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家紋「石紋」20種

家紋(かもん)とは、日本固有の紋章。

家紋は個人を識別するものというよりは家族を識別するものであり、縁組では図案は変化せず、一家族だけでなく家系全体で同一のものを用いる。分家の場合は本家の家紋に若干の違いをつけて区別する。 ー via. 紋章 - Wikipedia

で、その家紋をもっと知りたい・描いてみたいと思って始めた家紋模写。
基本はこの本とともに。


銀杏紋稲紋井筒紋・井桁紋に続いて、今回は34種類の石紋(石畳紋)を Adobe Illustrator で作成してみました。せっかくイラレで描いているので、線を美しく、自分なりの調整を加えています。


石紋は石畳紋とも。
もともとわが国では石にも魂があるものとされ尊ぶ対象でした。また神社に敷石として用いられていたため、敷石は間接的に神社を表すようになり、神主などが家紋として用いるようになったそうです。

石畳とは、神社の敷石である。昔は庭園などに石を敷くのは貴族だけであった。しかし、神社では敷石がひかれていた。これは多くの人が参詣するのに、敷石がなければ皆が難渋するからであった。現代のようには、舗装ができなかったためである。
また、わが国では、石を単なる物体とは考えていなかった。すなわち石も生きていると思っていた。国歌「君が代」にある「さざれ石の巌となりて…」のようい、小さな石がやがて大きく成長すると考え、石にも魂があるものとされていた。石は大いに尊重されていたのである。
このように、石は尊ばれ、また神社で敷石として用いられることが多かったため、敷石は間接的に神社を表わすようになった。そして、神主や有力氏子らがそれを家紋として用いるようになった。家紋の石畳は真四角の石が一個というのが基本形である。
とはいえ、真四角の石が一個だけでは四角い餅などと間違えられる。そこで、畳形に配置するように数個の石を連続して用いることが多い。三つ石、五つ石などであり、これが石畳紋である。 ー via. 苗字と家紋


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「細輪に三ツ石」と「糸輪に三盛立石」の違いは、輪の太さ(細輪 > 糸輪)と石の形。「盛」が付いていると正方形(っぽい)ではなく長方形になる。

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「石持ち地落とし四ツ石」の「石持ち地落とし」は、今は「石持地抜き(こくもちじぬき) 」に統一されているそう。

石持地抜き(こくもちじぬき)
白抜きされた石持ちの中に地色と同色で紋章を施したもの。
以前は単に「石持ち○○」「石持ちに○○」や「石持ち落し」「石持ち地落し」「石持ち地落ち」などとも呼んでいたが、「紋典」と「平安紋鑑」からこの名称に統一された。
ー via. 「家紋用語集」 家紋研究 (有)染色補正森本

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石紋(石畳紋)は元がシンプルなだけに逆にいろんな印象の紋を作り出せるのだろうなぁと感じました。個人的には石車がかっこよくてお気に入り。

以上、石紋20種でした。次は稲妻紋(電紋)作ります!


家紋関係の記事は以下から。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。 暑くなってきたので冷たい飲み物が美味しいです。