【選挙ウォッチャー】 城里町長選２０２２・分析レポート。

　８月２１日告示、８月２８日投票で、茨城県の城里町長選が行われ、現職と新人の一騎打ちとなりました。
　城里町は、水戸市の北西にある、田舎の原風景が残る場所。人口は約１万８０００人で、とても風光明媚な所です。茨城県の県都である水戸市に近いのに、その水戸市とを結ぶバスは１時間に１本もないという、まさに陸の孤島。普通は、ここで町長選があると言っても、そんなに面白さを期待できないところなのですが、なんと、行ってみたら面白いところでした。

上遠野 修　　４３　現　無所属（やんわり自民系）
河原井 大介　４２　新　無所属（やんわりアンチ市長系）

　現職は、東京大学経済学部を卒業し、大林組や楽天などで働き、福島伸享さんの政策秘書を経て、２０１３年の城里町長選に立候補するも落選。しかし、２０１４年に初当選を果たすと、２０１８年も再選。今年で３期目を目指しています。
　新人は、高校卒業後に１８歳で渡米し、モンタナ州立大学、カリフォルニア州立大学で学び、２３歳で帰国。地元で農業生産法人を立ち上げ、アスパラガスを中心に生産。２００６年から今日まで４期１６年にわたり、町議を務めてきました。
　現職が優勢と見られていましたが、この選挙期間中に差が詰まってきているようで、投票日までにその差がどうなるのかが勝負のポイントになりそうです。