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「都会育ちなんだね」「全然都会じゃないですよ。なんで駅前があんなに栄えたか知ってます?震…
夏合宿間近の部室棟で内定の電話を受けた。後輩に無理を言ってその場で合宿参加を伝える。申込…
不法投棄の絶えない山奥に、家族と暮らしている。昼間でも人気はまばらで1時間に1本バスが通る…
「君、良い目をしているね」公立学校で、吹奏楽部の冴えない2年生だった。男子部員なんて数え…
言葉の裏を読んでしまう。「掴みやすいキャラクターね」と言われると、指図しやすい人間なのか…
字はきれいだけど文章の下手な人がいた。楽器は上手いのにジャズの下手な人がいた。それなのに…
高校時代「名マネージャー」と誰もが慕っていた先輩と大学時代に二度、大阪梅田駅の3F改札前ですれ違ったことがあった。今でも鮮明に覚えている。まるで同じドラマの同じシーンを何度も巻き戻し再生しているかのように、女性を泣かせ、それなのに抱き寄せてみせて、悦に浸った薄笑いを浮かべていた。
大学卒業を契機に恩師との縁を切った。「早く足を洗え」なんて何の躊躇もなく言い放ったものだ…
バスが火葬場へ近付くと、見たことないはずの景色が少しずつ見覚えのある景色へと変わってくる…
「140字縛り」で創作活動を行うアカウントとなっております。ショートショートのような、散文…