見出し画像

〈第17章〉 山ウド畑でつかまえて

山ウド畑を管理しています。一反くらいの広さに、30株程度の山ウドが植えられています。まもなく、山ウドの収穫期。食べられるくらいに育っているか、遊びに来ていた友人と一緒にチェックに行ってきました。

例年4月の下旬に収穫するので、実際に掘り返してみると土のなかにウドくん達の小さな芽を出ていました。予想通り、これから大きく育っていく準備中、でした。

スーパーなどですでにウドは売られていますね。こちらは栽培物といって、日光を遮った室(むろ)などの暗い場所で育てます。陽が当たると硬く筋張った緑色になってしまい、食用には向かないからです。

それに対して、天然物は芽の上に土を高く盛って、強引に太陽を当てないようにします。この作業、結構な重労働。なにせ土ですので、くわやシャベルでよいしょ、よいしょと土を掘り上にのせ、掘ってのせて、掘ってのせて、、、

土盛りをした次の日は、絶賛全身筋肉痛になります。それでもやはり天然物。刻んで水にさらしアクをとれば、シャキシャキ、パリパリ、春の味です。陽にあたった部分は天ぷらなどにすると、山菜の香りが口の中に広がります。

ところで、「うどの大木」がありますが、見たことはありますか。

春に小さな芽を出すウドですが、真夏には、その芽が2m〜3m近くにまで成長します。その間に葉を広げ、太陽からたくさんの栄養を吸収するのです。おかげで毎年全く肥料などを加えることなく、春になるとまた芽を出してくれます。

ただし、「大木」という表現には違和感を覚えます。そもそも、木ではないのです。直径2センチ強の硬い茎が1つの株から何本も伸びている状態です。ウドの株全部が一斉に伸びますので、畑の風景も一変。まるでジャングルのようになってしまいます。

この時期にやる仕事は、そのジャングルを半分程度の高さに剪定することです。剪定といっても量が多いので、エンジン刈払い機を振り回し、ブインブインとなぎ倒すのです。栽培というより、格闘です笑。

たらの芽、ふきのとう、こごみ、ぜんまい、などなど、この時期、地元の直売所の棚には、近くの農家さんが収穫した山菜が並びます。多くが天然物なので、同じ時期に育ち、販売されます。

したがって、値段は驚くほど安くなります。ちょっと時期をずらしたりできれば、値段も変えられるのでしょうが、そこは自然のまま育った作物。どうしようもありません。

時期が過ぎると、山菜たちは一気に姿を消し、また来年に会いましょう、となるわけです。

天然の山ウドを食べたい方、是非こちらの山里まで遊びに来てください。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

ダンケ・シェ〜ン! とりあえず、ビール行っちゃいましょう!
6
今しかない時、いつでもいい時、勝負の時、何も考えない時. . . . .その時々、カフェで一杯の☕️を口にするような、文を綴れたらいいなぁ〜〜、って、 https://twitter.com/chevalviolet
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。