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2021年プロパラHコース(94号)


94号では筒井浩実さんが超久々?に登場。常連の前嶋さんと看空さんを合わせて日本勢の作品が3作で、やはりこれくらいは欲しいところです。
海外作家のほうもAbdurahmanovic、Jones、Jonssonの御三家(と私が勝手に呼んでいる)に加えて、Onkoud、Trittenといった実力派が揃っていい感じ。

さて肝心の作品ですが、AbdurahmanovicさんやJonesさんはいつもに比べると低調で、ベストはこれでしょうか。


H1256

Abdelaziz Onkoud作

H#2 3sols

1.Sf5 Bd6 2.Qd3 Qa8#
1.Bf5 Bh2 2.Rd3 Qh1#
1.Kf5 Bxf6 2.d3 Qe5#

黒は初手が同地点でのunpin、2手目が同地点でのself-blockかつline-openingになっています。統一感抜群でお見事。


あとは常連のLozekさんの作品がいつも以上の出来でした。

H1264

Jozef Lozek作

H#3 b)bRh3→wR

a)1.Rxh2 a3 2.Rd2 axb4 3.Rd6 b5#
b)1.gxh2 Rxh2 2.Ba5 Rd2 3.Kb6 Rd6#

a)での黒Rの動きが、b)において白Rで再現されます。残りの手の付け方は少し雑かもしれませんが、これはこれで。

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