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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#334)。

 これは、日本の「反知性主義者」たちとの戦いです。
 これだけ芸能界や経済界の人たちへの名誉毀損を重ね、さらには優生思想まで披露し、公選法違反や出資法違反の疑いがある「NHK党」を、これでもまだ称賛してしまう人たちがいる現実。

NHK党の応援に、YouTuberのヒカルと青汁王子が登壇した(引用元リンク

 参院選のラストサンデーとなった7月3日には、人気YouTuberのヒカルと青汁王子が登壇し、NHK党やガーシーに対する応援をしました。正直、ヒカルと青汁王子には、とても失望しました。このようにNHK党の広告に加担する人たちは多く、ネトウヨに人気があるインフルエンサーたちもこぞってNHK党の宣伝に加担しているため、「1議席は固い」という情勢に落ち着きつつあります。
 7月3日の「日曜討論」では、ゴリゴリの優生思想を述べ、新聞などにも取り上げられましたが、「ナチスじゃないか!」と反応したのは一部で、やはり「反知性の層」が中心となって、「立花さんは本当のことを言っているんだ!」となっており、票は積み増されている状態にあるようです。
 法の一線を超えても、嘘か本当かに関係なく有名人のゴシップを流しまくるという迷惑行為をしていても、とにかく「バズったもの勝ち」というモラルの無さで、そこに乗っかってしまうアホがたくさんいる限り、NHK党は議席を獲得するし、それなりに票を獲得してしまいます。NHK党に対する評判は2019年より圧倒的に落ちていますが、露出量やバズっている量は2019年の5倍以上あるという感覚です。だからと言って5議席を取れるわけではありませんが、今年も1議席の獲得はほぼ確実になってきてしまいました。
 N国信者が記者をしている東スポの方が圧倒的に拡散力があるので、僕の記事なんて焼け石に水程度であり、ほとんど抵抗できているとは言えないと思いますが、それでもやらないよりはマシだから、今日も「NHK党」の悪事をまとめています。


■ ガッツリと公選法違反をかます立花孝志

7月4日の動画で改めて公選法違反をする立花孝志(引用元リンク

 もはや立花孝志は、逮捕されても、公民権を停止されても、とにかく得票率2%を超えるためなら、たとえ違法であっても、絶対に達成するつもりのようです。またしても、YouTubeで公選法違反が疑われる発言をして、皆さんに1票入れてもらうつもりでした。
 問題の動画は、「年金生活者に裁判しているNHK!お前ら鬼か!自民党は年金生活者の声を聞いて、年金生活者のNHK受信料無料にせよ!」というタイトルがつけられており、NHKから裁判を仕掛けられた年金暮らしの高齢者に肩代わりすることを個別に約束をしています。
 動画の冒頭は、受信料を支払っていなかった年金暮らしの高齢者がNHKから裁判を起こされ、生活保護の人は免除されるのに、慎ましく年金で暮らしている人からは受信料を取るなんて許せないと言い出し、とうとう決定的なことを言い出します。

目がパッキパキの状態で正義のヒーロー顔をする尊師・立花孝志(引用元リンク)

(05分02秒~)
「ぜひね、今回本当にNHK党をお願いします。我々、こういう年金生活者の方が訴えられて、もちろん、年金生活じゃない人でも訴えられたら、ちゃんとNHKの受信料払いますから。で、もうこれがね、公職選挙法違反だと言う人もいるし、僕もそれは自信がない。絶対これでうちの党が買収行為だと言ってこない自信もない。でも、そんなことどうでもいい。NHKから被害を受けている人を守りたい。お金で解決することはお金で解決したい。それだけです」

 尊師・立花孝志は「テレビは洗脳装置」だと言っています。テレビばっかり見ていると洗脳されて、どんどん騙されるようになってしまうと言っています。それであれば、なおさら「テレビは捨てろ」と言わなければならないのではないでしょうか。立花孝志のロジックに基づけば、テレビを見るのは核兵器よりも危険なので、テレビを捨てれば洗脳されることもなくなり、一番の悩みである受信料を支払う必要もなくなります、しかも合法的に。
 裁判をされて困っている老人のためにNHK党が受信料を肩代わりするようなことがあれば、NHKの収入は安定します。老人は助かるかもしれませんが、それと同時にNHKも助かります。どこが「NHKをぶっ壊す」やねん。それより、老人にテレビを捨てさせ、YouTubeでも見ながら過ごすように指導をすれば、NHKには1円も行かず、受信料を取り立てられることもなく、裁判を起こされる心配もなく、収入がなくなるNHKをぶっ壊すことにもつながるはずです。NHK党を通じて、僕たちの税金をNHKの受信料として支払ったところで、NHKの収入はますます安定するばかり。余計にNHKが儲かるだけです。
 その上で、「あなたの代わりに受信料を払ってあげるから1票入れてください」とお願いをし、「それは公選法違反では?」という意見が寄せられても、「知らん!」と言ってしまうのです。既に不正競争防止法違反、威力業務妨害、脅迫罪の3つの罪で懲役2年6ヶ月・執行猶予4年のお弁当がついているのに、こっちは「命がけでやっているんだ!」と言ってしまう頭の悪さ。「無能」というのは、こういう人間のことを指します。10億円以上の借金を返すために必死なのはわかりますが、こんなにあっさりと法の一線を超えられても、真面目に訴えている泡沫候補の方々にも顔向けできたものではありません。こいつがやっていることは「民主主義の破壊」です。
 そして、こんなシンプルなことも理解できずに「NHK党」に投票してしまっている有権者たちは、一緒になって「民主主義を破壊しようとしている人たち」だということになりますので、世間から軽蔑されても仕方がありません。


■ 乙武洋匡さんをカテゴライズする男

乙武洋匡さんに「優れている側にカテゴライズ」とホザくアホ尊師(引用元リンク

 謝ったら死ぬ病の尊師・立花孝志は、優生思想問題が炎上し、乙武洋匡さんから釘を刺されているにもかかわらず、バカだから釘を刺されている自覚がないため、「乙武さんは優れている側にカテゴライズされる」と発言しました。もう終わっています。
 ちなみに、「優れている」とか「優れていない」の根拠は何なのかということですが、尊師・立花孝志いわく、「納税する体」「納税しようとする心」だと言います。これで言うと、乙武洋匡さんは体が動いて納税をしているので優れているが、もし寝たきりで国から援助を受けていたら、「優れていない」とみなされて、存在を否定されかねません。
 しかし、実はこのロジック、立花孝志自身の存在の否定でもあります。
 現在、立花孝志は国会議員でもなく、「党首」を名乗る素人のオジサンです。そのオジサンは今、党に入った政党交付金で、ゴルフ、キャバクラ、豪華な食事をキメていて、元恋人とされる女性には「顧問料」として毎月100万円近いお手当をあげています。まさに「せっかく納税してもらったお金を無駄に使う体と心の持ち主」です。はよブタ箱入れ!


■ ガーシー砲がゼレンスキー大統領に着弾(笑)

大きな病院で脳を診てもらった方がいいNHK党の黒川敦彦幹事長(引用元リンク

 とうとう死神幹事長の黒川敦彦が、ウクライナのゼレンスキー大統領にガーシー砲が着弾しているとホザいています。見れば分かりますが、これはユダヤ人に対するヘイトスピーチであり、黒川敦彦の頭の中では、ゼレンスキー大統領がロシアを死ぬほど挑発したから戦争が起こったのだという認識です。つい先日は、ロシア大使館から人を招いて対談をしていたほどで、素人のくせに他国の役人と接触し、アホの言論を撒き散らすのは国際問題に発展しかねないので、本当に危険な行為です。
 これでわかると思いますが、ガーシーとかいうオッサンも含め、話している噂話は、かなり信憑性に乏しいものです。楽天の三木谷社長に対する噂話も、ただ匂わせているだけで決定的な証拠をドカンと出しているわけでもありません。ガーシーとかいう中東に逃亡中のオジサンの発言や、黒川敦彦の発言を信じて、ネットで拡散することは「ガーシーではなく、拡散したアナタが名誉毀損に問われる可能性のある非常に危険な行為」であることを頭に入れておいてください。
 ちなみに、「そう言いながら、オマエだって拡散しているだろ!」とおっしゃる方がいるかもしれませんが、なぜ僕が名誉毀損にならないのかと言うと、黒川敦彦の発言を引用し、皆さんに「これはデマですよ!」ということをお知らせしているので、真偽不明な噂話を黒川敦彦らと一緒になって垂れ流しているのではなく、真偽不明な噂話を「黒川敦彦の言っていることなんぞ、だいたいデマですから気を付けてくださいね!」と言っているからセーフなのです。

 黒川敦彦が、どれだけ適当なデマを流す人間なのかは、「コロナにはワサビが効く!」とホザいていた、こちらの解説記事を読んでいただければ一目瞭然です。マジで名誉毀損で刑事告訴された末に逮捕されたらよろしいと思っています。オマエも、はよブタ箱入れ!


■ 本当にガーシーが当選してもいいのか

40代・50代のオッサンらを中心に人気になっている「ガーシー」

 暴露系YouTuberが、名誉毀損や威力業務妨害で訴えられることのない安全な海外から、さまざまな有名人の暴露をした末に1議席を獲得する。これが今、日本で起ころうとしていることです。
 生活を直撃している物価高の問題、上がらない賃金の問題、異常気象が続く地球環境問題、食やエネルギーの自給率の問題、消費税やガソリン税で苦しむ庶民がたくさんいる問題、少子高齢化の問題、同性婚の問題、子どもの教育に格差が生じている問題、新型コロナウイルスの問題・・・。喫緊の課題が山積みになっている中で、ガーシーというオッサンがやっていることはそうした問題をどう解決していくのかではなく、「おい、綾野剛!」「おい、三木谷浩史!」と言いながら暴露をするということです。
 日本の芸能界にもっとお金を入れて、国策として世界に通用するコンテンツにしたいという話はしていましたが、その上で利用価値があるかもしれない「日本で唯一、全国に放送設備を持っている放送局」であるNHKはぶっ壊し、「芸能界を健全化する」と言っているのです。いろんな男性芸能人や社長たちをお相手にセックスをする美女を紹介してきた「アテンダー」という闇の職業だった男がです。アイドルにストーカーをして出入禁止になったブサイクが「アイドル業界の健全化」と謳って立候補するようなものですから、頭をスリッパで叩きながら「どの口でいっとんねん!」と言わなければならないヤツではないでしょうか。「パコーン!」と良い音を立てて叩かなければならない案件です。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 NHK党は、公選法違反をやらかしながら、1議席を獲得する可能性がかなり高い状態になっています。これだけ法の一線を超えているので、議席を獲得したところで、尊師・立花孝志の逮捕は避けられない状態にあるのではないかと思いますし、議席が認められないこともあるのではないかと思います。しかし、そうなってしまうと、黒川敦彦をはじめ、アホの陰謀論者たちが「政府の陰謀でNHK党が潰された!」と大騒ぎすることは火を見るよりも明らかです。なので、なんとしても2%を下回り、比例で議席を獲得させないことが大切です。
 選択肢はたくさんあります。自民党、立憲民主党、公明党、共産党、日本維新の会、国民民主党、社民党、れいわ新選組。それに加え、参政党、新党くにもり、幸福実現党、日本第一党、維新政党・新風、ごぼうの党などに投票することもできます。どれも「NHK党よりは絶対にマシ」と断言できますので、まだ時間はあります。
 僕が「白票を入れることをオススメしている」という切り取りデマを書き散らかしているアホがいますが、僕は「よく考えて、あなたが良いと思う政党に投票してください」と言っています。ただ、「NHK党」だけは絶対に入れてはいけませんので、そんなものに入れるくらいなら白票や選挙に行かない方がマシだと言っているだけの話です。選択を間違えないように、もっと政策や公約を見て、候補者の話を聞いてください。

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