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【選挙ウォッチャー】 新型コロナウイルス・最新情報(#52)。

いよいよ日本の新型コロナウイルスの感染者が指数関数的に急増し、ここで食い止められなければ本当に大変なことになるところまで来ているわけですが、ここで我らが安倍政権が奇跡の政策を見せつけてくれました。世界中で経済を止め、感染者が増えないように、死者が増えないように努力をしている中で、世界一の「コント国家」であるクレイジージャパンは、春にふさわしい脳味噌に満開のチューリップが咲いている政策をかましてくれることになったのです。そう、世の中のアホが「総理大臣は安倍さんしかいない!」と言い続けた結果、日本の経済がガチで死ぬかもしれない極限の状態まで来た時に、渾身のギャグを放つことになりました。


■ ありがたいありがたい「布マスク2枚」

国内の感染者が見つかるようになって2ヶ月以上の時が経ち、ついに安倍政権による「具体的な政策」が発表されることになったのですが、「今すぐ現金支給が必要だ!」と叫ばれる中、断固として現金支給は拒否し続け、何をするのかと思ったら、「1世帯あたり2枚の布マスクを配布」すると言い出しました。他の国々では、さまざまな生活保障が行われ、現金支給をする国もあれば、給与を国が補償するところもあるのですが、我らがクレイジージャパンは、戦後から脈々と受け継がれる「欲しがりません、勝つまでは」の精神で、一切の現金を受け取らず、1世帯あたり2枚の布マスクを配布されると聞いて万歳三唱です。世論をリードするネトウヨ文化人は「さすが安倍ちゃん! ここで応援することで、次なる一手を出してくれるんだ!」と言っていました。骨の髄まで大本営発表なのは立派です。

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まさに今、いろいろなお店に自粛要請が出て、貯金がないのにバイトが削られ、全財産を失いそうな人たちがたくさん生まれようとしているのに、そうした経験こそが「大きな財産」だと言う安倍晋三総理。そう、お金だけが財産だとは限らないので、その経験を糧にメシを食えば大丈夫です。お金がなかったら、どうやって明日のゴハンを買うんだという話になりますが、皆さんに財産がないわけではないのです。経験という大きな財産。これを生かすことが強いニッポン、「ストロングジャパン」への第一歩です。さて、日本の株価を支えるために、連日、兆円単位のお金をぶち込んでいたストロング安倍政権なのですが、ついに待望の、僕たち庶民向けの政策をキメてくれました。それが「1世帯あたり2枚の布マスクを配布」する。ポイントは「布マスク」だということです。皆さんが今、必死こいて薬局などで手に入れているマスクは、不織布という繊維がランダムにからまっているものが主流です。くしゃみをした時に飛沫が前に飛び散らないように、複雑に折り重なった不織布がキャッチする構造になっています。一方、給食当番がつける布マスクは、縦と横の糸が綺麗に網になっているので、わかりやすく言えば「ザル」です。だから、WHOはずっと「布マスクに意味はない」と言い続けています。でっかいツバは止められるかもしれませんが、細かい飛沫はマスク越しに出ちゃうので、布マスクをつけて誰かと話をすれば、マスクをつけているのに普通に感染してしまうのです。

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これはスゴいです。これだけ政治家が雁首揃えて並んでおきながら、「布マスク」に対して誰もも意見を言わないということは、ここに出席している議員全員が「布マスクでOK」だと思っているということです。日頃から情報収集しているわけでもない田舎の爺さん婆さんは、政府が配るものなんだから良いものなんだろうと、いざとなった時に「布マスク」で出かけることでしょう。布マスクをつけて「昨日からちょっと熱があるのよね、まさか新型コロナじゃないといいけども。オホホホホ!」と、隣のババァに話をすることで、軒並み隣のババァを殺していく大作戦です。本当に美しい国というのは、こういうことです。これから医療費ばっかりかかる爺さん婆さんは、効果がありそうに見えて、本当はまったく効果がないマスクを配ることで、片っ端からぶっ殺していくのです。なにしろ、WHO公認の「効果のないマスク」を配ることで、国民に油断と安心感を与えようというのです。もし、これを「わざと」じゃなくて、ナチュラルでやっているんだとしたら、これはとんでもないレベルの無能です。そこらへんの賢い小学生に総理大臣をさせた方がよっぽどマシです。バカというのは動けば動くほどマイナスに働くというのは、既に「NHKから国民を守る党」で証明されていますが、極限レベルのアホが総理大臣をやっているとか、マジでシャレになりません。さすがに「わざと」だと思うのです。ジジィとババァはぶっ殺す!

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このまま指数関数的に感染者が急増した時には、医療崩壊は避けられない運命にあります。どれだけ医師や看護師が一生懸命働いても、どんどん目の前の命を救えなくなってしまいます。日本医師会は、これまで何度も「緊急事態宣言を出してくれ」と要望を出しています。しかし、安倍政権は断固として、これを拒否しています。こうしている間にアホがキャバクラやガールズバーで飲み歩き、「この店なんて3つの密を全部満たしてるじゃん! ギャハハハ! 3つのミッツ・マングローブ! なーんちゃって!」という鬼スベリをかまし、見事に感染です。心のどこかで「こういう奴が感染するのは自業自得だ」と思いますが、こいつがまた別の人に感染を広げてしまうのですから、ここでどうにか止めなければいけないのですが、あえて止めないのは安倍政権の作戦です。日本は感染を拡大させることで、選ばれし者だけが生き残る世界を作り上げるつもりなのでしょう。ニッポン万歳!!


■ 布マスクを批判するんじゃなくて応援しろ論

コンサートやイベントが自粛に追い込まれ、老舗の旅館が潰れるぐらいに観光業が大打撃を受け、トヨタですら銀行に融資枠を用意させるぐらいに日本経済がガタガタになりそうなのに、今日の今日までろくすっぽ明確な経済政策を示さず、国内で感染者が見つかってから2ヶ月以上経った頃に、ようやく打ち出した政策が「布マスク」だった安倍晋三総理。野球で言うなら、審判から「プレイボール」の声がかかった後、キャッチャーに向かって20分首を横に振り続け、ようやく縦に頷いたと思ったら、3塁側のネクストバッターズサークルに向かってカーブを投げるぐらいの暴投をかましているに等しいのですが、さっそく「テメエ、どこ投げてんだよ!」という批判が殺到すると、ネトウヨ文化人たちはさっそく擁護に走りました。「これから次から次へと新しい政策をどんどん打ち出していこうとしているのに、批判をしている場合じゃない。応援しないと!」だそうです。今日の今日までストライクゾーンにボールが収まっているのを一度も見たことがないのに、20分も首を横に振り続け、ようやく投げたと思ったら、キャッチャーが取れない場所にボールを投げているのです。今日から少年野球を始めたチビッ子が生まれて初めてボールを投げたというなら、ストライクゾーンから大きく外れたとしても「ナイスピッチング!」と言うかもしれません。「ストライクゾーンからは大きく外れたかもしれないけど、最初からここまで投げられるなんてすごいよ、これは大きくなったらメジャーリーガーだな!」なんて言ってあげるかもしれませんが、プロとして通用しなければならないはずの65歳のジジィが、明後日の方向にボールを投げているのに、何が悲しくてネトウヨ文化人と一緒に「ナイスピッチング!」と言わなければならないのでしょうか。


■ キャバ嬢と風俗嬢は補償しない童貞ジャパン

安倍晋三総理が思い付きで「小中学校を休校にする」と言ってしまったせいで、厚生労働省の官僚たちが動き、子供を学校に預けられず、仕事を休まざるを得なくなってしまった人たちの休業補償をすることになったのですが、なんと、キャバクラや風俗で働いている人たちに対しては「補償しない」と言い出しました。厚生労働省が補償しないと言っている人たちは、以下のとおりです。

1.暴力団員
2.暴力主義的破壊活動を行った人、または行う恐れがある団体
3.接客を伴う飲食業(キャバ嬢)
4.制風俗業(風俗嬢)

暴力団はわかるし、半グレみたいな暴力団と変わらないような団体の人たちに補償がないのはわかります。しかし、キャバ嬢や風俗嬢は、何か悪いことをしているわけではありません。むしろ、オマエみたいなモテないブサイクなオッサンに夢と希望を与える存在でしかありません。オマエみたいなモテないブサイクなオッサンが「まったく、そんなにイケてる俺のことが好きなのかよ!」と錯覚させてもらえるのは、営業上手なキャバ嬢様や風俗嬢様のおかげだろうに、いざキャバ嬢や風俗嬢が困り始めた時に「まっとうな仕事に就かないとね」とか言っちゃうなんて、あまりに男としての器が小さすぎます。本来、オマエみたいな、うだつの上がらない「官僚であること」以外の取り柄が何もない奴に、太ももとか触られてぶっ飛ばしたい気持ちにならない女性を探そうと思ったら、ドラクエよりも長い冒険が始まるってな話です。オマエみたいなボンクラが、上司の代や上司の上司の代から、ろくすっぽ仕事をしてこなかった結果、普通の仕事をしながらシングルマザーとして暮らしていくのが厳しい世の中になってしまい、キャバ嬢や風俗嬢でもやらなければお金を稼げないものだから、仕方がなくオマエみたいなモテないブサイクのオジサンに接客してあげているんでしょうが! この期に及んで、キャバ嬢や風俗嬢に補償をしないということは、キャバクラや風俗は新型コロナウイルスが流行しても営業しなければ、女の子の生活が成り立たないということになるので、ますます営業自粛ができなくなり、こういうところから感染が拡大し、どんどん終息するまでに時間がかかるようになり、最終的に日本の経済がダイナミックに終了することになります。どこぞのアホ政治家が「離婚しなければならない男と付き合ったオマエの見る目がないんだ」みたいなことをホザいていましたが、「結婚して失敗」の代表格がオマエなのです。その童貞メンタルがますます感染を拡大するんだっていうことに気づくべきです。(※皆様のおかげで、この問題は、皆様のおかげで解消されようとしています。)


■ 現金給付は単身なら年収100万円以下

先日、安倍政権が「一世帯に30万円を現金給付する」と言い出し、10万円とか20万円とか言ってたけど、ついに本気を出して30万円にするのかと思い、「30万円あったら、だいぶ生活が楽になるぞ!」と喜びかけたのですが、思えば2ヶ月経ってようやく出してきた政策が「布マスク2枚」です。そんな素敵な政策を安倍晋三総理が実現してくれるはずがありません。なんと、30万円をもらえる条件が発表されたのですが、30万円もらえる条件は、単身世帯の場合は「年収100万円以下」であることがわかりました。生活保護を受けている人でさえ年収換算すれば100万円以上になるため、生活保護をもらっても不思議ではないくらいに貧乏だけど、生活保護をもらっていない人だけがもらえる30万円ボーナスチャンス。新型コロナウイルスの影響を受け、一気に生活が厳しくなり、どうにかこうにかやりくりしている人たちには何の援助もなく、「ポツンと一軒家」みたいな所に住んで、自給自足の生活を楽しみながら「そもそも人とコミュニケーションを取るのが苦手だから、こういう所で悠々自適に暮らしているんですわ。これからも一人でのんびり暮らしていきますよ」の人が30万円。必要な人に届けず、必要なさそうな人に届ける、神がかり的な政策です。世界の国々ではとっくに現金給付や給与補償が行われているにもかかわらず、そのクレイジーっぷりで世界を凌駕しようとしているニッポンは、あれやこれやの理由をつけ、断固としてお金は配らず、布マスクを2枚です。そんなことならチョコレートを2枚くれた方がまだ腹が膨れます。だんだん世界の国々が、日本に致死レベルのバカ、「アベノマスク」に気づき始めています。さあ、世界を驚かせましょう。志村けんさんがいなくなっても、この国には「リアルバカ殿様」がいる! ニッポン、バンザーイ! 旭日旗を振れー!!


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

ここ数日のレポートを読んでいただければわかるように、この国は端っこのウンコ政党から与党の自民党まで、致死レベルのアホに占拠されています。今さらこうなってしまったことを嘆いても始まりませんので、とにかくアホのケツに重たいミドルキックを打ち込み、少しでもまともな政策を引き出す努力をして、個人では可能な限りの防護をするしかありません。クレイジージャパンの神髄を見せつけられ、明るい未来が見通せないかもしれませんけど、希望を捨ててはいけません。1年後には必ず選挙がやってくるのですから。

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