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ちゃんと知りたい

月曜日。
仕事後の手話講習会、今回は聾者の権利を求めて活動し続けて来たおじいさんの講演会で、わたし以外のクラスのメンバーもみんな集まって話を聞いた。かつては運転免許の取得さえも許されず、皆無免許で運転をしていて、再三訴えてやっと認められたことや、未だに家族が求めれば財産権を奪われてしまう可能性がある立場にあることなど、差別や、それに対する運動について話してくれた。思ったのは、障がい者だけでなく様々なマイノリティーが自分たちの権利を求めて闘って、勝ち取ってきたものが沢山あるということだけれど、本来それはもっとマジョリティー側の人間が気付き、動かなければいけないことだと言うこと。でも、それにはまず知らなくてはならなくて、今の社会ではそれがどんどん難しくなっているように感じる。先週末にたまたま買った「アイヌもやもや」という本が、そんな社会に生きる人間にはぴったりで素晴らしい本に感じる。まだ冒頭の方しか読めていないけれど、アイヌ以外の様々なマイノリティーに関する話がされ、差別の仕組みに関しても、大事なところを省くことなく、それでいてとてもわかりやすく説明されていて、読み進めながら感心している。みんな読んで!!!と思いながら読んでいる。ひとつ言えるのは、差別をしようと思ってしている人はごく僅か。殆どの人は無意識に差別をして、人を傷つけてしまっている。もちろんわたしも傷つけてきていると思う。そうならない為には、やっぱり知ることからなんだなあ。一足飛びにはいかないね。
夜に楽しみに待っていたものが届いた。前月は多めに働いたので少し調子に乗り、思い切って買い物をしたのだ。折角買うなら友人のお店で買いたいと思い、前から気になっていた商品をポチポチッと。それが島根から届いた。綺麗なブルーのバッグと、美しい彩りのスカーフと、革製品メンテナンス用のバーム。バームはハンドクリームとして使えるらしいのだが、良い香り過ぎて、練り香水として使いたくなる。商品と共に入浴剤を入れてくれる心遣いが嬉しい。しかも納品書には本物の葉っぱが1枚添えられていて、粋〜!!
満員電車に乗る通勤では実用最優先でマンハッタンポーテージを使っているので、休日にバッグとスカーフを使うのが楽しみ。

火曜日。
仕事後に映画「関心領域」を観に行った。嫌だな〜と思いつつも、行った。もちろん嫌な気分になったが、映画は本当に素晴らしく、あっと言う間だった。絶対わたしは、こんなババアみたくならない!とは思うが、関心領域って…全ての人間にあるじゃん…と気付き薄ら寒くなる。遠くで起きている戦争見て見ぬふり、すぐ近くにあるはずの貧困見て見ぬふり、外国人差別見て見ぬふり、女性差別気づかないふり…。
疲れたけど、夕飯はしっかり作った。偉い。

週明け2日間はそんな感じです。

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