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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#329)。

 参院選まで、あと3日。
 得票率で2%を超えなければ崩壊してしまうNHK党は、すべてを「ガーシー砲」に賭け、連日、俳優の綾野剛さんを攻撃し続けていますが、今のところ、支持率が伸びている気配はありません。
 そもそも「ガーシー」こと東谷義和は、「暴露するネタは無限にある」と豪語しています。それなら、今こそ新ネタを下ろし、毎日、いろんな芸能人を被弾させ、参院選が終わる頃には芸能界が一面焼け野原になっているぐらいの力を見せつけるべきだと思います。ところが、ネタはたくさんあるんだと言う割に、さっきから「カッパ巻」しか出てきません。しかも、さっきからずっと「カッパ巻」を大切に食べさせられています。きっとこの後に、ウニ、トロ、イクラ、炙りサーモンといった花形のネタが飛び出してくるんだとは思いますが、「スシロー」のCMで流れているキャンペーン商品かと思うぐらい、ちっともネタが回ってきません。
 今、「ガーシー」とかいう黒光りしたアブラギッシュなオッサンがやっていることは、女の子を口説くために「資産は無限にある」と豪語しておきながら、「いつも高級食材ばかり食べているので、たまにはミラノ風ドリアが食べたくなる」とか、「ロマネ・コンティばっかり飲んでいると、それが当たり前になって美味しさを感じられなくなるので、1杯100円のハウスワインで舌をリセットしたい」とか、「トリュフとフォアグラの食べ過ぎで胃もたれしているので、やっぱりディアボラ風ハンバーグを食べよう」みたいなことを言い続け、永久に「サイゼリヤ」から出てこないオジサンです。
 いつまで綾野剛さんのネタをこすり続けているのでしょうか。どうしてそこまで綾野剛さんにこだわり続けるのでしょうか。いつになったらインパクトのある新ネタを披露してくれるのでしょうか。なんなら、あの有名アイドルや有名女優さんのヌード写真の1枚も流出するんじゃないかと思って、もうパンツは脱ぎました。このままでは風邪を引いてしまいます。早く新ネタを出してください。N国党の議席がかかっているのです。ショボいネタでは困ります。さあ、新ネタを! 世間がアッと驚く新ネタを、お待ちしております!


■ ガーシー、アホがバレる

「芸能界の裏側を知り尽くす」と言いながら、実際にはただの「世間知らず」(引用元リンク

 先日も、尊師・立花孝志が「報道ステーション」の党首討論からつまみ出されたのは「当たり前だ」という話をお伝えしましたが、ガーシーとかいうオッサンは大喜びです。
 どうしてアホになってしまうのかと言ったら、基本的に人の話をまったく聞いていないからだと思います。尊師が経緯を説明しているので、ちゃんと聞いてください。まず、テレビ朝日が台本を用意した事実はありません。尊師・立花孝志がテレビ朝日側に「台本を書くからチェックしてくれ」と言いましたが、それだと検閲になってしまうので、「それはできない」と回答しています。
 また、立花孝志を呼ばないということもできません。それは政治的公平性を担保しなければならないからです。好きな政党だけ呼んで、嫌いな政党を呼ばないということが起こってはいけないので、本当はトラブルしか起こさない立花孝志なんて呼びたくないかもしれないけど、仕方がなく呼ばなければならないのです。「最初から呼ぶな」は、それこそ偏向報道を許すことになりますので、「呼ばないがOKなら、最初から文句を言うな!」です。
 これは「テレビ局の暴挙」でも「放送事故」でもありません。そんなことも理解できずに文句を言っている時点で、ガーシーとかいうオッサンの暴露にも正義がありません。


■ テレビ朝日を提訴する尊師・立花孝志

ワケあり弁護士たちのATMと化している尊師・立花孝志(引用元リンク

 テレビの前でチンチンを出そうとしたら止められるのと同じように、党首討論のテーマと関係なく、いきなり芸能人への名誉毀損をやらかそうとしたので、全国のお茶の間に犯罪映像が流れる前に止めただけですが、コンビニ感覚で裁判を起こす尊師・立花孝志は、テレビ朝日を訴えることにしたそうです。もちろん、「国政政党が民放のテレビ局を訴える意味」については考えたこともないと思うので、これが民主主義の破壊行為であることは微塵も理解できていないようです。
 しかも、テレビ朝日を訴える経緯が非常に酷いです。自称・法律のプロである尊師・立花孝志が「許せん!」と思っていたわけではなく、立花孝志を利用してお金を稼ぐクソみたいな弁護士たちが、「立花さん、これは訴えられますよ!」と助言をして、アホの立花孝志が「じゃあ、訴える!」という流れになっているのです。裁判にジャブジャブと税金を使ってくれる立花孝志は、ワケあり弁護士たちにとっては「ドル箱」です。

「先程ですね、村岡弁護士とですね、福永弁護士の方から、昨日のテレビ朝日のですね、私に対する言論統制というか、あの、まあ、僕が突然、途中で退席しましたけども、この件について、僕自身はテレビ局側の編集権の内側だと思っていたので、特段、問題にするつもりはなかったんですが、今申し上げたお二人の弁護士からですね、非常に問題であるということでですね、テレビ朝日を提訴するのはどうですかと、まあ、これ本当に2人の弁護士から同時に言ってくるということからしても、であればですね、提訴するということに決めました。福永先生がやっていただけるということで、月曜日ですね、もう訴状を作って持っていくと。もう福永先生、本当やること早いんですよ。だから6月20日、月曜日にはですね、東京地方裁判所にですね、NHK党が原告で、テレビ朝日が被告のですね、裁判を提訴することにいたしました。まあ、訴状ができてですね、実際に提訴したらですね、また月曜日になると思いますが、福永先生と裁判所前からでも解説動画をさせていただきます。とりあえず、昨日の件でテレビ朝日を提訴するという一報であります。以上です、NHKをぶっ壊す」

 どうやらこの「ドル箱案件」の取り合いは、福永活也がゲットしたご様子です。ただ、弁護士が自分から裁判を持ちかけるというのは、いかがなものでしょうか。しかも、いくら「表現の自由がある」とはいえ、チンチンを出すことが許されないように、テレビを使って名誉毀損を重ねることが許されるはずがありません。およそ裁判で勝てる見込みはないのに、わざわざ裁判を持ちかけるのは、それだけ尊師・立花孝志がジャブジャブとお金を使ってくれる証拠でしょう。


■ 大越健介アナまで訴えるという暴挙

自分がNHK職員だったことを知ってほしくて大越健介アナも提訴へ(引用元リンク

 政治家として出演しているのに、言いたいことを言わせてもらえなかったのは言論弾圧にあたるとして、BPO(放送倫理審査機構)に訴えるならともかく、なぜかテレビ朝日を「民事裁判」で訴えると言い出した尊師・立花孝志 with 福永活也弁護士。
 この時点でだいぶパチキレていますが、なんと、今度はキャスターの大越健介さんまで訴えると言い出しました。これは「脱がないでくれ」とお願いしてあったのにズボンを脱ぎ始めたので、パンツまで脱がないうちに止めたに過ぎませんが、番組内で立花孝志の発言を止めただけのことで訴えられてしまうのですから、どっちの方がタチが悪いかという話です。弁護士を雇うにも50万円くらいはかかるので、「立花孝志の頭が悪い」という理由で訴えられた末に支払いが発生するのは「テロ」としか言いようがありませんので、僕たちとしては1日も早くブタ箱に入れられることを願うばかりです。
 ところで、皆さんの頭の上に大きなハテナマークが浮かんでいないでしょうか。大越健介アナにムカついて、「訴えてやる!」となったまでは分かったとしても、大越健介アナに一体、何の罪があるのかということです。殴れば暴行、盗めば窃盗、脅せば脅迫、世の中にはいろいろ罪がありますが、立花孝志の発言を止めたことを、どんな罪で問えるのかという話です。
 その答えが、このYouTubeの動画のタイトルにあったのですが、僕はこの罪名を見て、けっこう驚きました。こんな罪があることを僕は知らなかったからです。ズバリ、タイトルは・・・。

【裁判します】報道ステーション大越健介【NHKの先輩】氏を言論統制の罪で提訴します!月曜日に東京地方裁判所に訴状提出します!国政政党発言は認められない!って先輩何様のつもりなんだよ!

 なんと、「言論統制罪」です。
 これでも尊師・立花孝志は「法律のプロ」「法律の専門家」を自称しているのですが、まさかの「言論統制罪」で訴えることになりました。オリジナルの罪で罰せられるようになったら、それはもう「法治国家」ではありません。そもそもこんなに頭の悪い奴が政治家をやっていること自体が、国家の危機であると言わずにはいられません。タイトルからも「俺は国政政党の党首様だぞ!」というのが滲み出ています。僕たちには巨大なウンコにしか見えないですが。


■ NHK党が公選法違反に問われる可能性

ニコニコ超会議でN国信者たちと楽しく触れ合ったのは思い出

 6月22日から参院選が始まると、僕は取材に明け暮れることになりますので、いちいち「NHK党」の悪行三昧を記事にしている時間はないかもしれないので、公示日の前に書いておかなければならないことがあります。
 実は、この本でも指摘しているのですが、今回の参院選でNHK党は有権者の皆さんに「1票入ると、NHK党には政党交付金として250円払われるので、そのお金でNHKから訴えられた人たちの裁判費用やNHKの受信料をNHK党が負担する」と訴える見込みです。
 こうしたメッセージが公選法違反にあたる可能性があることは、さんざん紹介してきたのですが、春日部市議選や野田市議選で同様のことをやっても逮捕されることはありませんでした。尊師・立花孝志は、事前に地方選でテストをしてみて、警察から連絡があったらアウト、警察から連絡がなければセーフという独自基準を採用し、これまで警察からお尋ねがあったことは一度もないので、「これはセーフだろう」という理屈で、今回の参院選でもガッツリと公選法違反をやらかしてくるとみられます。
 これまで警察からお尋ねがなかったのは、埼玉県警や千葉県警といったところでは、そこまで踏み込んだ判断がやりにくく、本当にアウトと言えるかどうかの検証に時間がかかるので、今はまだ証拠を固めているだけなのかもしれないのですが、立花孝志の脳内では「セーフ」と判断され、今回の参院選ではガッツリと一線を超えてくることが予想されるのです。
 尊師・立花孝志がやらかしている事件は無数にあるため、もし参院選の後に逮捕されるようなことがあると、懲役2年6ヶ月に加え、麻雀で言うところの「役」が次々に乗り、「裏ドラ」まで乗っているので、かなり長くなりそうなのです。もちろん、公民権の停止は避けられないことでしょう。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 尊師・立花孝志が綾野剛さんを追及する大義名分は、綾野剛さんが未成年飲酒や淫行をしているので、そんな犯罪をして罪を償っているわけでもない人物を公共の電波に乗せて出演させるとは何事だというものです。ネットならいいけど、公共の電波を使うことは「国民の財産」を拝借しているのだから、犯罪をしている人間を出演させるのは許されないことである。そうおっしゃっているわけです。
 しかし、それを言うなら、尊師・立花孝志こそ不正競争防止法違反、威力業務妨害、脅迫罪の3つの罪に問われ、一審判決では懲役2年6ヶ月・執行猶予4年が下されている「犯罪者」です。もちろん、これを不服として控訴しましたので、まだ罪を償っていません。そんな人間が党首討論に呼ばれて出演し、ましてや「途中でつまみ出された」と言って裁判まで起こそうとしているのです。まずテメエがテレビに出るなや!
 だいたい立花孝志が抱えている疑惑は綾野剛さんの比ではなく、参院選が終わった頃に複数の罪でブタ箱に入るかもしれない身分です。そのことについては本の中で指摘していますが、「政見放送」だって、公共の財産と巨額の税金を使って流されるものですから、綾野剛さんが出演するドラマを否定するのであれば、立花孝志が出演する「政見放送」だって、同様に否定されるべきではないでしょうか。「自分は良いけど、他人はダメだ」と言ってしまうのが、N国クオリティーです。

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