ちび

まだまだ20代、ふつうのOL

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最近の記事

ありきたりに、元彼が結婚した

この文章を書こうと思ってnoteを検索したら、同じタイトルでそれぞれがいろんな、でも似たようなことを思っている記事が出てきてすごくほっとした。程度の差はあれど、みんながこういう気持ちを体験するのだと思えることが本当に助かる。 話したことを思い出したままに残すだけだから、読みづらいと思うけど、覚えているうちに残さなくちゃ。 元彼が結婚した、というか、結婚していた。それ以上もそれ以下もない。いつかその日が来ることはわかっていて、私たちの人生はもう交わらないこともわかっていた。そ

    • 歳なんか取りたくない

      恋をしているとき、失恋した時、「私と彼は特別だ、運命だ」と思ってしまうし、この気持ちはだれにもわからない、とか思うし、この世の中で私だけがこんな感情なのだと思いこんでしまう。少なくとも私はそういう人間だった。 女は恋を上書き保存する、というのが世の中の定説だけれど、ずっと信じていなかった。一つ一つの恋を、上書きできるような同じものに思える感覚がわからなかった。人生で一番好きだった人との出会いから失恋までの記憶は、もはや恋愛とかそういうジャンルではない別フォルダで保存して、胸の

      • この恋は別フォルダにすることにする

        いくら美談で、いくら悲劇だったとして、それを引きずってわたしの20代の貴重な時間が消費されるのなんてごめんだ、という強い意志を持つことにした、4月23日。 わたしは今も多分、ポチと呼んでいた元彼のことがものすごく好きで、というか人生で一番で、きっとあの気持ちは今後どう生きたって超えないと思う。 それほどまでに彼は特別だったし、わたしの中のいろんな基準を作ったのが彼だった。 最後なので少々思い出を振り返るのを許してほしい。 彼は、テーマパークや雑踏のなかで、「見える?」とい

        • 夢に見る、なんてね

          今でも夢にあなたを見る。 なんて、勝手に言ってくれないでよと思いながら、つい数日前に私はポロポロと泣いた。 文字にするとチープで、ありきたりで、バカバカしくすらある話を、それでもどこかに残しておきたくて、綴る。 私が本当に人生で1番大好きだった人は、今はもう私の全く知らない土地にいて、当然ながら私の知らない人と付き合っていて、たぶん私と彼の人生が物理的にこれから交わることは、おそらくもう2度とない。 だからそんな人のことは忘れてしまうべきだし、忘れられてしまうことは悲しい

        ありきたりに、元彼が結婚した

          超えられるか、越えられないか

          誰かと別れて、また誰かと付き合う時、その新しい誰かは、前の誰かを超えてくれるのだろうか。前の前の誰かかもしれないし、初めての誰かかもしれないけれど、超えられない誰かを全員が内包しているような気がする。 今日は、そういう友達の話と私の話。 彼女はすごく恋愛体質な子で、惚れっぽくて、人を好きになると冗談抜きでピンク色のオーラを放つ。「人を好きってこんな感じなんだな」と彼女を見て初めて思ったし、それは友人の多くが感じていたと思う。 彼女には大学生の間3年近く付き合っていた彼が

          超えられるか、越えられないか

          全てにおいてその人だけが例外になる、よね

          わたしも含めだけれど、恋愛のおもしろいところは、全てにおいてその人だけを受け入れることができるようになるところだと思う。そして、「彼はそんな人じゃないの」という思考が多かれ少なかれ生まれるところ。 今日は友達の恋愛の話。 彼女が付き合っていた人は、大学でも有名なくらいの遊び人で、でもとびっきり頭がよくて、要領のいい人だったと思う、少なくともわたしの目にはそう見えていた。 友人とその例の彼の話をするようになったのは、彼らが2年半の付き合いの後に別れを選択した後で、それはそ

          全てにおいてその人だけが例外になる、よね

          失恋が終わった

          1年半、危うく2年が過ぎるところだった失恋が、終わった。 恋が終わる、という言い方はあっても、失恋が終わるって、失恋した時点でもう終わってるわ、という感じだけれど、たしかに今日、失恋が終わった。 自分でも正直驚いた。まずそもそもこんなに長い期間ひとつの失恋を引きずったことがなかったし、それゆえに、今後誰と付き合っても彼は越えられない、いつまでもわたしはきっと彼を思い出になんかできない、と思っていたのだが、どうもそうではなかったらしい。 別に他に気になる人ができたとか、彼氏が

          失恋が終わった