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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#254)。

 実は、11月末頃までパンフレットの送り付けが少し落ち着いていたのだが、年末年始は暇だったのか、再びパンフレットが送り付けられるようになってきた。

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 かねてから思っていることだが、私はパンフレット事件について、犯人は完全に「やめ時」を失ったと考えている。というのも、どこかで潔くやめていれば、もしかしたら犯人が特定されることもなかったかもしれない。しかし、今年に入ってもパンフレットの送り付けをやめなかったばっかりに、またしても状況証拠を作り出してしまっている。
 今回もまた、犯人のおかげで「N国マガジン」に4450円の価値が生まれることになった。今日のマガジンでは、犯人の「やらかし」について言及したいと思う。


■ 血気盛んにN国信者を煽る尊師・立花孝志

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 2021年になっても、尊師・立花孝志の行動は変わらない。
 昨年の正月は、わざわざ「今年のテーマは『静』と『愛』だ」と、その年のテーマを発表していたものだが、今年は新年の抱負を語ることもなく、今年最初の動画はNHKの弁護士法違反について。2本目の動画は、わざわざNHKまで出向いて、NHKの資料請求の対応がなっていないとガタガタ文句を言う動画だった。
 NHKの対応がグダグダになるのは、「相手が立花孝志だから」の一言で片付く話である。私がNHKに資料開示を求めた際は、非常にスムーズだったし、何一つストレスを感じなかった。はっきり言って、ただのモンスタークレーマーである。
 1月18日には不正競争防止法違反、威力業務妨害、脅迫罪の3つの罪の刑事裁判を迎える立花孝志。既に公判前整理手続きが終わっているとの情報もあり、比較的早くに刑務所に入るのではないかと見られており、N国広報紙の東スポには「刑務所の中から党に指示を出す」と抱負を語っていることからも、どうやら刑務所に入ることは覚悟しているようだ。ただ、宗教と同じで、立花孝志尊師のありがたい説法動画がアップされないと、信者の心はどんどん離れていく。N国党の解体は間近に迫っている。


■ パンフレット犯の致命的な「やらかし」

 私に対して、嫌がらせのパンフレット攻撃をやり続けるうち、憎い気持ちが抑えきれなくなり、送り付け犯はとうとう致命的な「やらかし」をしてしまった。
 1月7日の朝、いつものようにポストを覗きに行くと、クロネコヤマトのDM便が届いていて、そのパンフレットの中に、非常に気になる記述を見つけてしまったのだ。

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 パンフレットの送り付け犯は、たびたび住所を利用し、メッセージを残している。例えば、住所の後ろに「迷惑系ジャーナリスト石渡ちだい宅」などと書いているのだ。
 犯人の言いたいことはわかる。立花孝志尊師の主張によれば、私はNHKから国民を守る党に対して、名誉毀損をしているということになっているのだから、N国信者の立場からすると、私は「迷惑系ジャーナリスト」ということになるのだろう。

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 あるいは、「石渡選妨小銭稼ハウス2F」と書かれたものもある。
 選妨とは、選挙妨害のことだろう。私のことを「選挙妨害をして小銭稼ぎをしている人間」だと言いたいのだろう。まさに立花孝志尊師や大橋昌信の主張そのままであるが、NHKから国民を守る党のことをやっても、本当に小銭しか稼げないのだから困ったものである。れいわ新選組や国民民主党を追及する時よりも、圧倒的に稼げない。これがNHKから国民を守る党の現実である。
 そんな話はさておき、犯人はいずれも私のことを罵倒している。
 私に対して、「オマエは迷惑系ジャーナリストだ」とか「オマエは選挙妨害小銭稼ぎ野郎だ」と言いたいわけである。こうした住所に犯人によるメッセージが添えられたパンフレットは、これまでにもたびたび届いており、過去には「顔面偏差値32」だと言われたこともある。もっとも、私は自分のことをイケメンだとは微塵も思っちゃいないし、オジサンにもなって顔がブサイクだと罵られたところで、悔しい気持ちは微塵もない。ただ、ここには犯人の幼稚な人間性が垣間見えて、大変興味深いところではあった。
 1月7日の朝、いつものようにポストを覗きに行くと、この日も10冊程度のパンフレットが届いており、その中にパンフレットの送り付け犯が住所にメッセージを残したものが発見された。しかし、そこに書かれていたメッセージは、私とNHKから国民を守る党のパンフレット裁判で、私の証言者として立ってくださった方の証言が、信憑性のあるものだったことを示すものになっていた。つまり、犯人は「やらかして」しまったのである。

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 東海大学の入試案内のパンフレットなのだが、ここに私とNHKから国民を守る党の裁判における、私の証言者の名前が書かれているのである。

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 この住所には、いくつもの「やらかし」が存在する。
 まず、私の裁判の証言者の名前は、一般の人はまず知らない。立花孝志も動画で「元コールセンターのボランティア」という言い方はしても、証言者の名前を出していない。当然、私もプライバシーに配慮し、証言者の名前は一切明かしていない。にもかかわらず、このパンフレットの黒く塗りつぶされている部分には、証言者の名前が書かれている。つまり、証言者のことを知っている人物が犯人だということである。ちなみに、最近は「5ちゃんねる」などの掲示板もチェックしているが、証言者の氏名が出てくるようなことはなく、知っていることが不自然である。
 もう一つは、パンフレットの送り付け犯が、私の裁判の証言者を「地雷狂女」と表現していることにある。
 言うまでもないが、私にとっては貴重な証言者であり、協力者であるのだから、当然、私が「地雷狂女」だと思うようなことはない。これはパンフレットの送り付け犯が「地雷狂女」だと思っているということだ。とても面白いのは「地雷」と表現しているところにある。「地雷を踏む」なんていう言葉はよく使われるが、犯人が「濡れ衣を着せられた」と思っているわけではなく、「地雷を踏んでしまった」と捉えているということになる。
 今回、パンフレットの送り付け犯は、致命的なミスをやらかしている。
 もし、はるか手前で犯行をやめていたら、この事件は迷宮入りしていたかもしれない。しかし、こうして着実に証拠を残しているので、犯人を示す手がかりは着実に揃っている。これらの状況証拠から考えると、犯人の可能性は2つに絞られる。
 一つは、NHKから国民を守る党の内部の犯行である説。
 もう一つは、私のことを日頃から「地雷」と呼んでいる人物である。
 私は先程、「地雷」という言葉が「狂女」にくっついているものと認識したが、もしかすると「石渡」にくっついていて「石渡地雷」と呼んでいる可能性がゼロではない。そうすると、私のことを日頃から「地雷」と呼んでいる人物。例えば「ケミーメタル」というアカウント名の人間による犯行の可能性が出てくる。
 私が「ケミーメタル」というアカウントの男とTwitterでやり合っていたのが大晦日の夜である。そして、先日の検証で12月31日23時06分に住宅メーカーのホームページから資料請求が行われていることだ。私に対するウザガラみのツイートをしているのが21時34分、大晦日の最後のツイートが22時26分であることを考えると、時間的な辻褄は合う。1月1日は0時12分に最初のツイートをしていることから、このあたりの時間もチェックしておく必要がある。犯行が行われている日時を調べることで見えてくるものがあると考えられる。


■ 1月5日に届いたパンフレット

 今年に入っても止まらないパンフレット攻撃。これらを検証していくことで見えてくるものがある。犯人の逮捕は、もうすぐそこまで来ていると考えている。

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勇志国際高等学校
亮治名義。1月2日17時12分に通信制高校のまとめている「Go通信制高校」というサイトから登録がある。年明けからセコセコといつもの方法で情報を入力しているようである。沓澤亮治の電話番号が使われていて、メールアドレスが「zvt04918@cuoly.com」。高校中退で16歳ということになっている。

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アニマル・ベジテイション・カレッジ
マシロ名義。「キッズコーポレーション」からの資料請求が行われた。学校には12月31日深夜1時45分に請求のメールが届いている。

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広島国際医療福祉専門学校
資料請求は12月31日2時49分36秒に資料請求がされている。メールアドレスは、ローマ字3文字と数字が5文字@アットマーク以降は普段使われないもの。専門学校の方から資料を届けた旨を登録された電話番号にかけたところ、それは沓澤亮治氏のものだったようである。沓澤亮治氏から学校の方には丁寧に説明をされていたようだ。

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デザインファーム建築設計スタジオ
12月31日深夜2時40分。名前と住所、メールアドレスが登録されており、アドレスは「m0415304021@lost-corona.com」であった。

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ノートルダム下関
真白名義。使われている電話番号は、沓澤亮治氏のものである。1月1日20時22分に会社のホームページから直接入力されている。メールアドレスも登録されているが、「ydtdiy@1-tm.com」というもので、会社が調べると1週間でメールアドレスが削除されるという性質のものであったことが発覚したという。

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プラウド代官山テラス
美玲名義。かなり昔に登録されていると思われるが、電話番号の記載がないので問い合わせを見送る。

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KTCあおぞら高等学校
1月2日17時11分に「ウェルカム通信制高校ナビ」という一括で請求できるポータルサイトから申し込みされている。

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トライ式高等学院
1月2日に「GO通信制高校」というサイトから来ている。沓澤亮治氏の電話番号が使われている。電話で案内をしたところ、沓澤氏が出たという記録が残っているという。今後は沓澤氏の電話も含めて止めていただくようにお願いをした。

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日本ランズエンド株式会社
3月あたりに登録されたと思われる。

 犯人は年末年始にやることがなく、セコセコとパンフレットを送っているのだが、1月1日の夜にも登録が行われているところを見ると、年末年始によほどやることがなかった人間が犯人だということになる。あまりにもリアルな生活が充実していない悲しい人間の犯行だ。


■ 1月6日に届いたパンフレット

 どうやら1月5日頃から業務が開始になるため、1月7日頃からボリュームが増してくるようである。年末年始にセコセコと登録していたものが、まもなくすべて検証される。

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中部学院大学
典子名義。1月3日に旺文社から資料請求があったとの連絡を受けた。1月5日に発送している。電話番号の「090-8796-2562」は使用者不明。

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八洲学園高等学校
通信制高校の「亮治」名義のものは、沓澤亮治氏の電話番号が登録され、およそ1月2日17時頃に登録されたものであると考え、一度、問い合わせ作業はしないことにする。

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高岡法科大学
フールカッツェ名義。リクルート「スタディサプリ進路」からの請求となっている。申し込み1月3日に受信している。

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金沢学院大学
麻白名義。大学のホームページから直接。1月4日に登録されている。電話番号は沓澤亮治。女性として登録されているということで、電話番号が登録されているかどうかを知りたいと言ったら、めちゃくちゃ警戒されてしまったが、N国党の嫌がらせだという話を丁寧にさせていただいた。

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徳島文理大学・徳島文理大学短期大学部
典子名義。1月4日に「山陽新聞進学ガイド」というサイトから連絡があった。沓澤亮治氏の電話番号が使われていた。

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岡山医療専門職大学
典子名義。瀬戸内エリアの典子名義のものは、1月4日に「山陽新聞進学ガイド」が使われている可能性が高いということで、問い合わせを省略する。

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株式会社グリーンリバー
担当部署が休みになっている。5f

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明聖高等学校
亮治名義。問い合わせ省略。

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ジェイヘアメイク美容専門学校
麻白名義。電話番号が書かれていないので問い合わせせず。

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西武学園医療技術専門学校
公臣名義。大変珍しい名義である。電話番号が書かれていないので問い合わせせず。

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デュオヴェール浅草
既に問い合わせ済。

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科学技術学園高等学校
亮治名義。問い合わせ省略。

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作新学院大学女子短期大学部
麻白名義。大学のホームページから資料請求があった。1月5日に受診しているので、年末年始のいずれかで問い合わせているはず。沓澤亮治氏の電話番号が登録されていた。

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東北公益文科大学
智花名義。電話番号の記載がないので問い合わせせず。

 ほぼすべての問い合わせで、沓澤亮治氏の電話番号が使われていたということが大変興味深い事実である。沓澤亮治氏はたびたびNHKから国民を守る党に対して「やめるように」という警告は出している。他の番号を使ってもいいし、電話番号を登録しない手もあると思うが、毎度、沓澤亮治氏の電話番号が使われているのである。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 パンフレットについては、まったく進展がないように思えるかもしれないが、着実に解決に向かっている。いつか思わぬ形で犯人が逮捕されることになると思うのだが、犯行を重ねれば重ねるほど、犯人は特定に近づく。
 これだけ「やめ時」を失っているので、まだまだ届くだろう。こちらはただひたすら問い合わせてまとめていくだけである。

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