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【選挙ウォッチャー】 れいわ新選組の憂鬱・大西つねき問題と今後の党勢拡大。

僕は今、れいわ新選組からは一歩も二歩も引いたところから、大西つねきさんの「命の選別」についての問題を見守ってきました。れいわ新選組のカルト化している一部支持者の問題も取り上げてきましたし、このままだと「れいわ新選組」が万年弱小政党になり、「山本太郎さんを総理大臣に!」という話は、地元の少年野球チームで打率1割の息子が「大きくなったらプロ野球選手になりたい」と言っているようなもので、いくら息子の夢を叶えてあげたいと言っても、25球300円のバッティングセンターにそう何度も通わせてあげられないというのが、今の「れいわ新選組」の置かれている状況なのではないかと思います。一説には、今回の騒動で「支持者が半分になってしまうのではないか」という懸念もあるのですが、僕は今、こういう状況も悪くないのではないかと見ています。この状況を逆手に取ってチャンスに変えられるほど器用であるとは思えないので、れいわ新選組の評判がさらに落ちてしまう可能性もゼロではないのですが、長く苦しんだ先に「崩壊」ではなく、「希望」があるといいなと思います。


■ 大西つねきさんの記者会見を受けて

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先日、大西つねきさんが「命の選別」について語る記者会見がありました。れいわ新選組の総会の中で、当事者となり得る木村英子さんの涙ながらの訴えを聞いて、考えを改めるどころか、むしろ謝罪を撤回してまで前に押し出してきた「命の選別」の必要性。そこまで言うのですから、さぞかし考えに考え抜かれた話なのだろうと思い、大西つねきさんの記者会見を見てみることにしたのですが、そこで僕が見たものは、まさかの「いつも見てるやつ」でした。大西つねきさんの記者会見をうっかり見てしまった皆さんが、あまりのウンコ珍説ぶりにゲロを吐きそうになったかもしれないのですが、気づいた時にはプロのウンコ処理職人になっていた僕は、まったくの平常運転でした。「おえぇ、臭っせぇ! ウンコ臭くて死にそう! ゲロゲロゲロ!」みたいになっている皆さんを横目に、「なーに、腐ったウンコってのはこれぐらい臭いモンさ!」が僕です。ヘッドセットのマイクをつけるのがカッコイイと思っている中二病のオッサンが入るべきは、れいわ新選組じゃなく、どう考えても「NHKから国民を守る党」です。ご自身が設立したフェア党が鳴かず飛ばず過ぎて、「れいわ新選組」だったら国会議員になれるかもしれないということでMMT理論を引っ提げてやってきたのかもしれませんけれども、そりゃこれだけ無能だったらフェア党が鳴かず飛ばずでも納得です。これから高齢化社会がますます進んだ時に、介護士になってくれる人は少ないんだから、高齢者は介護してもらえなくなって死ぬ。どのみち高齢者は死ぬんだから「どんどん死んでいけばいいじゃん」というのが大西つねきさんの主張なんですけれども、こんなに頭の悪い奴は滅多にいるものではありません。政治家の仕事というのは、こうした問題をどう解決していくのかを考える仕事です。このままだと介護されなくなって死ぬ。じゃあ、どうしたらいいのかということで、「このような解決策を提案します」というのが、政治家が掲げる公約です。なのに、大西つねきさんは「このままだと介護されなくなって死ぬ。だったら、現実を受け入れて死にましょう!」なのです。かねてから言っておりますが、バカを政治家にすると僕たちの命が危うくなる。今、これだけ新型コロナウイルスが流行している時に「GoToトラベルキャンペーン」をやろうとしているのを見てもらえれば一目瞭然です。バカを政治家にしてはいけないのです。もちろん、大西つねきさんを政治家にしてもいけません。

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大西つねきさんが、どうして軽々しく「命の選別」と言えてしまうのか。記者会見を通して見えてきたものは、大西つねきさんは「命」というものに対して、まったく重さを感じていないということです。「自分はいつ死んでもいいという覚悟なんだ」とおっしゃいますが、覚悟があるのではなく、命に対して、そこまで重みを感じていないだけです。先日の東京都知事選の応援の際にも、れいわ新選組の人たちは大西つねきさんを除いて全員がマスクを着用していたのに、どうして大西つねきさんだけマスクをつけていなかったのかを記者に問われ、「俺ってそういう奴なんですよ」と回答。新型コロナウイルスは持病のある人ほど死亡リスクが高まることがわかっていて、それこそ、れいわ新選組の現職議員は病気と闘っている方々です。万が一でも、大西つねきさんが感染し、現職のお二人に感染させるようなことがあってはなりません。「どうせいつか死ぬんだから今死んでも同じ」と思ってしまうのは頭の悪い大西つねきさんだけで、少なくともれいわ新選組に投票した有権者の皆さんにとっては、まったく同じではないのです。障害を持つ当事者にこそ国会で仕事をしてもらいたいと投票した人も少なくないわけで、舩後靖彦さんだからとか、木村英子さんだからと投票した人もいるのです。別の障害のある人が議員になればいいわけでもありません。そんな簡単なこともわからずに、「何かがあった時に人が死ぬのは仕方がない」と言って何もしないバカタレは、社会の端っこで目立たないように生きていっていただきたいと思います。またどこかのバカが「思想の自由を迫害するのか!」と言ってくるかもしれないのですが、いざとなったら人を死なせてしまえばいいというのは、「小学生の女の子をペロペロしたい」の超絶ヤバいオジサンの思想と同じです。「やべぇ奴が街の真ん中に出てきて大きな声を出してるんじゃねぇ!」という話であって、お願いだから、テメエの汚い部屋にでも閉じこもって、パソコンの前でチンチン握るだけにして下さいっていう話です。二次元でシコるぐらいまでは目をつぶるんで、街に出て大きな声を出すのは勘弁していただきたいのです。それはもう日の当たらないところで、ひっそりと抱えてもらうヤバい思想です。

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とりあえず、今回の記者会見で大西つねきさんがクソヤバい奴だということはわかったので、これからはいい歳こいて命の重みに気づかなかった「ヘッドセットおじさん」として、政治家を目指すでもなく、JPモルガンだった肩書きを引っ提げて、どこぞの会議室でも借りて、講演会でもやってメシを食っていってもらえればいいのだと思います。僕にはその講演会も聞く価値があるとは思えませんが、選挙ウォッチャーである僕のポリシーは、一般人として何をしているかは問わないです。政治の世界に進出してこない限りはいちいち文句も言いません。ただ、もしかするとNHKから国民を守る党を離党して国民主権党を作った平塚正幸のように、れいわ新選組を離党してフェア党を拡大していくような動きを見せるかもしれませんので、大西つねきさんの政治的な動きは常にチェックして、もしどこかに立候補してくるようなことがあれば、すぐに皆様と情報を共有させていただきます。


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