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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#226)。

 本来であれば、私は今頃、大阪都構想の住民投票のレポートをリリースして、多くの方に読んでいただき、それなりの収益を得ていたと思う。ところが、NHKから国民を守る党による度重なる妨害行為、迷惑行為により、取材不能に陥り、コツコツと検証記事を書き続ける日々だ。
 にもかかわらず、国政政党「NHKから国民を守る党」は、ありとあらゆる裁判を仕掛け、私を破産させようと目論んでいる。立花孝志の計画通りに私を破産に追い込めるのかは分からないが、目的が私の破産であることは立花孝志自身がツイートをしている。
 ということで、今日も「選挙ウォッチャーちだい君にパンフレットを送った犯人を特定しました」という動画の検証記事をお届けする。27分19秒の動画の約半分をこれまでにお伝えしてきたので、今日を含め、あと2回ほどで終わる見込みだ。


■ 真犯人は恒心教だという動画(#3)

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(14:16~)
「そう、ここの、沓澤さんね。元NHKから国民を守る党を辞めていった豊島区議会議員の沓澤さん。彼がTwitterでこういうことを書いてます。選挙ウォッチャーちだい君の、まあ、本名イシワタリチダイさんの名前で、かつ、彼の住所で、物が送られるんですが、携帯電話の番号が沓澤さんの番号を書いてるから、宅配業者が沓澤さんに電話をしてきて、イシワタリチダイさんですかっていうのが、しょっちゅうかかっているっていうのをTwitterで書いてます。これ、やってるのは『恒心教』です。もう、沓澤さんはもうもちろん、オマエら(恒心教)いい加減にしろよと言ってます。まあ、N国関係者とも彼は言ってますけども、まあ、N国関係者の関係者って、あの、僕はまあ広く考えてて、まあ、NHKから国民を守る党の何らかに関わっている人っていう意味で関係者だと言っているというふうに解釈をしてますけども、これね、もう、ほぼ間違いなくここ(恒心教)です。

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(15:14~)
「もうこのハッカー集団でなければ、こんなの送ったら捕まりますよ。そもそも1300件の、その、パンフレットを、その、送り続けるなんていうのは、そう、相当のパソコンの知識っていうか、あれがないとできないです。これはもう、ちだい君は我々が組織で、N国が組織でコールセンターが組織ぐるみでやっているとか、こう主張していますけども、さすがにそれだったら、証拠出してくださいよってことです。この1枚の手紙だけを証拠にするっていうのは、さすがにちだい君、ちょっとまずいんじゃないですかと、いうことであります」

 立花孝志は私に証拠を求めているが、なんと、立花孝志自身が自分の動画で証拠を話している。既にNHKから国民を守る党のコールセンターのボランティアが、NHKから国民を守る党の内部の犯行であることを示しているわけだ。
 自分でのっぴきならない証拠を語っておきながら、一生懸命、「犯人は恒心教だ」と言い張っている様子は、もはやコントにしか見えない。古畑任三郎がいたら、さっそくおでこに手を当てていることだろう。この動画をもってして、証拠が手紙1つではないことが証明されてしまった。

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(15:55~)
「でですね、この後、まあ、我々としてはどうしていくのかっていうと、あの、ちだい君はここまで言ってもまだね、『恒心教』だと言っても、彼、ちだい君は当然、立花がやったと、こう言ってくると思われますから、えー、この先の裁判っていうのは、やっぱり止まりません。我々は、ちだい君は被害者である、パンフレットが送られている被害者であるということは十分理解はしていますが、だからと言って、その犯人を我々、立花やNHKから国民を守る党の関係者であったというように主張し続ける以上はですね、戦わざるを得ないと、いうことになります」

 立花孝志は、ここでも小さなボロを出している。
 それは、これから起こそうとしている複数の裁判について、NHKから国民を守る党に対する疑惑を伝えたことで、「戦わざるを得ない」として、裁判を乱発しようとしているのである。もはや自分たちの潔白を証明したいのではなく、裁判をして困らせたいという意図が見え見えである。

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(16:33~)
「で、えー、昨年の12月の23日のこの記事ですね、まあ、これもですね、真実を知るためにお金を出して買った人がですね、えー、いるわけですよ。つべこべ言わずにとっととボタンを押せとか。いわゆる立花に500万円貸した人は返金してもらわないと回収できなくなるよ。そんな500万円のお金がたった1320円で、あの、救われるんだから安いもんだって言われているので、まあ、この、昨年2月(12月の言い間違いと思われる)23日の記事を見てですね、1320円を払った方、これを返金の裁判を今、考えています。これ、この昨年の2月23日の記事を買ったという方については、ご申告いただければ、私の方で弁護士さんを紹介、無料でもちろん紹介をし、無料で、こちらの方で着手金をつけて、払ってですね、ちだい君を提訴したいと思います。で、先、今月の12日の記事ですね。例の、ちんこという記事ですね。これに関してはもう既に被害者の方が名乗り出てくれていまして、えー、もう裁判をします。弁護士さんももう手配をしました。えー、近日中に、えー、またちだい君を被告とした、新たな裁判が提起されます。今、やってるのは、ちなみに、現状やってるのは、まあ、刑事事件はちょっと置いといて、N国党の原告。で、次に立花の奴が今日持っていこうと思ったんですが、間に合わなかったんで、明後日持って行きます。で、鹿児島県の方と言いましょう。この10月の12日の記事を買った方、そして、一番のある意味、被害者、殺人予告までされた加陽司法書士も、これ、今のところ500万円と聞いてます、請求額が。で、これ(立花孝志)が140万円、これ(N国党)が今、220万円。で、この10月22日の人、あ、これ、12日の人ですね。これも少なくとも100万円と考えてます」

 ポイントはいくつもあるが、一番のポイントは、加陽麻里布が起こす裁判が立花孝志が繰り広げようとしている「訴訟ラッシュ」の一部に組み込まれていることである。つまり、加陽麻里布の裁判は、立花孝志の計画の中に組み込まれたものであって、加陽麻里布が独立して行っているものとは言えなくなっている。
 また、立花孝志は1320円の記事の内容が不服だとして、100万円の損害賠償を求める裁判を起こそうとしている。もし、こちらが裁判の書類に対応できなかった場合には、たかだか1320円の返金を求めるだけなのに100万円を取られることになりかねない。もちろん、100万円を請求する裁判を起こされれば、相場から考えて30万円ほどの弁護士費用は免れない。これも一種のスラップ裁判だと考えていいだろう。
 立花孝志いわく、既に弁護士も手配しているというが、こんな裁判を引き受ける弁護士も弁護士である。どんな面をしているのかを見てみたい。

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(18:45~)
「ま、このようにですね、あの、民事裁判、さすがに、あの、ちだい君は、あー、我々NHKから国民を守る党がですね、えー、この1300通の犯人だと言い続けておりますし、まあ、今日も警察に行ったところ、まあ、この詐欺については刑事に関しては今のところなかなか厳しいだろうと言うことを言われた。ただ民事に関しては、これは、もちろん警察として何か、ね、判断するわけじゃないけど、まあ、これで1320円や慰謝料、いわゆる詐欺罪、というか、詐欺というね、違法行為が認められな、認められないかっていったら、まあ、まあ、その、まあ、十分これは返金をしなきゃいけない、まあ、返金だけじゃなくて、慰謝料の対象になるんじゃないかと、いうのが警察の、あくまでも警察の一意見ですよ。その警察がそうだと言っているわけじゃないですけど、まあ、いずれにしても民事をしていきます。ただ、ちだい君は1320円返金すればいいと、こう思っているかもしれませんが、そうではありません。もうこれは騙し取った以上は、慰謝料はちゃんと請求していくということで、えー、少なくとも今、現状やっている220万円の裁判に加えて、えー、立花孝志が個人で140万円、で、加陽司法書士が500万円、で、1320円の被害者が100万円。で、この1320円の被害者、いわゆる「ちんこ」、1320円を払って「ちんこ」という記事を買わされた人は、これからどんどん申し出てください。あの、これはどんどん1件1件裁判をしていきましょう。あの、とにかく、ちだい君はまったくですね、えー、取材もせずに、あの、デタラメな記事を書いていることは間違いないです。ここだけはもう強く強く声を大にして言います。僕は今日、ちだい君の所に取材に行ったんですから。彼が僕のことに対して、NHKの記者じゃないから経歴詐称だ、であったりとかね、えー、出資法違反であるとか、そんなこと言い出しているのでですね。で、まあ、お父さんはいたって冷静にお話をしてくれましたけども、ちだい君本人は、まあ、それを拒否されたと。話をするのをね。で、僕は明日ちょっと用事があるんですが、明後日の木曜日か明々後日の金曜日、国会の方にお越しいただけないかと。お話をさせていただきたいと、ちだい君とね。で、ちだい君が撮影するのは全然構いませんと。まあ、できたら撮影ない方がいいんだけども、ちだい君が撮影をして、ちだい君の所でアップロードするなりしてもらうのは構いませんと。とにかく、僕はこの1300件の犯人を捕まえたいというのが一番あります。これ、一番悪い人ですからね、ここ。恒心教だと思いますけど。もちろん、恒心教じゃなければ出てくるんですよ、犯人が。ちだい君の言うように、僕の部下とかであったらね。そりゃ僕の部下であれば、それは僕もそんなのちだい君に対して逆に慰謝料お支払いしますよ。それはもう使用者責任があるから。もうそこはお支払いしますが、その前に、ちだい君は立花が嘘をついてて、立花は、その松田や大橋に対して指示を出したというふうに、まあ、立花自らがメロンを代引で送ったと、こうおっしゃっているわけなので、あの、さすがにもうちょっと今、そういう状況では」

 立花孝志の口ぶりでは、記事を買った人がそれぞれ100万円の請求をしてくるようなので、10人いれば1000万円という、かつてのマツコ・デラックス裁判構想のようなことを話している。どうせ取りまとめているのだから、全員でまとめて集団訴訟をしてくればいいと思うが、それぞれに裁判を起こした方が、通常、弁護士費用というのは1件ごとに発生するものなので、より私に大きなダメージを与えようとする場合には、1件ごとに乱発した方が高い効果を発揮する。
 求める慰謝料の金額自体は、1万円でも100万円でも、それこそ1億円でもいいわけだが、常識的に考えて、1320円の返金を求めるのに1人100万円という請求はあまりに高すぎる。一般的に弁護士費用は、請求されている金額によって変わってくるため、1人ずつ100万円を請求されるというのは、とてつもない弁護士費用の負担になることは間違いない。
 もちろん、立花孝志は「破産させることが目的だ」と明確に宣言しているので、いちいち不当に高い慰謝料を請求するのは「当たり前」である。実際には1320円に毛が生えた程度しか取れなかったとしても、事あるごとに30万円近い弁護士費用を支払わせることができれば、資金力のない私はすぐに破産することだろう。
 今のところ、立花孝志の狙い通りになっている。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 ここまで3日連続で「N国マガジン」をお届けしているが、立花孝志がアップした、たった1本の動画を検証するだけで、次々に新事実が浮かび上がってくるため、まるでサスペンスドラマを読み進めているかのような錯覚に陥る。これがリアルに起こっているのだから、この物語の主人公である私はいつになく刺激的な毎日を過ごしている。
 ひとまず明日には、この動画の検証が終わるが、まだまだ検証するべき動画がたくさんあり、記事になる話は尽きない。何でもYouTubeで情報発信をしてしまう政党の命は、もしかしたら今年いっぱいかもしれない。

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