【選挙ウォッチャー】 広川町長選2024・分析レポート。
11月19日告示、11月24日投票で、和歌山県の広川町長選が行われました。
なぜ、わざわざ和歌山県の小さな町の選挙の取材をすることになったのかと言えば、ここにあの「公金チューチューバカ」の小西彦治が立候補してきたからでした。
小西彦治については、11月17日投票の兵庫県議補選・尼崎市選挙区に斎藤元彦を応援するために立候補していたこともあり、「NHKから国民を守る党」の尊師・立花孝志が同じ理屈で立候補していることからして、この界隈とつながりのある人間が、立候補するようにオファーを出していたのではないかと思わずにはいられません。
いずれ小西彦治に会うことになるでしょうから、その時に、どのような経緯で兵庫県議補選に立候補することになったのかを聞きたいと思います。詳しくは、別途レポートにします。
なぜ広川町長選が行われることになったかと言うと、現職の西岡利記町長が今年8月に熱中症と誤嚥性肺炎で一時は入院していたものの、10月1日に再び入院することになり、10月9日に入院先の病院でお亡くなりになったことによるものです。まだ73歳でした。
もともとは5期にわたって町議を務め、議長経験のある樫原淳奈さんが無投票当選になる公算でしたが、ここに目をつけ、選挙ポスター代などを公費で賄う選挙をするために、小西彦治が立候補してきました。町長になりたくてホゲホゲとした泡沫候補が立候補してきたのとは異なり、これに関しては完全に税金の無駄としか言いようがありません。
■ 小西彦治の主張
大変お待たせいたしました。小西彦治のバカタレです。
今さら、小西彦治がどんな人なのかを説明しても、長らく僕のレポートを読んできた方々であれば、「知ってる!」という話かもしれませんが、簡単に言うと、全国の無投票当選になりそうな所に立候補しては、ポスター代や選挙カー代などを請求し、公費負担でお金を儲けているのではないかという疑惑の男です。
ポスター代などを満額請求することで利益を得る手法は、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」がやっていますが、印刷者の「アートデザイン」は、「NHKから国民を守る党」から立候補した経験のある原博義の会社であり、N国党と同じやり方で公金チューチューしているのではないかという疑いがあります。
今回も、小西彦治のポスターは使い回しであり、公費で請求するためにラミネート加工された「公約」を追加で貼られています。小西彦治の計画では今年いっぱいまでは、このように全国の選挙に立候補しまくり、来年からはどこかでじっくり活動すると言っています。ただ、この言葉はあまり信用できません。全国のいろいろな選挙に立候補することが快感になっているのではないかと思われるからです。
小西彦治が日本全国の選挙で立候補するようになって、今回が記念すべき20回目の選挙となっており、これまでの通算成績は「14勝5敗」となっています。供託金が返還されて、公金チューチューができたら「勝ち」。供託金が没収されたら「負け」という計算です。
この5敗の中には、立候補したものの、次の選挙に立候補したくなってしまい、供託金100万円を捨てたという暴挙も含まれているし、一騎打ちになるはずだったのに、いきなり告示日の夕方になって別の候補者が現れてしまい、まさかの三つ巴になって負けたものもあるので、一騎打ちだったのに負けてしまったというのは2回しかありません。
この2ヶ所というのは、「和歌山県」と「長野県」の自治体でした。
このうちの「長野県」に関しては、金城ガンヂという天敵のホームグラウンドだったこともあり、選挙期間中の5日間、ほぼベタ付きで取材していた結果、地域に「小西彦治のダメさ加減」が浸透したことも影響していると思われ、こうした力の及ばないところで純粋に負けたところは「和歌山県」の印南町長選しかありませんでした。
今後も、長野県で立候補しようものなら、あの面倒臭い奴が来てしまうという点で「鬼門」かもしれませんが、おそらく小西彦治にとってガチの「鬼門」は「和歌山県」ではないでしょうか。しかも、ガチの供託金没収を喰らった印南町長選は、広川町から車で30分ほど。和歌山県の西海岸にあるという点で共通しており、このエリアでは小西彦治が供託金を没収される傾向にあります。梅干しの抗菌効果で小西彦治を寄せ付けないみたいなイメージです。
どうせ当選する見込みもないのに、無投票当選になりそうな選挙に片っ端から立候補しては、億単位の選挙費用をかけさせている小西彦治。市長選や町長選には、毎回、億単位のお金がかかることになりますが、民主主義を守るための必要なコストであり、選挙にお金がかかることを批判するつもりはありません。どんなホゲホゲとした泡沫候補であっても、本当に市長や町長になりたいと思って立候補するのであれば、それは億単位のお金を払って選挙をするべきだと思いますが、およそ当選を目的としているようには思えないし、その町に特別な思い入れがあるわけでもない人間が、極めて自己中心的な理由で立候補している(表向きは町のために立候補しているテイになっているが、これだけアチコチの自治体で立候補していれば、べつにどこの自治体でも良い証拠となる)のですから、それで億単位の税金が無駄になるというのは、あってはならないことだと思います。
だから、僕は「小西彦治が立候補する選挙は必ず取材する」と決め、今回もわざわざ広川町までポスターの写真を撮りに行ってきました。しかし、10月27日の東温市長選だけは、どうしても取材することができませんでした。衆院選と重なっていることに加え、高知県の選挙だったため、ついでに取材することができず、おまけに僕自身が体調を壊していたためです。なので、この選挙について、合わせてまとめておこうと思います。
東温市長選については、得票率が14.8%となりましたので、供託金の返還とポスター代などの公費負担が決定しました。こうなってしまった原因の一つに、現職が76歳と高齢だったことがあります。もともと東温市の職員として総務部長や副市長などを務めてきた方ですが、任期をまっとうする頃には80歳になるということで、小西彦治に流れてしまう票があり、公金チューチューに成功してしまいました。
もともと和歌山2区から立候補することを表明し、以来、しばらく選挙に立候補していなかった小西彦治ですが、約4ヶ月ほどの休養を経て、再びアグレッシブに立候補するようになってしまいましたので、引き続き、小西彦治のバカタレのことは追いかけ続け、どこの選挙に立候補しても、しっかり供託金が没収されるように頑張りたいと思います。
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