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【災害情報】 2022年・台風14号の被害状況まとめ。

 中心気圧910hPa、中心付近の最大風速が55m、室戸台風や伊勢湾台風といった歴史に名を遺した台風と同等クラスの「台風14号」が、九州地方を襲おうとしています。鹿児島県では既に大規模災害が迫っているとして、気象庁が最大級の警戒を呼びかけています。
 この『チダイズム』では、命に関わる危険な状況が差し迫っている場合には、災害情報をまとめることにしています。テレビやラジオ、インターネットのニュース等と合わせ、ご活用いただければと思います。今後、九州地方では、停電などでライフラインが失われる可能性がありますので、今のうちにお風呂に水を貯めておくなどの準備をしておくことをオススメします。数日分の食糧の確保などの確認もしてください。


■ 台風の規模の割に被害が少なく済んだ

 今回の台風14号は、過去最大級の台風で、しかも、ガッツリと上陸しているにもかかわらず、人的被害、特に死者数は2人になりそうで、もっと大きな被害が見込まれていただけに、予想より少なかったことは不幸中の幸いだと思います。ともあれ、お亡くなりになった方にはご冥福をお祈りいたします。
 全国20県でケガ人が続出したものの、本来であれば、もっと大きな被害が出ていても不思議ではないのに、未然に被害を防げたことは、喜んでもいいことなのではないかと思います。川の氾濫や土砂崩れなどが各所で起こりましたが、多くの人が早めに避難をしていたことが功を奏し、幸いにも人的被害は少なく済みました。
 また、窓ガラスが割れないように対策をしたり、看板が落ちないように対策をしたり、吹き飛ばされるものを少なくしようという取り組みが事前に行われたこともあり、甚大な被害が出なかったことは、台風が直撃した人たちの努力の賜物だと思います。あれだけの台風をやり過ごした地域の皆さんはもっと褒められても良いのではないかと思うほどです。
 東日本大震災を経験した僕たちは「津波が来る時には海に近づかない」ということを誰もが知っているし、徹底していると思います。最近は、西日本豪雨災害の例もあり、災害に対して警戒心を持つようになりました。これはいろんなところで氾濫が起こり、あまりにも雨が酷い時にはダムが緊急放流をすることもあり、川の下流で大変な被害が出る場合があるということを肌で感じ、学んだからだと思います。また、避難所の他にホテルに避難する人たちもいて、自分たちの安全を守るためのシミュレーションの成果が出ていると思います。こうして対策を取れば、被害を少なくできることを、今回の台風14号が教えてくれたのではないでしょうか。
 ですから、堀江貴文のように、人々の警戒心を解くような言動をするクソどもを放置することなく、しっかり油断せずに準備をすることで、これからも人的被害を最小限に抑える努力をする必要があります。災害で亡くなる時に最も多いのは「油断」です。昔から「備えあれば憂いなし」とは言ったものですが、こういう「ことわざ」が存在するのも、昔からの知恵です。昨今の新型コロナウイルスもそうですが、大きな被害を出さないように、検査をして、鼻うがいをして、薬を用意して、マスクをつけて、換気をしていくようにすれば、大きな被害を出さずに済むのではないでしょうか。何事も同じです。
 時に「不安を煽るな!」と言ってくる脳味噌ユルユルの子たちがいますけれども、「備える」ことこそが「不安を解消するための手段」であることを忘れてはなりません。事前に雨戸を閉めておけば、窓ガラスが割れる心配がなくなります。「窓ガラスが割れたらどうしよう」という不安を放置しないためにも、「窓ガラスが割れないように補強しよう」「窓ガラスが割れないように雨戸を閉めよう」という行動をすることで、その心配を取り除くことができるのです。これは新型コロナウイルスも同じです。「感染したらどうしよう」という不安に備えるには、「感染しないような対策をする」ことで不安は解消できます。対策をするためにはデータが必要です。いつどのタイミングで台風が来るのか、あるいは、いつどのタイミングで感染の流行が起こりそうなのか。来ることがわかっているなら、来ることに備えた行動をするのみ。
 そして、「思ったより被害が出なかった」というのは、そのまま放置していたら被害が出ていたけれど、放置しなかったために未然に防げたということなので、むしろ褒められることです。まさか多くの死者が出ることを願っているわけではあるまいし、「被害が少なかった=対策の成功」を意味するのであり、これがわからない奴は「バカ」なので、あんまりネットで大きな声を出してはいけないのです。
 これからも台風は来るし、台風のみならず、地震、大雨、大雪、津波、さまざまな災害に襲われると思いますが、今後も備えられるものには備え、けっして甘く見積もることなく、しっかり対策をすることで、皆で幸せに暮らしていくということが大切だと思います。そういう意味では、今回、被害を少なくできたことは「大収穫」だと言えましょう。


■ 大分県でも緊急安全確保(午前7時現在)

 大分県内では佐伯市と宇佐市の全域に緊急安全確保が出されています。
 佐伯市蒲江では、18日午後9時14分に観測史上最も強い最大瞬間風速50.4メートルを観測しました。


■ 935hPaで上陸は今世紀最低の気圧

 大型で非常に強い台風14号は、18日19時頃に鹿児島市に上陸しました。上陸時の気圧は935hPaで、過去4位、2000年以降に上陸した台風としては最も低い気圧です。記録的な大雨になる可能性があり、引き続き警戒が必要です。

気象庁が発表している24時間の降水量、九州の東側で特に酷い(引用元リンク

 気象庁が発表している24時間の降水量を示したデータによると、大分県や宮崎県、鹿児島県東部、さらには高知県で、記録的な雨量となり、土砂災害や川の氾濫に注意が必要です。

台風14号はこの後、日本列島を縦断するように北東に進路を取る予報(引用元リンク

 気象庁が発表している台風の予報円は、ご覧の通りです。
 これから日本列島の幅広い地域で台風の進路となり、暴風雨が予想されていますので、東海地方や関東地方、東北地方などにお住まいの方も、明日の午前中には台風に対する備えが必要になるかもしれません。
 宮崎県では、綾町、美郷町、高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町、椎葉村、諸塚村全域。宮崎市、都城市、日向市、三股町、木城町、新富町、国富町、門川町の一部地域に緊急安全確保が発令されています。


■ 宮古島に津波注意報(午後4時現在)

 午後3時44分頃、台湾付近を震源とする地震があり、宮古島・八重山地方に津波注意報が発令されています。津波の到達予測は与那国島・久部良で午後4時10分ごろ、西表島で午後4時半ごろ、石垣島・石垣港で午後4時半ごろ、宮古島・平良で午後4時50分ごろとなっています。予想される津波の高さは1mということで、海岸や川のそばには近づかないようにお願いします。


■ 緊急安全確保の情報(午後4時現在)

 鹿児島県は県内全域に緊急安全確保が発令されています。
 宮崎県は宮崎市、日南市、都城市、三股町に緊急安全確保が発令されています。宮崎県では午後3時現在で4万2090戸が停電しています。鹿児島県では7万8700戸が停電しています。


■ 緊急安全確保の情報(正午現在)

 鹿児島県出水市、西之表市、日置市。宮崎県都城市。以上の4市で「緊急安全確保」が発令されています。
 その他、九州の広い範囲と高知県で、避難指示、高齢者等避難が発令されています。各自治体の情報をご確認ください。
 中国地方で18日夜から19日にかけて「線状降水帯」が発生する可能性があるとして、気象庁が警戒を呼び掛けています。深夜に川が増水する可能性がありますので、事前に避難をする、避難の準備をするなどを心がけてください。


■ 交通情報(午前11時現在)

 山陽新幹線の広島-博多間で、19日の始発から終日、運転を取りやめると発表。19日の新大阪―広島間は、始発から列車の本数を減らし、午後6時ごろから順次運転を取りやめるとしています。
 飛行機は、ほぼすべての九州方面に行く便が18日時点で欠航。


■ 鹿児島県内の情報(午前10時現在)

 鹿児島県西之表市、出水市に緊急安全確保が発令されています。
 鹿児島県鹿児島市、宮崎県宮崎市、熊本県天草市などで、レベル4の警報が発令中。早めの避難を心がけてください。
 鹿児島県内では午前9時現在、台風14号の影響で2万2200戸あまりが停電しています。
 停電中の地域は、鹿児島市の桜島地区や下福元町、枕崎市、指宿市、霧島市、南九州市、鹿屋市、垂水市、曽於市、志布志市、大崎町、錦江町、南大隅町、肝付町、西之表市、中種子町、南種子町、、屋久島町、三島村の黒島と竹島、奄美市、十島村の口之島と中之島大和村、龍郷町、喜界町、天城町、知名町、以上の地域あわせて2万2450戸。


■ 18日午前6時発表の天気図(気象庁)

中心の気圧は925hPaで時速20kmで北北西に進んでいる(引用元リンク

 午前6時現在の中心の気圧は925hPaで、依然として、大型で猛烈な勢力を保っています。910hPaよりは少しだけマシですが、それでも過去最大級の勢力を維持していますので、引き続き、警戒が必要です。マスコミが煽り過ぎだとするアホがニュースになっていますが、最大級の警戒が必要であることに変わりがありません。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 今回、ネット上でアホから割と多くカラまれた気がします。
 彼らは「テレビやラジオが人々を洗脳している」という参政党やNHK党の理論を本気で信じている、同じ周波数のアホです。なので、テレビやラジオが危険だと言えば言うほど「本当は危険ではないのに煽っている」と感じるようになってしまい、ネット上で人々の警戒心を解いてしまうアホの発言をしているのです。
 今回の台風14号では、そうしたアホの発言に惑わされることなく、ネットをしないお年寄りを中心に、しっかり避難できたことから被害を最小限に抑えることができました。ただし、台風14号では被害を抑えることに成功しましたが、次にやってくる台風15号では、人々の警戒心が薄れてしまって、大きな被害が出る可能性があるのではないかと心配しています。台風14号で思ったよりも死者数が少なく、あまり被害が出なかったことで、台風15号に対する警戒感は大幅に薄れ、愛知や静岡などで線状降水帯が発生して、警戒レベル5の「緊急安全確保」が発令されていても、家の中で取り残されるような人たちが出てしまうのではないかと心配しています。
 特に、台風15号では危険な台風だという認識がないために、事前に避難する人が少なかったことから、大部分が家の中に取り残されているのではないかと思っています。特に、足の悪いお年寄り、避難できないお年寄りなどが亡くなる可能性があり、日頃から「警戒する」というのが、どれだけ大切なのかということを痛感させられてしまうのではないでしょうか。だからこそ、ネットで「煽りすぎだ」とホザいてしまうクソ人間どもは、社会的害悪であると思うのです。なので、ネット上でこういう奴を見つけた時には、しっかりとシバきあげることが大切ではないかと思います。ネット上のアホをシバかないことで、政治においても、コロナ対策においても、はたまた経済においても、さまざまな悪影響が出ているのではないかと思います。少しスケールの大きな話になりますが、自由な民主主義国家に限って衰退し、中国のような言論統制をしている国が衰退を免れているというのは、実は、ネットが普及したことで、アホが大きな声を出せるようになり、そのアホの声に政治が動くようになり、余計に衰退するようになってしまっているのではないかと思うのです。だからと言って、中国のような政治が素晴らしいというわけではなく、ネット上でアホをちゃんとシバきあげ、アホに発言権を持たせないことが大切なのではないかと、つくづくかんじているのです。アホに支配されることがないように、日頃からアホが政治家になるのを阻止することが大切です。まずはNHK党から潰しましょう。

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