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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#212)。

日本の国政政党であり、年間約1億6000万円の政党助成金をもらっている「NHKから国民を守る党」の党首である立花孝志が、また問題のある動画をアップしていましたので、しっかり反論させていただくとともに、このような政党の人間が、10月18日投開票の岡崎市議選に立候補していることもあり、こんなカルト性の高い人間を当選させ、無駄に税金を払うようなことがあってはならないと思いましたので、今週は昭島市長選、昭島市議補選、袖ケ浦市議選などのレポートを挟みながら、全8回の短期集中連載を予定していたのですが、今週は休みなく10月18日までキッチリと「NHKから国民を守る党・動向チェック」を1週間にわたって毎日お届けすることにしました。これまでにもスラップ裁判を起こしてきた人間が、またくだらない裁判を仕掛けてきて、僕の商売が邪魔されているのですから、いつか必ず責任を取ってもらいますし、こんなカルト政党が1議席を取ることは許されないと思いますので、しっかり検証します。


■ 立花孝志によるデタラメ解説動画

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10月10日、立花孝志は「選挙ウォッチャーちだいをぶっ壊す!(笑)」というタイトルの動画をアップしました。最終的に「(笑)」なので、真剣さの欠片もない動画なのですが、残念ながら、世の中には立花孝志の動画を見て、「さすが立花さん!」と言ってしまう脳味噌が大変アレなN国信者がそれなりにいて、今回も動画を見てフル勃起です。しかし、義務教育を問題なく卒業できるぐらいの知識と教養があれば、立花孝志の言っていることがデタラメだということは誰でもわかります。なので、今回は立花孝志の動画を全編書き起こして、一つずつ丁寧に解説することにしました。

「はい、えー、あまりにも無能な選挙ウォッチャーちだい君をぶっ壊す。ということで、えー、令和2年、2020年10月の10日、えー、14時32分であります。今ね、ちょっとね、選挙ウォッチャーちだい君がツイキャスでいろいろと裁判所に呼び出されたということで、ほぼほぼ、あの、なんか、愚痴に近いというか、あんま、いかに彼が無知であるかということが明らかになる、まぁ、このね、ちだい君のツイキャスを見て、ちだい君がすごいなぁと思う人は、もう気を付けてくださいね、これ。あの、何って言うんでしょうか、その楽しく見てる分にはいいんですけど、彼の主張をそのまま鵜呑みにして、それをインターネット上とかでリツイートとか拡散すると、彼の犯している不法行為や犯罪行為の、いわゆる共犯になる可能性がありますので、そこはあらかじめ警告というか、注意喚起をさせていただきます」

あれ? あれあれ? あれあれあれ?? このオッサン、一体、何を言っているのでしょうか。立花孝志は、自分たちは何も犯罪をしていないのに、あたかも犯罪をしているかのような発言をしている僕が「名誉毀損」をしているということで、今回もわざわざ面倒臭い裁判を起こしているのではないのでしょうか。それなのに、僕がいつ不法行為や犯罪行為をしたのでしょうか。これは立証してもらわないと困りますね。立花孝志は、自分が名誉毀損だとして訴えていることをそのまんま僕にやっているのです。おかしいですね。そして、リツイートしただけで共犯になる。自称・法律のプロのオッサンは何を言っているのでしょうか。それともう一つ、さりげなく僕のことを「あまりにも無能な」と言っていますけれども、立花孝志は僕が「あまりにも無能である」という根拠を一つでも示せるのでしょうか。国政政党の党首たる人間にしっかりと名指しをされて「ぶっ壊す」と言われたあげく、「あまりにも無能な」ですよ。これは批判ですか? 誹謗中傷ですか? 何よりもその発言、大丈夫ですか? 冒頭からオッサン、とんでもないことを言っているんですけど、まだ16分の動画の1分です。

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「で、来週呼び出されている裁判においては、えー、今、彼が書き込んだですね、えー、他人に対する名誉毀損ということで、既に裁判所が決定を下しているもの、まぁ、決定というか、裁判官と申立人、いわゆる債権者になるのかな、まぁ、申し立てた人と相手方、ちだい君は今回、相手方になるんですが、仮処分というのは、一定の合理性がなければ裁判所はもう申立人との間で棄却しちゃうんですね。で、棄却っていうのはダメですよってなるんですが、裁判所はこれ、急ぐものだということでですね、えー、早くその、よく使われるのが出版差し止めなんかがよくありますね、週刊誌の。急がないといろいろとこう被害者側のですね、えー、権利が侵害される場合などにこの仮処分というものがあるんですけども、今回、その制度を使って、ちだい君を裁判所に呼び出したと。ただ、呼び出すためには裁判官がこれは呼び出さないといけないなという、まず一回判断が入ります。で、その判断で既にちだい君を裁判所に呼ぶ必要性があるというのが仮処分の申立ですので、通常の民事裁判のように、とりあえず原告の言うことを、全部、真実も何も関係なく聞いてですね、で、書面で聞いて、無条件に被告を呼び出す裁判とはちょっと違うんですね。ここは一つ大きな違いがあるということですね」

立花孝志は、まるで普通の民事裁判とは異なり、超ヤバめの民事裁判が行われるんだというテンションで話していますが、この話は、加陽麻里布が僕に対して「記事を削除してほしい」と申し立てているものです。ただし、これは現時点で、加陽麻里布が一方的に主張している話に過ぎず、僕にも僕の言い分があるわけですから、裁判所も何も事情も聞かないで「削除しろ」と命令することはできないわけです。そして、加陽麻里布は名誉毀損であると訴えているので、もし本当に名誉毀損にあたりそうな場合、なるべく早く対応してあげないと可哀想なので、なるべく早く僕から事情を聞き、仮処分を出すか出さないかを判断しなければならないのです。裁判所の判断がどうのこうのと言っていますが、裁判所は基本的に申し立てがあったら受理しなければならないし、そのためには債務者を呼び出さなければなりません。「オマエの言ってることは嘘臭い」なんてことで対応しないようなことがあってはならないのです。つまり、ガタガタ言っていますが、記事の仮処分の申し立てが行われれば、誰でも自動的にこうなります。気になるのは、「その制度を使ってちだい君を裁判所に呼び出した」と言っているところです。裁判所に呼び出す制度を使って僕を裁判所に呼び出しているので、僕が裁判所に行くのは当然ですが、さっそく「オマエは裁判所に呼ばれる人間なんだ!」と嬉々として動画をアップしているわけです。昔はこういう動画をアップすると、僕のTwitterのタイムラインは大変なことになったのですが、今はまったくリアクションがありません。凪です。まぁ、刑事の裁判にお呼ばれする人に言われても、裁判所であらゆる証拠をしっかり提出してくるのみです。

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「だから、裁判所もただちに呼び出しをかけてる。まぁ、昨日裁判所からの通知を受けて、来週金曜日に行くと、行かなきゃいけないということです。あえて敵に塩を送るわけになりますが、ちだい君、弁護士に相談しなさい。ね、もう、もう、あなたのツイキャスでの話を聞いていると、弁護士に相談することすらできないのかな。できないと思ってるようですが、弁護士さんに相談してください」

僕は毎日の「お散歩キャス」を日課にしているので、この日も昼間にツイキャスをお届けしたのですが、この通知を受け取った直後だったもので、まずは弁護士さんに相談する前にツイキャスを始めたのです。心配してくださったリスナーの方が「もう弁護士さんには相談したんですか?」と聞いてくれたので、「まだですよ」と答えたんですけど、相談するに決まっていますよね。もちろん、この立花孝志の動画の件も含めてですけど。

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しっかし、完全にナメた様子で「弁護士に相談しなさい」と言っている時の立花孝志の顔って、めっちゃくちゃキモいですね。ちなみに、僕が弁護士に相談しようが相談しまいが、そんなものは僕の勝手だし、なんなら弁護士に相談しない方が自分たちにとっては有利なんですから、いちいち弁護士に相談しろなんて言う必要はありません。それなのに、どうしてこんなことを言うのかって、おそらく本人も、この裁判に勝てると思っていないのではないでしょうか。裁判の日時をコントロールできるのか知りませんが、10月18日には岡崎市議選があり、ここにはNHKから国民を守る党の候補者が立候補してきます。ほぼほぼ1週間で証拠資料などを揃えて提出しなければならなくなるため、もちろん、選挙の取材なんかに行っている時間はありません。岡崎市議選の取材には行けなくなってしまうわけです。そして、弁護士さんに相談をすれば、通常はお金がかかります。弁護士費用がかかればかかるほど、これまた僕の取材にかけられるお金はなくなってしまうわけですから、僕を困らせるにはちょうどいいのです。久保田学の裁判の時にも「経済的に困らせることが目的だ」と言っていました。何個も何個も裁判を起こして、僕を物理的に困らせる作戦です。「弁護士さんに相談しなさい」を見ていただいたらわかりますよね。

「でですね、このちだい君が依頼している弁護士さん、まぁ、確かにちだい君のおっしゃる通り、久保田学君の裁判で、訴権の濫用ということで非常にハードルの高い、ちだい君側の主張を認めてもらったことであったりとか、松戸市の市長選挙で、ちだい君の記事が名誉毀損にあたらない、不法行為にあたらないということを勝ち取った、非常に優秀な弁護士たちなので、相談すればいいんですが、その、弁護士さんたちも今回ですね、ちょっと頭を抱えてまして、例の1300件を超えるパンフレットの送付については、まぁたぶん、あれはその、どういう根拠であれをNHKから国民を守る党の関係者が指示したのかっていうことについては、まったく反論できていないということなんですね」

どういう根拠もクソも、あの内部告発の手紙をもとに話を進めているに決まっているじゃありませんか。「まったく反論できていない」というのは立花孝志の主観的な話であって、そもそも1回目は、質問された内容に対して大前提となる話をしているまでです。というか、僕が依頼している弁護士さんが頭を抱えていたと言っているんですが、どうして頭を抱えているとわかったのでしょう。「頭を抱えているんじゃないかな」ではなく「頭を抱えてまして」と言い切ってますからね。もしかして、千里眼をお持ちなのでしょうか。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

先日のツイキャスは、やけに視聴者数が多いと思ったら、立花孝志までチェックしていたという壮大なギャグです。どうせそんなことだろうと思い、何度も何度も「今から重要なことを言いますよ。・・・ちんこ!」と言っていたんですが、その放送をいちいち立花孝志が聞きに来ていたのです。どれだけ僕のことが気になっているのでしょうか。そして、この放送を聞いて、よく「ちだい君は焦ってる」と言ったものです。焦ってる奴がいちいち「ちんこ」とか言うわけないでしょう。それとも、焦れば焦るほど口からチンコが出てしまう人間だと思っているのでしょうか。立花孝志やN国信者は何もわかっていません。僕が本当に重要なことを言うのは、有料のメールマガジンだけです。重要なことは1320円を払ってくれている人にしか言わないのです。裁判にも影響する重要なことを、わざわざ誰でも聞ける無料のツイキャスなんかで言うわけがありません。当たり前ですよね。N国信者が証拠を持っているんだったら「とっとと出せ!」みたいなことを言っていて、ガタガタうるせぇんですけど、だったら毎月1320円を払って読みに来ればいいのです。裁判の行方が気になる人は「N国マガジン」を読むのが常識中の常識です。ということで、今回は出血大サービスです。このマガジンを読んでくださっている方だけに特別な情報をお伝えすることにしましょう。何だって重要な情報を無料だと思ったら大間違いです。さあ、全国のN国信者の皆さん、勇気を出してクリックするのです。真実の扉を開けましょうぞ!


ちんこ。

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