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【選挙ウォッチャー】 東京都議選2021・北多摩第一選挙区レポート。

6月25日告示、7月4日投開票で、東京都議選が行われました。武蔵村山市、東村山市、東大和市を選挙区とする「北多摩第一選挙区」は、定数3となっており、自民、公明、立憲、共産、都民Fの5人が立候補しました。北多摩の選挙区は「第一」から「第四」まであるのですが、ここから先、N国党や「コロナはただの風邪」みたいなウンコ系候補者は一切出てきませんので、ある意味、とっても平和な選挙になっていたのではないかと思います。

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関野 杜成  47 現 都民ファーストの会(都会環建副委長)
谷村 孝彦  58 現 公明党(党都幹事長代理)
尾崎 あや子 62 現 共産党(党都委員)
北久保 真道 68 元 自民党(元都会財政委員)
鈴木 恵美子 51 新 立憲民主党(幼児教室経営)

事前の情勢分析では、立憲民主党から立候補している鈴木恵美子さんが少し厳しい戦いになっていると思いました。あとは「都民ファーストの会」が大きくヘコむのではないかと見られていました。ところが、都民ファーストの会はギリギリのところで粘り、落選したのはまさかの自民党でした。情勢分析が自民党忖度データとなっていたため、北久保真道さんが勝つだろうと見込んでいたのですが、まったくそんなことはありませんでした。


■ 谷村孝彦候補の主張

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谷村孝彦さんは、公明党で5期20年も議員であり続けるベテランです。公明党なので、創価学会の力で永遠に当選し続ける人であり、今回も圧倒的な差をつけてトップ当選を果たしています。このエリアでは公明党というだけで敵なしです。しかし、公明党の議員たちが新型コロナウイルス対策で何か仕事をしてくれているかというと、かなり微妙なところがあります。なにしろワクチン戦略一辺倒は自民党と変わらず、それ以外には何も言っていません。

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東村山駅周辺の立体交差、東大和市南部の浸水・冠水対策、武蔵村山市に多摩モノレールを延伸させる。どれも地域に住んでいれば便利なんだと思いますが、今はそれどころではなく、災害の真っ最中。しかも、感染症こそ政治家の力が最大に発揮される時であり、ここで能力を発揮できない政治家はニセモノだと言っても過言ではありません。目の前で人がバタバタと死にまくっているのに、こうしたことに対処しない政治家は必要ないのです。あの世で幸せだったらそれで良いという話ではないので。


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