6月 2日:五戸町議補選
 6月30日:大月市長選
 6月30日:大月市議選
 6月30日:福島市議選
 6月30日:刈谷市議選
 7月 7日:厚木市議選
 7月21日:参院選・東京都選挙区
 7月21日:参院選・比例(自民党)
 7月21日:参院選・比例(立憲民主党)
 7月21日:参院選・比例(れいわ新選組)
11月10日:高萩市議選
11月10日:福島県議選・いわき市選挙区
11月10日:福島県議選・郡山市選挙区
11月10日:福島県議選・須賀川市選挙区
11月10日:福島県議選・白河市選挙区
11月10日:福島県議選・南会津郡選挙区
11月10日:福島県議選・会津若松市選挙区
11月10日:福島県議選・喜多方市選挙区
11月10日:福島県議選・福島市選挙区
11月17日:青梅市長選
12月15日:福井市長選

2019年に取材したものの、お届けできていなかったレポートが全部で31本ありました。ということは、1ヶ月丸々ストックだけで生きていけるということになります。途中で「N国マガジン」や新型コロナウイルスに関する情報などを挟むことになると思いますので、どうにか2ヶ月ぐらいは生きていけるのではないかと考えています。

【2020年】
 2月 2日:御殿場市議選
 2月 9日:つくばみらい市議選
 2月 9日:前橋市長選
 2月 9日:前橋市議補選
 2月16日:藤沢市長選

実は、2020年は取材したものをどんどんレポートにしたので、取材をしただけになってしまったのは5本しかありません。よって、選挙レポートのストックは全部で36本ということになります。この他にリリースできる内容として、「衆院選2021・事前分析レポート」があり、現段階における小選挙区すべての戦況について、事前にお伝えできるものがあると考えています。これが全11ブロックということになりそうなので、そうすると47本分のレポートが確保されている形になります。


■ 現時点での新型コロナウイルスの予測

既に全国で医療崩壊に似たようなことが起こっており、これを食い止めるためには、少なくとも前回以上の営業自粛を求める必要があります。少なくとも、スポーツジムや映画館、劇場などは閉鎖する必要があるし、学校なども閉鎖する必要があります。ところが、無能な菅政権は、おそらく飲食店の営業時間短縮を求めるのみで、ほとんど有効な手を打たないことでしょう。これでは新規感染者数はまったく減らず、医療崩壊を止めることはできなくなります。新規感染者数が減らないことを受け、2月に本腰を入れることになると思いますが、それでは2月末までに感染規模を縮小することができませんので、春になる助けもあって4月中旬頃になって、ようやく第3波がマシになってくるということになろうかと思います。つまり、4月中旬頃までは自粛が続くことを想定していなければなりません。ひとまず2月まではストックがありますので、コツコツとストックを出していきますが、3月以降に何をするかを考えておかなければなりません。まだまだやることはたくさんありますので、やることがなくなった時に考えることでしょうか。


■ 大人になって初めての長期的な休暇を取る

よく考えてみると、僕は大人になってから長期的な休みというのを取ったことがありません。常に働いていて、パソコンやポメラに触れない日を過ごしたことがないのです。どうせ取材に行けずに家の中で過ごさなければならないのであれば、初めて原稿を書かない日々を過ごしてみようと思うようになりました。例えば、朝から晩までずっと映画を見て、ただただダラダラと過ごしたい。とにかく原稿を書くのをやめて、ひたすらインプットとリフレッシュするだけの日々を過ごしてもいいのではないかと思いました。47本のレポートをすべてリリースし終わったら、選挙の取材に行ける日が来るまでの間、長期的な休暇を取ろうと思います。


■ 伝説のネタブログ『チダイズム』を復活させる

緊急事態宣言が出され、人々が家で閉じこもらなければならない生活は、ズバリ、退屈です。こんな時だからこそ、この退屈な日常をちょっとだけ明るくする特別企画、ネタブログとしての『チダイズム』を期間限定で復活させることにしました。そういえば、もともと僕がやりたかったことは、政治について真面目に語るのではなく、ネタブロガーとしてネタを書くこと。昔のようなキレが残っているかどうかはわかりませんが、今からシコシコとネタを書き上げ、ある時に大発表したいと思います。おそらく47本の選挙レポートを書き上げた後になるのではないかと思いますが、大人になって初めての長期休暇を取る前にぶち上げてから休もうと思います。ちなみに、『チダイズム』の看板企画になっている「B級映画レビュー」なんですが、あろうことか、僕は知らないうちにアマゾンプライムの会員になっていたようなので、解約する前に観るべきものは見ておこうと思い、気になっている映画だけでもピックアップしておこうと思います。

■ 『リベンジgirl』
桐谷美玲ちゃんが性格以外は超完璧な女の子を演じ、政治家一家の御曹司に失恋したことをキッカケに、総理大臣になってリベンジすることを目指すという映画。「総理大臣をナメとるんか!」とツッコミたくなるかもしれないけれど、実際、菅義偉がやるより桐谷美玲ちゃんがやった方が圧倒的にマシなんじゃないかと本気で思えるから困る。
■ 『こえ恋』
永野芽郁ちゃんが主人公の学園ドラマで、いつも紙袋をかぶって生活しているクラスの委員長に恋をする話。好きになっちゃう理由は声が良いかららしい。どこからどう考えても日常的に紙袋をかぶって生活している奴はヤバいだろ! 普通は好きになるとか以前に、近づかないぞ!
■ 『新しい靴を買わなくちゃ』
北川悦吏子さんが脚本・監督、岩井俊二さんがプロデュースの時点で、テッパンのB級映画。中山美穂さんと向井理さんが恋をする話なんだけど、この映画に出ている桐谷美玲ちゃんは抜群にカワイイ。

このあたりの映画レビューのほか、実生活で起こった体験談など、いろんな話をてんこ盛りにして、1本100円でお届けできたらいいなと思っているところです。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

どうやら政府は、「緊急事態宣言」の期間を2月7日までにすると決め、この間に実行することが「飲食店の営業時間を20時までにする」という、ほとんど効果の期待できないことだけに終始するようです。昨日は、とうとう全国の新規感染者数が5000人を超え、さらに拡大することが予測されるわけですが、このままでは4月中旬どころか、5月になっても外に出られない状況になってしまうかもしれません。とにかく菅義偉総理大臣の決断では先行きがまったく見通せません。どうして僕が気づくレベルのことを政治家たちが気づかないのか。バカとポンコツを政治家にしてはいけません。

いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。