【選挙ウォッチャー】沖縄県知事選＆沖縄統一地方選・取材メモ（後編）。

2022年9月7日 08:01

　台風１１号の影響で、９月３日から５日頃にかけ、沖縄本島では暴風雨になると予想されていることから、沖縄入りを当初の９月１日から９月５の夜に延期し、取材できる日程は短くなりました。今のところ、短い取材時間で精一杯やろうと思っていますが、難しいところは選挙ボードの写真を撮るだけになってしまうかもしれません。
　事前に調べておくことで、なるべく効率的に取材するつもりですが、地味な町議選や村議選に関する情報は、あまり多くありません。北谷町にＮＨＫ党と参政党の候補が出てくるという情報がありますが、それ以外にはあまり事前の情報はなく、真面目に行われるのではないかと思っています。
　なので、取材できるところを取材して、候補者が見つけられたところはレポートにして、見つけられなかったところは『チダイズム新聞』にまとめたいと思います。

■ 印の見方

　今回、つけている印は、あくまで取材メモであり、当落の予測ではありません。取材の優先順位を表していて、［◎］となっている候補は、ぜひとも取材がしたいと考えています。

［◎］＝取材しなければレポートが成立しない。
［〇］＝ぜひとも取材したい。取材できればサムネイルも心配ない。
［△］＝とりあえず取材できればサムネイルの心配がなくなる。
［★］＝サムネイルとは関係なく注目候補で、ぜひとも取材したい。
［☆］＝もし取材ができたら、レポートはより面白くなると思う。
［糞］＝絶対に当選させてはならないカルト候補であり、監視する。

　まだ選挙が始まっていない段階でまとめているので、今後、候補者がわかり次第、追加していく可能性があります。１週間で撮るべきものをすべて撮らなければならないので、かなりハードスケジュールです。

⑪ 読谷村議選（定数１９）

　前回の読谷村議選は、悲惨な戦争の歴史を現代に伝えてくれる「チビチリガマ」を無知な少年たちが荒らしてしまった事件を受け、どんな場所なのかを実際に訪れて取材してみるというレポートになりました。これらの話は４年前のレポートで伝えられたと思うので、今年はしっかりと選挙を伝えたいと思っています。
　前回は、共産党の城間真弓さんがトップ当選を果たしており、かなり期待されていましたが、今年はどうなるのか。若い候補が立候補してくるのかどうかも見どころです。

［★］城間真弓　４４　現　日本共産党
［☆］伊佐眞武　６６　現　日本共産党
［☆］山内政徳　６８　現　公明党

　他に目ぼしい候補がいないことから、共産党の城間真弓さんの写真を撮れれば、ひとまずサムネイルが成立すると思います。他の候補を一生懸命探すのはあまり効率が良くないので、城間真弓さんの選挙事務所で予定を聞いて
ピンポイントで取材をして、読谷村の取材は終わるかもしれません。

⑫ 恩納村議選（定数１６）

　恩納村は、リゾート地として開発が進んでいるエリアです。辺野古基地にも負けないレベルのズブズブの道路工事が進められており、その進捗状況も気になります。リゾートホテルの横に「幸福の科学」の巨大な建物もあったと思われ、こうした場所が４年間でどのように変わっているのかという点が選挙以外にも気になるところです。なので、選挙の結果はそこそこに、コロナ禍の沖縄開発の現状を伝えられるといいなと思っています。

［★］斎藤舞湖　４４　新　参政党
［☆］仲田豊　　７２　現　無所属

　斎藤舞湖子さんは、主婦をしているそうですが、元ナイトクラブの店長だといい、日本の「自虐史観」をどうにかしたいと言っているようで、典型的な参政党員だと言っていいと思います。
　どこまで候補に会えるかは不明ですが、名護市より上に向かうタイミングで、なるべく高速道路ではなく、下の道を使うことで、候補者に会う確率を高めたいと考えています。なるべく経由したいと思います。

⑬ 西原町議選（定数１９）

　西原町議選は、４年前は、ほとんどポスターだけの取材になってしまった気もしますが、ショッピングセンターの駐車場でレポートを書きながら待っているだけで、けっこういい感じに取材ができそうな予感がしています。
　前回は「チャンネル桜」でキャスターをしているようなゴリゴリのネトウヨが立候補し、これはこれで面白かったのですが、今年の統一地方選でネトウヨがどれだけ出てくるのかも注目です。記憶によれば、大きなショッピングセンターがあって、そこにいるだけで入れ食い状態ではないかと思っていますが、サムネイルの写真撮影を成功させたいと思います。

［☆］伊計ひろこ　６１　現　日本共産党
［☆］長濱ひろみ　６７　現　公明党
［☆］オータ實　　不明　現　社民党
［★］儀間駿太郎　２９　現　無所属

　基本的には、南城市を取材する道中で有力候補に出会えることを祈りながら走り、どこかで写真を撮りたいと考えています。唯一、選挙事務所の住所が判明している儀間駿太郎さんが、当選の可能性が高いと思われ、いざとなった時には選挙事務所に行って、街頭演説の場所をゲットしたいと思っているところです。

⑭ 北谷町議選（定数１９）

　北谷町議選は、前回、あまり時間がなく、選挙レポートをお届けできなかった町ではないかと思います。今年はＮＨＫ党と参政党から候補者が出てくることがわかっていますので、しっかり警戒したいと思います。
　北谷町は、国道５８号線の通り道なので、なんだかんだで誰かに会えることを期待していました。

［☆］高安かつなり　不明　新　立憲民主党
［★］照屋智康　　　５３　新　参政党
［糞］眞喜志雄一　　不明　新　ＮＨＫ党

　北谷町は、参政党沖縄支部の副部長をしていて、会社役員をしていると言っている照屋智康さんが立候補します。子どもの未来のために出馬すると言っていますが、脳味噌をやっちゃっている人が立候補しても、子どもの未来のためにはならないということは書いておきたいと思います。食と健康などに興味があるようで、「コロナはただの風邪」と訴えている可能性があります。
　北谷町は、これまたＮＨＫ党の眞喜志雄一が立候補を計画していて、沖縄市にしろ、北谷町にしろ、参政党とＮＨＫ党の候補がカブるという現象は少し気になります。これは町の風土みたいなことなのでしょうか。
　この後の有料部分では、名護市議選、沖縄市議選、恩納村議選、北谷町議選に立候補する参政党の４候補の当落予測を出します。１００円なので、もしよろしければ、ご参照ください。

⑮ 中城村議選（定数１６）

　中城村議選は、前回の取材の時に好きになった町だった気がしますが、無所属で立候補した比嘉麻乃さんが、ポスターで見る限り、とても可愛かった気がしています。前回はトップ当選でしたが、今年も立候補すれば上位当選が見込まれることから、ぜひとも取材がしたいと考えています。もしピンポイントで会うことができれば、とりあえず、サムネイルの写真撮影には成功したことになり、その他の候補を探し出さなくても良くなります。

　実は、初日のうちに取材を終えることができ、会いたかった比嘉麻乃さんに会うこともでき、かなり深い取材ができました。このエリアは沖縄２区にあたり、自民党が勝てないエリアになっています。なので、玉城デニーさんの陣営にとっては、ここでどれだけ票を伸ばせるのかがカギとなります。

［☆］張世険峰　５３　新　日本維新の会

　ネトウヨが大騒ぎしそうな張世険峰さんは、前回の中城村議選で１５６票差で惜しくも落選した人物ですが、中国から帰化した日本人で、２０１０年から「日本沖縄華僑華人商工連合会会長」として日本で活動し始めたという話があります。お金があるからなのか、今回は「日本維新の会」の公認になっているというのが非常に面白いです。

⑯ 北中城村議選（定数１４）

　北中城村議選は、イオンモール沖縄ライカムがあって、前回は熱帯魚の写真を撮ってサムネイルにしていたのですが、当時は今のようなサムネイルのルールがなかったので、熱帯魚でも成立していました。今年はちゃんと選挙の取材をして、誰か見つけ出してサムネイルにしたいと思います。
　田舎だからなのか、相変わらず情報がなく、出たところ勝負になってしまうのではないかと思います。

⑰ 大宜味村長選

　大宜味村は、かなり面白そうな選挙になっていますが、時間的に取材ができるかどうかは分かりません。３人が立候補していて、正直、誰が勝つのかが全然わからないため、本来なら全員を取材しなければなりませんが、そんな時間があるのかという話でもあります。もしかすると、選挙ボードの紹介のみで終わってしまうのではないかと思わずにはいられません。

［☆］宮城功光　７１　現　３期目を目指す
［☆］友寄景善　６７　新　元村議
［☆］安里重和　６２　新　元村議（副議長）

　可能な限り、取材をしたいと思っていますが、どこまでできるのかは不明です。大宜味村のあたりも、夕陽がとってもキレイなので、皆さんに素敵な映像をお届けできれば最高です。

⑱ 大宜味村議選（定数１０）

　前回は、大宜味村議選を取材していますが、平和を愛する人たちが住んでいる村として紹介したのみです。沖縄の歴史を紹介しただけになり、まったく選挙を取材できていませんでした。
　今年こそ可能な限り取材をしたいと思っていて、候補者に会えれば最高だと思います。このエリアは共産党も弱くないと思うので、一応、住所はわかっているので、取材をしてみたいと思います。

［☆］大山美佐子　６９　現　日本共産党　

　大宜味村は、行くまでがすごく大変なので、ある程度の覚悟を持って行かなければなりません。沖縄市や南城市など、取材しなければならないエリアがたくさんあるので、そういうところを取材しているうちに行けなくなってしまうかもしれませんが、それでも選挙ボードだけは絶対に取材したいと思っています。

⑲ 宜野座村議選（定数１２）

　宜野座村議選は、前回はあまりうまく取材ができず、そもそも選挙レポートが存在していません。コロナ禍に突入してしまったために取材ができなかったのですが、２０２０年の宜野座村長選はかなり面白そうだったので、その布石という意味でも取材したいと思っています。

⑳ 南風原町議選（定数１６）

　南風原町議選は、前回は候補者に会うことができず、なかなか微妙な感じになってしまったのですが、今年こそはちゃんと取材をして、当選しそうな人をちゃんとサムネイルにしたいと思います。特に書くべきことがあるわけでもありませんが、ひとまずサムネイルの写真だけでも撮れれば成功だと思いますので、頑張って撮影してみます。

［△］浦崎ミユキ　６６　現　公明党

　南風原町は定数１６に対して１７人しか立候補していないことがわかりました。若い新人や「この人大丈夫かな？」と思うような人たちが何か出ています。サムネイルのことだけ考えるのであれば、落選する人が１人である以上、２人以上の候補者を見つけられれば心配がなくなります。取材の難易度で言うと、そんなに難しくはなく、那覇からも近いので、ここはすぐに取材を終えられるのではないかと思っています。

㉑八重瀬町議選（定数１６）

　最後に、八重瀬町議選ですが、ここは可能であれば、今年１０期目を目指すという大ベテラン中の大ベテランである共産党の候補を取材したいと思っています。那覇市に近いこともあって、特に発展している街だと聞いていますが、しっかり候補者を見つけられるかどうかがポイントになりそうです。

［☆］神谷セ一　　６８　現　共産党（１０期目の挑戦）
［☆］神谷ノブオ　６２　現　共産党

　八重瀬町議選も、定数１６に対して１７人しか立候補していません。落選するのは１人で、どこか頼りなさそうな新人が何人か立候補しており、おそらく現職の写真を撮ることができれば、ほとんど間違いないのではないかと思っています。こちらも２人以上の候補者を撮れればサムネイルの心配は無くなるので、頑張って撮影してきたいと思います。

■ 選挙ウォッチャーの分析＆考察

　本日も有料部分は、事務的に選挙事務所の場所を書いているだけ。見たところで全然面白くはありません。沖縄の取材活動を少しでもサポートしたいという皆様のカンパ用に１００円を払えるようになっているだけなので、一般の方はあんまり買っても意味がありません。
　一応、今回の有料部分のおまけは、参政党の当落予測です。取材は初日が終わったところですが、そこまで悪くはありません。しっかり取材ができていると思いますので、この調子で頑張ってまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。