見出し画像

東京2泊3日(2)

【9月19日】

朝7時前に起床。いま起床と打ったら紀章と変換されてしまった。私は黒田紀章ファンなのだろうか?

今日は角さん・小泉さん・相馬さんが来る日だ。えらく早起きしてしまったなぁと思っていたら敏樹さんも早めに起きて、やはりトーク開始。

○好きな詰パラの担当者っている?
○宗看・看寿の意識の高さ
○最近の相馬慎一作品
○今回のキッズチャレンジについて
○Peter Rehmはやり過ぎ感あり?
○Johandlのセンスの良さ
○Garaiのユーモア
○Helpの歴史に欠かすことが出来ないParos

朝からこんなような話で盛り上がった。幾つか前日の晩(あるいはこの日の晩)にした話が混じってしまっているような気がしなくもないが、まあ良いだろう。

敏樹さんはおもてなしの準備ということで朝からサラダなどを準備してくださっていて、その間私は椅子に座ってプロブレムの本を読んでいる。自分だけこんな楽してて良いんでしょうか。


12時頃に角さんが早めの到着。お酒とおつまみを持ってきてくださった。角さんとお会いするのも3年ぶりか4年ぶりという感じ。やはりすぐ詰将棋の話になって、新作も見せていただいた。ちなみに夕刊フジ(週に5作)はもう5年もやられているということで、つまり右上6×6で15手以内の作品を1000個以上作っているというわけ。もの凄い努力だ!他にこんなことが出来るのは、詰将棋界広しと言えども須藤さんくらいしかいないのではなかろうか。

続いて小泉さんが登場。ケンタッキーとゲームを持ってきてくださった。氏曰く「小林宅をゲーム置き場にする」。そんな勝手な……と思っていたら、敏樹さんも満更でも無い感じなので、ゲーム持ち込みはオッケーみたいです(ほんとかな)。13時頃に相馬さんも登場し、これで全員集合。

早速お目当ての相馬さんに色々とインタビュー、というかお喋り。まず言いたかったのは詰パラ7月号のデパートのやつ凄いですね、という話。相馬さん的には別に…という感じなんだろうけど、私からするとああいうのが一番作りたいのだ!前日に敏樹さんとも話して、これ傑作だねということで意見が一致した。このブログの読者の方にも見ていただこう。結果稿がまだのため解答は記載しない。

相馬慎一作
詰パラ2022年7月


この「攻方王+玉方のmasked battery」の組み合わせは、連続pelleを最短で実現した作品(風みどりブログとスマホ詰パラで1作ずつ発表)でも用いられているものだ。相馬さんによれば「このパターンで色々と試してみた」とのこと。

相馬さんの最近の短編としては、天月春霞さんが開催している「第2回YouTube詰コン」に発表された作品も良かった。そういえば、こちらはまだ結果発表がされてないから、世間にはどれか相馬作かすら知られていない。動画はいつ頃出るんでしょうか?
さらに少し前の発表作まで含めれば、裏短コンの「車線変更」や「Double Schiffmann」も非常に良い。私は相馬慎一こそ最高の短編作家だと思っているのだ!(中編はもちろんのこと!)


談笑する間に時刻は15時を過ぎた。小泉さんは17時頃に帰る予定なので、持ってきたゲームをやることに。最初に『セット』という頭を使うゲームをやったのだが、これがチョーむずい。ルールはちょっと複雑(やってみると明快なのですが)なので、ここでは説明しないが、今後敏樹さんのお家に行く予定がある方はネットで調べておいてください。非常に面白いゲームですよ。
注意力や瞬発力も求められるゲームのため、酔っ払い4人+シラフの私ということで、年齢差も考えると本来負けるはずのない戦いなのだが、角さんが冴え渡っていて完敗。参りました。角さんはとにかく決断が早かった。いや、残りの4人がお手付きを恐れすぎていたのかもしれない(笑)。

そのあとは有名な『ブロックス』をプレイ。私も得意なゲームなのだが、やはり角さんが連勝。角さん曰く「連盟に勤めていた頃にやり込んだ」らしいので、強いのも頷けるところ。1〜2時間ほどゲームで盛り上がったところで小泉さんは帰宅された。またゲームしましょうね!


夕方は主に将棋パズルの話をした。この分野は若島さんのツイートを中心に、最近Twitterでも注目度がアップしている。

まず遊んでみたのはこれ。たったの8手で出来るのだが、瞬殺というわけには行かない。

小林&シナトラによる解答は16歩、18香、48玉、58金左、68銀、59銀、96歩、97桂(のはず)

角&相馬による解答は16歩、18香、48銀、58玉、59金右、68銀、79角、76歩(のはず)

記憶が曖昧ですみません。角さんと相馬さんによると、「小林・シナトラ案の方が綺麗」。最短になるのはこの2解だけなのかな。
例えば、「同じ駒を2回動かしてはいけない」とでも書き加えれば手順まで唯一解になるのかもしれないが、そこまでする必要があるかは分からない。最短手数を答えるという意味では、条件を加えずとも唯一解だから。



こちらは鑑賞だけした。一見途方もないように思えて、やはりロジカルに解図できる(それがパズルだ!)。最後の1手短縮も見落としやすいところ。傑作と思う。


これもロジカルに初手を導くことができる好例。将棋パズルの古典の1つになりそうだ。


さて、もともと相馬さんは20時くらいには帰るという話だったのだが、私は「まだ帰らないでください」と引き留め、自作の将棋パズルや馬屋原さんが作ったパズルを並べて解いてもらっていた(迷惑?)。もちろん角さんも一緒に考えてくださっている。敏樹さんは後片付けをしているのだが、それでもたまに覗き込んでは考えている。好きですねぇ(笑)。

結局相馬さんは22時過ぎまでいたような…。スミマセン。いやしかし、これに関しては私が謝ることではないのである。相馬さんの帰宅が遅くなったのには、この旅行記の中で少しだけ登場したアノ人物が関係しているのだ!


次回へ続く…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?