【選挙ウォッチャー】 勝浦市長選2022・分析レポート。
8月22日告示、8月29日投票で、千葉県の勝浦市長選が行われることになりました。これは現職の土屋元市長が、大動脈瘤のカテーテル手術を受けるために入院。7月12日未明に胸部大動脈瘤合併症のために急逝したためです。
予想もしない突然の選挙となったわけですが、今回の勝浦市長選には市議を中心に5人が立候補する大激戦となり、これはこれで地味に面白い選挙となりました。
勝浦市議会の定数は15ですが、そのうちの4人が今回の市長選に立候補しています。これだけの激戦になったのは、勝浦市議選が来年4月の統一地方選のスケジュールのため、もし落選したとしても、浪人期間が短くて済むということではないかと思います。なので、自分にワンチャンあるのであれば、とりあえず立候補してみようというモチベーションにはなりやすいのではないかと思います。
■ 欠員4の勝浦市議補選は無投票当選
勝浦市の有権者は1万4657人だと言いますので、被選挙権のある25歳以上となると、ますます人口は少なくなると思いますが、その中から欠員4となると、なかなか候補者が集まるわけでもなく、無投票当選となりました。
前回(2019年)の勝浦市議選で、共産党は現職が23票差で落選したため、議席を失っていましたが、このたび、戸部薫さんが無投票当選を決めたことで、共産党が1議席を回復しました。
81歳の滝口和男さんを含めて4人が無投票当選を決めましたが、任期は来年4月までなので、およそ半年程度ということになります。市長選に敗れた3人が再び市議選に挑戦するようなことがあると、さらなる激戦は避けられないのではないかと思いますので、来年4月は面白そうです。
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