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【選挙ウォッチャー】 稲沢市議補選2020・分析レポート。

11月15日告示、11月22日投開票で、稲沢市議補選が行われました。こちらも同日に行われた稲沢市長選と同じように、自民党に応援されながら前回の選挙で落選してしまった人と、共産党推薦の新人という形になってしまったので、選挙をやる前から結果が決まっているような選挙になってしまいました。愛知県や岐阜県では共産党の皆さんが元気なのですが、元気であることと、選挙に勝てるかどうかはまったくの別物です。

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平床 健一  49 新 会社代表
渡辺 ちなみ 69 元 共産党公認

この補欠選挙は、今年2月に遠藤明市議が多臓器不全のためにお亡くなりになった欠員を埋めるために行われました。2007年に初当選してから4期にわたって議員を務め、2019年10月からは副議長も務めていたそうです。


■ 覚醒剤を運ぼうとして逮捕された元稲沢市議

昨年、元稲沢市議の男性が中国の空港で覚醒剤を運ぼうとしたとして逮捕され、無期懲役の判決が言い渡されました。事件が起こったのは2013年の出来事で、2014年に起訴され、たった3日の審理で結審。ところが、事情が複雑だとして20回も判決が延期され、2019年11月になって無期懲役の判決が下されました。中国は覚醒剤の密輸が死刑になる国なので、本当は死刑でもおかしくないのですが、中国では75歳以上は死刑にしないという規定があるため、元稲沢市議の桜木琢磨さんは76歳ということで、無期懲役になりました。完全にハメられているとしか言いようがない事件なんですが、元稲沢市議の桜木琢磨さんはアフリカ関連の事業で失敗。損失を取り戻すのを助けると言って近づいてきたナイジェリア人の招きで中国に入ると、メールで指示を受けて、マリ人の男性からスーツケースを日本に運ぶように頼まれました。桜木琢磨さんは中身を確かめることなく、日本に運ぼうとしましたが、広東省の国際空港の手荷物検査に引っかかり、中から末端価格で約2億円相当の覚醒剤が出てきたため、逮捕されたということです。ご本人は無罪を主張していますが、スーツケースを運ぶだけで事業の失敗がチャラになるぐらいの高額の報酬を得られると言われた時点で気づいていただきたいものです。そんなもの「航空便で送ったらよろしいがな!」の一言で解決するでしょうし、あまりに高価なものが入っているので人間が運ばなければならないというなら、強盗に遭う可能性だってあるので、何が入っているのかが気になるはずです。ジジィにもなって何をやっているんだという話ですが、完全に利用されたカモです。なお、桜木琢磨さんは控訴をしようとしていましたが、中国の上級裁判所は公判を開かないまま判決を確定させる動きが出ているということでした。わけのわからない奴を信用してはいけません。


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