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【選挙ウォッチャー】 潟上市議補選2021・分析レポート。

毎日強い海風が吹くため、風力発電の風車が乱立し、新たな産業を構築しようとしている秋田県潟上市で、3月28日告示、4月4日投開票の潟上市議補選が行われました。秋田県議補選は昨日お伝えした通り、「ネトウヨvsポンコツ」の戦いになってしまい、どちらも投票できない感じだったんですけど、市議補選もまたなかなかのインパクト。一人だけ明らかに様子の違う人間が紛れ込んでいました。欠員2に対して4人が立候補する選挙だったのですが、県議補選はネトウヨだし、市議補選は見た瞬間に異様さだけが印象に残る軍人が立候補しているしで、やっぱり地方の選挙も熱心に見ていかなければならないのだと痛感させられました。なかなか全部の選挙を見ることはできないのですが、何かの機会に少しずつ見ておくことは大切で、コロナ禍で地方を巡っている場合でもないのですが、やっぱり見ていく必要があると思います。

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石井 和人  51 新 無所属(軍人)
藤原 仁美  54 新 無所属(美容師)
伊勢 潤   44 新 無所属(准看護師)
菅原 龍太郎 68 新 無所属(農業)

一人だけ「日本」の選挙とは思えない写真に仕上がっているのですが、コロナが明け、海外にも行けるようになってきた時には、海外の選挙もウォッチングしたいと思っており、アメリカやイギリスといった国々だけでなく、フィリピンや中東の国々の選挙も見てみたいと思っています。そんな熱い夢はともかく、まずは日本の地方選です。実質的に3人が戦っているような選挙ですが、一体、誰が勝ったのでしょうか。このレポートは1本あたり100円で読めるなまはげパックに含まれています。


■ 伊勢潤候補の主張

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伊勢潤さんは、まったく「じゅん」だけに准看護師の男性です。44歳にして、妻、20歳の長男、高1の長女、中3の次男との5人暮らし。ということは、24歳の時には子供が生まれていたというわけですから、秋田県のパパは若いです。地元の幼稚園、小学校、中学校のPTA会長になり、「おやじの会」でも活躍。子供を通じて、地元のコミュニティーにしっかり入ってきた人であると言えます。現在は「潟上市民プロジェクト」のメンバーとしても活躍。選挙公報には「地域のやさしさをつなぐ」などと書かれていました。しかし、公約らしい公約は一切なし。地域の課題のために働くのではなく、なんとなく市議を目指していたオジサンだったということになります。


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