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【ラップ&馬体】桜花賞予想~この馬なら春2冠獲れるはず~

■過去4年の桜花賞平均ラップ

20年は重馬場でしたので極端な減速ラップとなってます。そのため、今回は4年分のデータで平均ラップにしております(赤線)
基本的には2Fが11秒切るラップです。向こう正面からフラットなスタートなのでタイムは落ちる事なく熾烈な先行争いになりやすいのが特徴です。コーナー手前で少しだけ落ち着いてそこからもう一段ギアを上げた瞬発力勝負に。最後の急坂で粘りながらゴール。総合力の高さが求められるレースです。

■桜花賞1着馬の好走ラップ
まず注目は2F目のタイムです。過去5年ともに2F目10.9秒以内のレースで好走しています。先の平均ラップでも述べた通りテンは緩まずに早目のレースで好走していないと1着は厳しそうです。

■桜花賞2着馬の好走ラップ
2着馬の好走ラップは中盤が緩む瞬発力型が多くみられます

■好走ラップ条件
加速型★★★
2F目11.1以内
4.5Fが最も遅く12.4以内
最速11.4以内
ラスト11.9以内
位置取り80%以上が多い

阪神JFタフ型★★★
2F目10.8以内
5Fが最も遅く12.0以内
最速11.2以内
ラスト2F減速
位置取り56%以上

主にこの2つが好走ラップ条件となります。

特殊型★
3着1,400m前傾
3着マイル平坦

■各馬のラップ分析

阪神JFを制覇したアスコリピチェーノはA評価にしています。過去の好走ラップと見比べても、見劣りしません。2歳冬の時点で桜花賞と遜色のないラップですので素晴らしいの一言です。
イフェイオンはC評価。フェアリーSでは最後まで減速することなく好走した点は評価したいです。ただし中盤がちょっと緩みすぎな気がします
クイーンズウォークは2F目がちょっと物足りないですが全体のラップでみると極端に緩むことなく更に加速してますのでその点を評価しました。
コラソンビートも悪くありません。巻き返しも十分!

チューリップ賞組がとても悩ましいです。過去のチューリップ賞好走馬のラップをみると過去10年で加速ラップばかりでした。今年のチューリップ賞のラップをみると中盤以降、一番遅いのが5F目11.7で最速が6F目の11.5と0.2秒しか加速してません。過去傾向からいくとこの程度の加速では瞬発力不足かなと思ってます。過去に前傾型のチューリップ賞ラップが無かった訳ではありません。前傾型になったのは21年です。メイケイエールとエリザベスタワーが同着で、3着にストゥーティが入ったとしてす。桜花賞ではメイケイエールが18着、エリザベスタワーが13着、ストゥーティが7着と散々たる結果となってます。そこを踏まえてのスウィープフィートはD評価です。
ステレンボッシュは阪神JFでのラップを評価してAにしました。阪神JFでは中2週での出走だったにも関わらず、あの好走です。今回はしっかりと間隔をあけてここへ臨みます。その点も評価したいです。

悩ましい1頭がチェルヴィニアです。前哨戦を挟むことなくアルテミスSからの参戦。そしてそのアルテミスSでは最後まで減速しないラップで走っています。最後まで減速しないラップで走ってる馬は余力を残したレースをしているので普通に好走してきます。しっかりと瞬発力もある馬だけに軽視はできないかなと思ってます。

■馬体ピックアップ
今回馬体からピックアップしたい馬は2頭です。
1頭目は「チェルヴィニア」です。一歩一歩が深くしっかりとした歩調で更に前肢と後肢の歩調バランスも申し分ありません。脚の長さと胴の長さの比率が均一でとても美しい黄金比。府中マイルなどは特にピッタリな馬体だと思ってます。阪神の外回りでも十分にやれる力強さと美しさを兼ね備えた馬体に感じます。

2頭目は「スウィープフィート」です。少し頭が高めではありますが後肢のキックバックの強さと鋭さはかなりしっかりしてます。後肢が後ろに伸びる度にビュッビュッと音が聞こえそうなキレです。ラップ適性は少し疑問ではありますがまだまだ経験の少ない3歳馬です。阪神の外回りを自慢の末脚で一気に追い込む姿が想像できます。


次点での注目馬はステレンボッシュです。ちょっと脚長の馬体です。胴にも丸太が一本入ったように芯のある作りをしています。オークスが抜群に合いそうなイメージが湧く馬体です。そう思って本命から一昨年、スターズオンアースを外し悔しい思いをしたので今年はラップ、末脚ともに期待しています。



アスコリピチェーノは得意レンジど真ん中に感じます。脚が長すぎずこの距離が現状はあっていると思います。阪神JFでは一番背中の使い方が上手だなと思ってみていました。特に大きくマイナスにするつもりはありません。


■予想まとめ
◎ステレンボッシュ
前走阪神JFは中2週とタイトな間隔にも関わらずタイム差無し2着。直線で少し窮屈になる場面もあった中で最後まで伸びてきていた点を評価したい。ラップ適性も高く、桜花賞を獲ってそのままオークスも制覇して欲しい。

〇チェルヴィニア
前走最後まで減速しなかったラップはまだまだ秘めたる素質を感じる。馬体的にも期待したい。

▲アスコリピチェーノ
こちらも馬体ラップともに評価できる。前走と変わってマークされる立場。上手く直線捌けるか?

◎単複、◎から馬連ワイド2点

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