【選挙ウォッチャー】 参院選２０１９・千葉県選挙区レポート。

年明けからボリューム満点の参院選レポートを続々とリリースしておりますが、この千葉県選挙区だけは他の参院選レポートとは明らかに違うことがあります。というのは、他の選挙区はすべて「ウォッチャー」でしかないのですが、この千葉県選挙区だけは「有権者」なので、僕にも投票する権利があるということです。僕の実家も千葉県にありますので、両親を説得できれば３票持っていることになり、地元に友達がたくさんいれば、もっと強いことになります。ただ、メンバーを見ていただいたら分かるのですが、千葉県選挙区は、積極的に投票したくなるような人はいません。僕が北海道に住んでいたら投票する人は迷わず１択だったと思いますが、千葉県には「この人に投票したい！」と思える候補はいません。だから、「選挙あるある」ではあるのですが、この中で一番マシな人を探して投票するという行動になりました。

石井 準一　６１　現　自民党
豊田 俊郎　６０　現　自民党
長浜 博行　６０　現　立憲民主党
浅野 史子　４４　新　共産党
門田 正則　７２　新　安楽死制度を考える会
平塚 正幸　３７　新　ＮＨＫから国民を守る党

ＮＨＫから国民を守る党から立候補している平塚正幸さんは「アンチ枠」での立候補とはいえ、僕がＮＨＫから国民を守る党に投票することは絶対にありませんので、実質的には５人の中から選ぶことになります。そして、僕は自分に選挙権のある選挙をお伝えする時には、誰に投票したのかを公開していくスタイルでお届けしようと思っています。本当は秘密にした方が仕事はやりやすいと思うのですが、時に間違って投票してしまうこともあると思うのです。例えば、僕が暮らしている千葉県柏市は、世界最強のサイバーセキュリティー担当大臣の桜田義孝センセイが選出されている街です。僕は桜田義孝センセイに投票した覚えはありませんが、仮に間違って桜田義孝センセイに投票していたのだとすると、恥ずかしさで顔を真っ赤にした方がいいと思うのです。僕が参院選で誰に投票したのかが気になる方はコチラを読んでいただくとして、積極的に投票したい人がいない選挙というのは、かなり厳しいものがあります。

■ 石井準一候補の主張

自民党公認・公明党推薦の石井準一さんは、立候補した時点で当選確実とみられる候補者でした。高校卒業後、大学に入学するも中退。自民党の伝説議員である浜田幸一さんの自宅に１１年間住み込んで秘書を務め、２９歳の時に千葉県議選で初当選。１９８７年から２００７年まで５期２０年にわたって千葉県議を務めた後、２００７年に引退する倉田寛之参議院議長から後継指名を受け、これまで２期１２年にわたって参議院議員をやってきたという人物です。国会では裏方に回ることの多い真面目な人物だとされているのですが、一方で日本会議国会議員懇談会、神道政治連盟国会議員懇談会、みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会、自民党たばこ議連、パチンコ議連、ＴＰＰ交渉における国益を守り抜く会に所属しており、一言で言えば「ゴリゴリのネトウヨ」ということになります。ただ、どっぷりとウヨっている人間かと言うと、自民党総裁選では石破茂さんに投票するなど、安倍晋三マンセーというタイプではないので、さすがはハマコー先生のところで１１年間も住み込んだだけのことはある「筋の通ったタイプ」の人かもしれません。投票はしませんでしたが、もう少し人となりを知りたい感じではあります。