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総括・空港プロジェクト

2016年の終わり。音楽ユニット・AIRPORTの相方・keiがnoteを開始した。
私が登録してから1年10ヶ月。満を持しての登録だった。AIRPORTのnoteでの活動のスタートである。

2017年1月
正月、keiからのメールで1曲のデモソングが届く。
曲名は「spectrum」
AIRPORTとしての久々の作品だ。
足掛け1ヶ月ほどかけて編曲し、その過程をnoteに投稿するという試みを行った。
2017年2月
keiがnoteの作詞家さんとコラボしたらしい。
名前は、なゆたゆなさん。
「時の海へ」という曲に、私の演奏するベースを入れて欲しいとのことだった。
noteの醍醐味…合作で世界が広がる体験。
keiもそこに飛び込んできたかと、感慨を覚えながら快諾した。
コラボ依頼には、なゆたさんとAIRPORTの3人のユニットを「なゆた空港」と名付けよう、というアイデアが添えられていた。
これが「空港プロジェクト」の幕開けだった。
2017年3月
「なゆた空港」の2作目、「ゆずり葉」の制作をスタート。
keiのメロディーメーカーとしての力が存分に発揮された佳曲だ。
彼はさらに、他のnoterさんとのコラボへの意欲を見せる。
前年から私がアレンジャーとしてお世話になっているチクタクさんを紹介すると、トントン拍子に話が進んでいった。
「birth」をAIRPORTとして浮遊感たっぷりにアレンジ。「チクタ空港」の開設(結成)である。
2017年4月
keiによって「空港プロジェクト」がnoteで告知された。
noteの作詞家さん、演奏家さん、歌い手さんらに、「我々AIRPORTとコラボしませんか」と呼びかけるものだった。
おかげさまで2曲の制作を開始。
花介さんのギタープレイが光る「beats of an airfield」。
悠凛さんの幻想的な歌詞を、ちびまゆさんが優しく歌い上げる「水色のシロフォン」。
2017年5月
さらに2曲の制作を開始。
のうんさんの叙事的な歌詞を、かねきょさんが温かく歌う「空と林檎」。
そうさんの曲を南かのんさんが情感たっぷりに歌う「想いは今ここで」。
2017年6月
さらにペースを上げ、3曲の制作を開始。
kotapamaさんの語りかけるような歌詞を生かした「世界はオルゴール」。
イーグルフェロモンさんのフレッシュさ溢れる曲「幸せのやってくる日」。
なゆたさんの提案による機内アナウンスを、安心感ある声質の望美さんに依頼した「passengers on the airlines」。
ここまでで10曲を集めることができ、「空港プロジェクト」をアルバムとしてまとめることを決めた。
2017年7月
半年前にAIRPORT名義で作った曲「spectrum」
この曲をみんなで合唱してみたい…という思いが湧き上がってきた。
そこで、アルバム「空港プロジェクト」に収録するためにコーラス隊を募集。8名の方から参加いただいた。
また、アルバムはダウンロード販売ではなく、ブックレット+CDという形態で販売することに決定。ブックレットやパッケージングはkei、CDの内容である音源は私chickiiが担当。
製品として形に残す以上は品質にこだわりたいという思いから、2人でチェックと修正を重ねた。
2017年8月
「spectrum」の合唱版が完成し、全曲のマスタリングが完了したところで、製品製造とnoteでの受注を開始。30点限定で販売し、ありがたいことに25点をお買い上げいただいた。売上は来年1月を目処に、コラボしてくださった方々に分配する予定。

みんなが日常生活の合間を縫って、力を結集した今回の「空港プロジェクト」。発起人として率先して動いてくれた相方・keiと、お力添えいただいた皆様、お買い上げ頂いた皆様に、最敬礼。

よろしければこちらもお読みください。
セルフライナーノーツ「空港プロジェクト」 https://note.mu/chickii/n/n797b9bfc4d8d

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