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【選挙ウォッチャー】 北区議選2019・分析レポート。

東京都北区では、区長選と同時に区議選も行われました。なにげに、今回立候補している方の中にも、僕の選挙レポートを読んでくださっている方がいらっしゃるのですが、これまでにお伝えしてきた当然するための選挙戦略を守り、当選できるのか。このレポートの真価が問われていると言っても過言ではありませんので、高い志を持った候補がちゃんと当選できる世の中になるといいなと思います。

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東京都北区は、これまでに小野田紀美さんや音喜多駿さんといった人たちを生み出している土地であり、筆談ホステスで有名になった斉藤里恵さんも東京都北区の選出です。ここには反知性派カルト集団のNHKから国民を守る党も候補者を擁立し、元NHK報道デスクの自民党の男性と対決するような形になっていました。いろんな意味でカオスなので、いつになく濃いレポートになりそうです。


■ 東京都議補選にも注目である

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いよいよ東京都知事選が7月5日に行われるのですが、合わせて東京都議補選も行われます。東京都議補選が行われるのは、北区、大田区、日野市、狛江市と調布市が合体した「北多摩第3選挙区」です。この中で北区は大激戦が予想され、かなり見応えのある選挙になりそうです。もともと東京都議だった音喜多駿さんが北区長選に挑戦するために抜けた穴を埋めるための補欠選挙で、あたらしい党からも候補者が出てきます。予想される顔ぶれは以下の通りです。

山田 加奈子 49 新 自民党
斉藤 里恵  36 新 立憲民主党
佐藤 古都  32 新 あたらしい党・日本維新の会

自民党から立候補してくる山田加奈子さんは、障害者の父を持ち、不妊治療と働きながらの子育てを経験し、北区議を4期13年やってきたという力強い女性です。一方、斉藤里恵さんは「筆談ホステス」として一躍有名になった女性で、2015年に日本を元気にする会から北区議に立候補してトップ当選。その時に獲得した6630票は過去最多得票数となりました。2019年7月の参院選に比例区から立候補することが決まったため、同年4月の北区議選は見送っていました。参院選では立憲民主党に風が吹かなかったために落選。このたび、改めて東京都議選に挑むことになりました。あたらしい党から立候補する佐藤古都さんは、もともと音喜多駿さんの選挙ボランティアとして参加し、あたらしい党と日本維新の会の推薦を受けて立候補します。音喜多駿さんの議席を守れるかに注目です。


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