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K5、爆誕


1月30日、ホテルみるぞーは
日本橋兜町に新しくできた、

K5というホテルのオープニングパーティーにお邪魔しました。

オープン前からずいぶんと話題になっていましたね。このnoteを読んでくださってる人の中にも、「知ってる!」「早く行きてえ!」という方、たくさんいらっしゃると思います。

今回はオープニングパーティーで感じたK5の魅力を、
ホテルみるぞーなりにお話しします。

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K5とは... 


・ホテル、ビアホール、レストラン、バー、カフェを組み合わせたマイクロ複合施設 
・1923年竣工の銀行をリノベーション(=築97年)
・地下1階地上4階建て
・客室...全20室
・宿泊料金...1泊1室約2万円~15万円
・ビジョンは日本橋兜町の再活性
・建築空間デザインの監修は「CLAESSON KOIVISTO RUNE(以下:CKR)」
fromスウェーデン
・「Design Hotels」に加盟。
(↑上質で独自性のある小規模ラグジュアリーホテルの世界的なネットワーク。日本だと他にTRUNK HOTEL、里山十帖、瀬戸内リトリート青凪など)


ざざっとこんな感じです。
スペックだけでなんかスゴそうだぞ?
そして実際に行ってみたらめちゃくちゃスゴかったわけです。


オープニングパーティーで見たK5の世界観 

では私が見てきたK5の中をちょっとご紹介します。
まずは、天高4.5mを超えるこのスイートルーム。

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不動産やホテル関係の人たちから、口々に「悔しい」「これは強すぎる」「これからのホテル、この部屋がベンチマークになるのか…」などの声が漏れていたのがとても印象的でした。

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同業者が、その出来栄えに嫉妬してしまうほどの完成度なのです。

スタイリッシュなそれぞれの家具は上手くその場に収まっています。
直線的な家具が多いけれど、天井から床まで届くカーテンや
和紙でできたアイコニックな照明が、
空間にゆらぎや優雅さをもたらしている印象でした。

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ところどころ、「日本」がCKR流に解釈された家具や設えがあり、とてもユニークでした。

彼らの遊び心を探すのも、ひとつのお部屋の楽しみ方かもしれない。


タイル張りの床や階段の壁にも、きちんと手がかけられていて、パブリックスペースにもこだわりを感じさせました。
(不動産関係の方曰く、通路の壁なんかはコスト抑えられがちなところらしい笑。そりゃそうだ)

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そして、個人的にあっぱれ!と思ったのはグリーンの使い方。

館内外の全ての植物は、Yardworksさんがレイアウトしたそう。CKRの名作チェア「HUG」ともこの相性。

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良すぎませんか…?もはやマリアージュ。
座った人間はこうなります ↓

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HUGの心地よさを味わうJeremy氏。


K5の空間は「曖昧」をコンセプトにしていると伺いました。
まさにこのグリーンたちは、「曖昧さ」の演出に一役買っていると思います。

鉢はCKRのオリジナルで、存在感のあるサイズ。
そこに植えられているのは大人の目線よりも高い、大きめの植物たちでした。

しかもそれが部屋のあちこちにあるので、ここが外なのか、室内なのか分からなくなってしまうような、不思議な感覚を覚えました。

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外界を遮断し、静かに過ごせる室内でありながら、心地よい自然を取り込む。
スタイリッシュな家具と調和しながらも、しっかりと癒しを感じさせる。

とりあえずオシャレだしグリーン入れとくか、という感じでは全くなく(断固としてそういうのではなく、)
ひとつひとつの鉢植えが、CKRが作ったK5の空間の中で、静かに役割を担っていました。

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K5は何を創ったの?


ではこのK5という空間で私が感じたことを、
ひとことで言うとすれば
「世界のどこにもなかった、新しい空間の誕生」でしょうか。
未知の衝撃がズドンときました。

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見る蔵はある程度いろんなホテルに泊まってきたから、泊まる前に滞在体験の予測がだいたいつくようになっていました。
このホテルならこういう楽しみ方ができるだろうな、とか
このお部屋の良さはこういうコンセプトを意識した造りだな、とか……

でもHOTEL K5は、その私のホテル概念の範疇をはるかに超えていた。
まるで既視感がない。
今まで見たことのない世界観。

心の中の新しい扉が開いたような感覚でした。
素敵な現代アートを見た後に ものごとの見え方が少し変わるような感覚?
あれに似てた。上手く言えないんですが。

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そしてこの「世界のどこにもなかった、新しい空間」が、
今後、日本橋兜町周辺を変えていくでしょう。
人を呼び、出会いを生み、活気をもたらしていくんですね。

でも、見る蔵には想像しきれないことがひとつあって。
それは、このホテルに「滞在」することで得られる体験と時間と感情です。

先ほども言った通り、既視感なさ過ぎてイメージできないのです。(笑)
いつかぜひ、K5の未知数の魅力を、滞在を通して体験したいと思います。


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