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つみき書店に発表した自作まとめ1

風みどりさんのブログで定期的に開催されている敷居低めの作品展に、これまで何度もお邪魔させていただきました。発表作を時代順に纏めておくことにします。それだけなら風みどりさんのブログで「シナトラ」タグを検索するのと変わらないですから、+αとして投稿時の作者コメントを○で、今の自己評価を☆で書きました。

作意は書かないので、初見の方は解いてみてください。



詰将棋つくってみた2
(課題:玉方歩の頭に大駒を捨てる詰将棋を創ってください)

○歩頭に合計で4回も捨てるのが狙い(と言っても、うち2回は歩で取れない)。つまらないツインだが、a)とb)で捨てる順番が入れ替わってecho風の詰上りになるので、ギリギリ作品になったと信じて投稿。

奥鳥羽生:微妙なる 変化処理にて 成立す

springs:どうやったらこんなにシンプルで素晴らしいツインが作れるのでしょうか……

☆ツイン設定がどうも…。


詰将棋つくってみた6
(課題:攻方の飛車または角の不成を含んだ詰将棋を創ってください)

○ツインで捨てる駒と不成で動く駒の入れ替わり。対照性のレベルは低いが、仕方なかった。

馬屋原剛:今回の作品展の中ではダントツの出来。打歩詰系のツインに付きまとう「歩打が同一地点になってしまう」という弱点を見事に回避している。よくもまあ7手のツインをポンポンと創れるものだ。

☆7手詰のツインを作るのは、ある程度テクニックを要求される。本作は攻方・玉方ともに手のダブりが1つも無いところに注目してほしい。

☆アイデアに飛躍がないのが残念。


③詰将棋つくってみた7
(課題:両王手による詰上りの詰将棋を創ってください)

2解

○いきなり52角成は同銀が逆王手、また44馬とするのも同飛で角がpinされ、いずれも失敗。そこで初手は54角成/42馬として、3手目53に捨てておく。これでhalf-batteryから1枚消えた形になるため、はじめは成立しなかった52角成/44馬が両王手となり詰む。

○玉方の手が被っているのは出来の悪い証拠だが、そういうレベルで作品を見てくれる人も少ないのが複数解の現状。

占魚亭:ジラヒ&動きの対照。還元玉になる様式美もGood!

不透明人間:最終手51馬以下駒余りの順があるのはまずい。

☆この最終手余詰は作者としても気に入らない点。ただ、配置を汚して直す気力は無かった。

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